ニッポンのおいしい、いただきます! ~京野菜の魅力に迫る Vol.2~

ニッポンのおいしい、いただきます! ~京野菜の魅力に迫る Vol.2~

おいしいモノが大好きなおうちごはん編集部とその仲間たちが、日本全国のおいしいモノを発見する企画『ニッポンのおいしい、いただきます!』の第2弾!人気の伝統野菜「京野菜」の魅力に迫る連載の2回目は、春の訪れを告げる京野菜『花菜』をピックアップしてご紹介します。

京都の伝統野菜「京野菜」の魅力に迫ります

食欲&物欲旺盛なおうちごはん編集部とその仲間たちが、日本全国にある「おいしいモノ」を発見していく連載企画『ニッポンのおいしい、いただきます!』。
まだまだ知られていない日本のおいしいモノを紹介していきます。

第2弾は、京都の伝統野菜「京野菜」を3回にわたる連載企画でご紹介。Vol.1では、冬の京野菜を代表する『えびいも』の魅力をご紹介しました。

ニッポンのおいしい、いただきます! ~京野菜の魅力に迫る Vol.1~

Vol.2となる今回は、春の訪れを告げる京野菜『花菜』についてご紹介します。

Vol.2 『花菜(はなな)』

産地:長岡京市、木津川市、八幡市、井手町、南山城村
出荷時期:11月下旬~3月中旬

花菜(はなな)は、別名「伏見縮緬寒咲きなたね」と呼ばれます。昔は切り花用として栽培されていたそうですが、戦後、その蕾を食用にするために野菜として栽培するようになったんだとか。

葉には多くの縮緬状のしわがあり、短い花茎に黄色い蕾が密生し、叢状になった部分を食べます。

花菜と菜花(なばな)の違いは?

花菜は、アブラナ科ナタネの一種です。専ら油を採る西洋ナタネに属するのではなく、平安時代から栽培された在来ナタネに属します。

▲写真は花菜。茎が短く、花蕾が大きい!

一方、菜花(なばな)もアブラナ科の野菜ではありますが、こちらは西洋ナタネ系統が多く、花蕾が小さくて茎や若い葉を食べる割合が大きいものです。

春の訪れを知らせる花の一つである「菜の花」ですが、実は「菜の花」と分類される植物は存在しないんだそう。アブラナ科アブラナ属の総称を意味するんだそうですよ。

開花寸前の蕾を収穫して食す花菜は、緑黄色野菜の中でも栄養価が高く、ビタミン、カルシウム、ミネラルなどが豊富。特にβーカロテン、ビタミンCが豊富なので、免疫力や抵抗力を高め、貧血予防にも効果があるといわれています。

花菜を使ったレシピをご紹介

心地よい歯ごたえと独特の風味が特徴の花菜。
からし和え、汁の実、お浸し、漬物などに使われることが多く、花の色とほろ苦い風味は、ともに春の季節感を表すものとして珍重されています。

この旬の美味しさを味わうべく、今回も@cao_lifeさんに花菜を使った料理レシピを考案していただきました! 早速、2品の花菜レシピをご紹介します。

cao_lifeさんプロフィール

岡山県在住。「おいしいモノ」「たのしいヒト」に出会うことがとにかく大好き。
おいしいモノの情報収集には余念がなく、気になったらまずは試してみるのがモットー。一目会えば、誰もが彼女の魅力にハマり、またすぐ会いたくなる、そんなオーラをまとった人気のインスタグラマー。

かおし (@cao_life) さんのInstagram

【1品目】花菜のペペロンチーノ

材料(2~3人分)

・花菜……1/2パック
・ベーコン……2枚
・にんにく……1かけ
・鷹の爪(輪切り)……適量
・オリーブオイル……大さじ1
・塩……小さじ1/4
・黒胡椒……適量

作り方

1. にんにくを薄切りにする。

2. フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて中火にかける。にんにくが色づいてきたら、鷹の爪、ベーコン、花菜、塩を加えて2~3分炒める。

3. 黒胡椒を振って全体を混ぜる。できあがり。

チーズをのせて焼いたバゲットにのっけて食べても美味しいです。そのまま食べるのとはまた違った味わいに!

@cao_lifeさんのおすすめポイント

花菜の歯ごたえとほんのり感じる苦みが美味しい一品ができました。白ワインにもビールにも合います。とてもシンプルなので、多めに作りおきしておいて、パスタの具材やリゾットのトッピングなどにしても美味しいです。鷹の爪は焦げると苦くなるので、先ににんにくだけを炒めるのがポイント。あっという間にできあがるので、とりあえずのおつまみにもぴったりです。

【2品目】花菜とあさりの白ワイン蒸し

材料(2~3人分)

・花菜……1/2パック
・あさり(砂抜きしておく)……1パック
・にんにく……1かけ
・オリーブオイル……大さじ1
・白ワイン……100cc
・塩、黒胡椒……適量
・エクストラバージンオリーブオイル……適量
・レモン……適宜

作り方

1. 花菜は塩ひとつまみを加えたお湯で30秒ほど茹でてザルにあける。にんにくをみじん切りにする。

▲花菜は生で加えると火の通り方が均一になりにくいので、予め下茹でしておきます。鮮やかなグリーンに色が変わる瞬間は、何度やっても心が躍ります!

2. フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて中火にかける。にんにくの香りが出たらあさりと白ワインを入れ、フタをして強火で加熱する。

3. あさりが開いたら花菜を加え、再度フタをして1分ほど加熱し、フタを開けて全体を30秒ほど混ぜる。味を見て塩気が足りないようなら塩を加え、黒胡椒を挽いて全体を混ぜたらお皿に盛る。エクストラバージンオリーブオイルをひと回しし、くし形に切ったレモンを添える。できあがり。

@cao_lifeさんのおすすめポイント

花菜を見たときに最初に頭に浮かんだのが、貝類との蒸し物でした。今回は残っていた白ワインがあったので使いましたが、無い場合は日本酒を使って酒蒸しにしても◎。花菜のほのかな苦みとあさりから出た風味や旨味が加わり、とても美味しく仕上がりました。レモンを搾ると味がかなり変化するので、お好みでどうぞ。スープが美味しいので、パスタを加えるのもオススメです!

おうちごはん編集部も食べてみました!

春が近づいてくると、関東でも菜花はスーパーに並ぶようになるので、旬のものとして楽しむ方も多いですよね。私も毎年菜花は食べますが、花菜は今回が初めて。同じく花菜初体験のよっすぃーと共に、早速調理していただいてみました。

花菜そのものの味を楽しみたいということで、定番の和え物に。
京都府が提案している「花菜レシピ3種(ごま和え・白和え・からし酢味噌和え)」にしていただきました。

春をいただきます!花菜レシピ3種 by 京都府 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが322万品

菜花よりも苦味は少なめ。沸騰したお湯で30秒ほどさっと茹でただけなのですが、茎の部分も柔らかくてとても食べやすかったです。でもちゃんとほんのりとした苦味とシャキッとした食感もあり、春の到来を感じることができる風味でした。

3種類のどの味付けにもマッチしていたのですが、おうちごはん編集部内ではからし酢味噌和えが人気でした。

続いても京都府が提案するレシピにチャレンジ。ゴルゴンゾーラのリゾットにしていただきました。

こちらもみんなから大好評! 
なんとなく和食に合わせるイメージが強かった花菜ですが、洋風のアレンジにもぴったり。ゴルゴンゾーラと花菜の風味が合わさって、なんとも大人な上品な味わいに。

菜花よりも苦味が少ない分、どんな味付けにも合わせやすいので、ぜひ色々な味付けアレンジを楽しんでみていただければと思います。

花菜とゴルゴンゾーラのリゾット by 京都府 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが322万品

次回、Vol.3は『京丹波大黒本しめじ』をご紹介!

ちょうどこれから旬のシーズンを迎える花菜。春の訪れを感じる旬の味です。
花菜を見かけたら、ぜひみなさんも春の味を楽しんでみてくださいね。

さて、次回はいよいよ京野菜の最終回。
ラストを飾るのは、『京丹波大黒本しめじ』です。お楽しみに!

(text by かねこま)

「おうちごはんでぜひ取り上げてほしい!」というおすすめの食材がある方は、その食材の詳細&おすすめポイントとともに、ぜひおうちごはん編集部までご連絡ください!
みなさんからの情報をお待ちしております。

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おうちごはん編集部 担当:金子宛

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