
【季節の手仕事】ふきをおいしく食べるための下ごしらえ
春の代表的な野菜のひとつであるふきは、なんといっても鮮度が大切! 加えてアクや筋もあるため、収穫(購入)したらできるだけ早く下ごしらえするのが、おいしく食べるためのポイントです。
下ごしらえ方法は下記リンクをチェック。写真付きで分かりやすいので参考にしてみてくださいね。
下ごしらえが済んだふきは、水にさらした状態で冷蔵庫で保存しましょう。毎日水を取り替えれば一週間ほど日持ちするそうです。
ふき料理の定番から変わり種まで!おすすめアレンジ10選
【1】日本の代表保存食!きゃらぶき
きゃらぶきとは、ふきの茎を醤油や酒などで煮詰めたもののこと。水を使わないため、長期保存も可能な、古くから食べられている料理のひとつです。
炊き立てのごはんのお供はもちろん、お茶漬けの具にもぴったり。素朴な味わいなのでお茶請けとしても重宝します。
【2】筍とふきの炊き合わせ
同じく旬の食材の筍と一緒に炊き合わせれば、口いっぱい春の香りを堪能することができる贅沢な一品に。素材の色合いを活かすため、味付けは薄口しょうゆを使うのがポイントです。
【3】ふきの炊き込みご飯
季節の食材を、炊き込みご飯で堪能される方も多いのでは? ふきの炊き込みご飯も外せませんね。
@t_ammy さんは、具に新ごぼうと油揚げをプラスし、白だし・みりん・酒・少しの醤油で味つけされたのだそう。
ふきの香りは抜群に良いけれど、もう少し食べ応えが欲しいとき、ごぼうと油揚げのおかげで深みが出ておいしさがアップします。
【4】ちらし寿司に混ぜ込んで
ハレの日の定番メニューのちらし寿司。刻んだふきを酢飯に混ぜ込めば、いつものちらし寿司も風味が格段にアップ! シャキッとしたふきの食感も心地よく、ひとくちごとに春が存分に味わえます。
【5】筍とふきのペペロンチーノパスタ
和食に使うことの多いふきですが、油との相性が良いため、ペペロンチーノパスタの具に活用するのもおすすめです。筍も加えれば、ふきとはまた違った食感で食べ応えがアップ!
【6】ふきを使った和風オムライス
細かく刻んだふきをごはんと炒めてチャーハンにしたり、和風オムライスにするアレンジも必見! 茹でただけのふきでも、味付けしたふきでもどちらで作ってもおいしそうですね。中途半端に残ってしまったふきの救済にも一役買ってくれそうです。
【7】ふきのにんにく味噌炒め
にんにくをたっぷり使い、味噌ベースで味つけすれば、あつあつの白いごはん必須のスタミナメニューが出来上がり! これなら、ふきの独特の風味が苦手な食べ盛りのお子さんも、モリモリ食べられそうですね。
作り方
1. オリーブオイルとにんにくでふきを炒める
2. 味噌大さじ1、味醂と料理酒を大さじ2くらいずつ、お醤油は小さじ1くらいで5分くらい炒める
3. 仕上げにすりごまをかけて、お好みで一味唐辛子をかけて召し上がれ
出典:Instagram(@mikiko.orange)
【8】ひき肉入りできんぴらに
油と相性が良いので、甘辛くきんぴらにするのもおすすめです。
お好みのひき肉を加えれば、晩ごはんのおかずはもちろん、おつまみやお弁当にもぴったりなので、作り置きしておくと重宝します。
【9】アサリとふきの酒蒸し
おうちごはんでもコラムを寄稿くださっているちづかみゆき先生は、アサリとともに蒸してカラダにうれしいアレンジをされています。
もっとボリュームを出したいときには、厚揚げをプラスするのがおすすめだそうですよ。
作り方
少しの豚ひき肉とにんにくを軽く炒めてからお酒とアサリ入れて蒸し炒め、途中ふき投入、ナンプラー、コショウで味付け。仕上げにレモンをしぼって召し上がれ。
出典:Instagram(@miyukichizuka)
【10】山形県の郷土料理「だし」風
こちらはきゅうりやなすなどの夏野菜と、みょうがやしそ等の薬味を合わせて作る山形県の郷土料理「だし」を、ふき・わらび・みず・せり、天然の山菜のみで作るアレンジ。
そのままごはんにたっぷりかけて食べるのはもちろん、納豆や冷や奴にかけたり、そうめんの具にしたりと、様々な料理に重宝する万能メニューです。
和洋折衷ふき料理を堪能
ふきは数少ない日本原産の山菜であることから、全国各地に自生するとっても身近な食材。ぜひ様々な料理に活用して、味わい深いふきの魅力を再発見してみてはいかがでしょうか。