
たまご料理が誘う世界旅行へGO!
エッグベネディクト(アメリカ)
アメリカ発祥の朝食メニュー「エッグベネディクト」。“ニューヨークの朝食の女王”と呼ばれる人気レストラン「Sarabeth’s」の看板メニューの1つで、同店が日本に上陸したときはブームになりましたよね。
「エッグベネディクト」は、イングリッシュマフィンの上にハムやベーコン、ポーチドエッグをのせ、オランデーズソースをかけたもの。
オランデーズソースは、卵黄、塩・こしょう、レモン汁、溶かしバターを混ぜ合わせて作るソースで、こってりとした濃厚な味わいが魅力です。半熟たまごのとろ~り感と相まって、一口食べれば幸せな気分に!
@megpupulさんは、初挑戦ながらこの美しい仕上がり。味の方もばっちりだったようですよ。
トッピングを変えて味に変化をつけたり、イングリッシュマフィンをバケットやパンケーキに変えたりと、アレンジを楽しむのもおすすめです。
エッグインクラウド(アメリカ)
アメリカのInstagramで話題となり、「エッグベネディクト」に続く人気のたまご料理となった「エッグインクラウド」。
ふわふわのメレンゲに卵黄をのせて焼いた目玉焼きは、見た目がかわいらしく、独特の食感がクセになるおいしさなんです。
@sayamiya_38さんのように、トーストにのせれば朝ごはんにぴったりな一品に。とろ~り、ふわふわ、サクサクっとした食感の違いを楽しみながら召し上がれ!
ウエボスディボルシアドス(メキシコ)
メキシコの定番朝ごはんといえば「ウエボスランチェロス」。ウエボスは「たまご」、ランチェロスは「牧場風」という意味で、トルティーヤの上に目玉焼きをのせ、辛いサルサをかけた料理です。
一方、こちらは、2つの目玉焼きに赤と緑のサルサをそれぞれかけた「ウエボスディボルシアドス」。直訳すると「離婚したたまご」になるのだとか。面白いネーミングですよね。
@kattsun_chovさんもこのネーミングに惹かれて「作らねば!」と決意したそう(笑)。緑のソース「サルサ・ヴェルデ」は市販品を使い、赤のソース「サルサ・ロハ」はチレ・アンチョという唐辛子で手作り。
一皿で2つの味を食べ比べできるのが楽しいですね。
フラメンカエッグ(スペイン)
スペインの郷土料理「フラメンカエッグ」はフラメンコダンサーが語源とされ、真っ赤なトマトソースと彩り豊かな野菜を半熟たまごに絡めていただきます。
作り方は、野菜を炒めたらトマトソースで煮込み、たまごを落としてオーブンなどで焼いたら出来上がりです。
入れる野菜は、パプリカやナスなどお好みで。@tamomixさんのように、グリンピースを入れると華やかですね!
ブリック(チュニジア)
北アフリカにあるチュニジアでポピュラーな包み揚げ料理「ブリック」。マルスーカと呼ばれる薄いパイ生地の中にはたまごが包まれていて、ナイフを入れると中から黄味がとろ~り!
具材は、ツナをはじめ、鶏肉、ジャガイモ、玉ねぎなどさまざまで、揚げたてアツアツにレモンを絞っていただきます。
日本で作るなら、マルスーカは春巻きの皮で代用できます。@higucciniさんは、春巻きの皮にツナとジャガイモとたまごを詰めて。パリパリの皮の中にはとろとろのたまごに、うまみたっぷりのツナとジャガイモ……。想像しただけでもたまりません!
スコッチエッグ(イギリス)
イギリスの伝統料理「スコッチエッグ」は、日本でもポピュラーな洋食メニューの1つですよね。ゆでたまごを肉だねで包み、衣をつけて揚げて作ります。
@naocook221さんは、半熟たまごのスコッチエッグにトマトソースを添えて。たまごのとろとろ具合が絶妙で、ボリューム満点なのもうれしいですよね。
ソースやケチャップでもいいけれど、トマトソースにするとご馳走感がアップしますね。
スフレオムレツ(フランス)
「スフレオムレツ」といえば、フランスのモン・サン・ミッシェルの有名レストラン「ラ・メール・プラール」の名物料理。
卵白を泡立てスフレのように焼き上げたオムレツは、ふわっふわの食感が魅力です。主な材料はたまご、塩・こしょうととってもシンプル。
上手に作るポイントは、卵白を角が立つまでしっかり泡立て、そこに卵黄を加えて生地ができたらすぐにフライパンで焼くこと。
@kitchin.haruさんのように、ソーセージやサラダを添えれば、すてきな朝ごはんの完成です!
メネメン(トルコ)
トルコの定番朝ごはん「メネメン」は、たまごやトマト、香辛料などを使ったトルコ風スクランブルエッグ。
野菜の旨味ととろとろのたまごが溶け合った味わいは、クセになりそうなおいしさです。特別な食材や香辛料を使わなくても、手軽に本場の味が楽しめます。
玉ねぎ、ピーマン、トマトを粗みじん切りにして順番に炒め、時々熱湯加えつつくたくたになったら塩・胡椒。とろけるチーズも切って入れて、最後に卵を落として火を通したら出来上がり♪
@londonbus_139さんのように、玉ねぎとピーマンを入れると食べ応えアップ。辛い物が好きな方は、赤唐辛子を加えても!
シャクシュカ(イスラエル)
イスラエル版目玉焼きとも言うべき「シャクシュカ」は、手軽に作れて、栄養も満点。トマトやピーマン、玉ねぎなどの野菜を炒め、その上にたまごを割り入れて作ります。
シンプルな料理だけに、@kukodarmaさんのようにアレンジを楽しむのもすてき。
具材は、玉ねぎ🧅ベーコン🥓マッシュルーム🍄(お好みのスパイス)そして今回はちょっぴり和風に、いろは醤油 (だし醤油)をトマトソース🍅に入れて、ポーチドエッグ🍳を落としました🥚
だし醤油を使った和風のアレンジが新鮮。ごろごろ入ったマッシュルームも存在感たっぷりで、マネしたいアイデアが満載です!
ツァイプータン(台湾)
台湾の家庭料理の1つ「ツァイプータン」は切り干し大根入りのたまご焼きで、屋台のメニューとしてもおなじみ。ふわふわのたまごとシャキシャキとした切り干し大根(菜脯)の食感の違いが楽しめます。
@shimano_shokudoさんは、菜脯の代わりに残っていたもやしと搾菜を使ってアレンジ。材料は、たまご2個のほか、搾菜、もやし、青ねぎ、塩、胡椒、胡麻油。作り方は下記のとおりです。
作り方
1. もやしを、塩+胡麻油を加えたお湯で茹で、2〜3cmくらいの長さに切ります。
2. 搾菜、青ねぎを細かく切ります。
3. ボウルに卵を溶き1と2を入れ、搾菜の塩加減を見ながら塩と胡椒を加え、良く混ぜ合わせます。
4. 小さめのフライパンに胡麻油を入れ、充分に熱したら3を流し込み、お箸でフライパンの外側から中へ焼けた部分を混ぜ込みます。
5. 完全に火が通る前に形を整え、フタをしてしばらく待ち、ひっくり返して、焼き目がつけば出来上がりです。
レシピ出典:Instagram(@shimano_shokudo)
ポイントは、胡麻油を少し多めにして、しっかり焼くこと。それによって、たまごが香ばしくおいしく仕上がるのだとか。また、食べている途中で、黒酢をつけて味変しても。
ぜひお好みの食べ方を見つけてくださいね。
ケランチム(韓国)
韓国の家庭料理「ケランチム」は、ケランが「たまご」、チムが「蒸す」という意味で、日本の茶碗蒸しに似たたまご料理です。
@scooking_nomさんは、卵白を多めにしてあっさりめに。さらに明太子を加えることで、食欲をそそる味わいに仕上げています。
卵・明太子・塩をボウルでよく混ぜる。小さめの鍋に水と本だしを入れて沸騰させ、そこによく混ぜた卵を2-3回に分けて投入。ある程度火が通ったら蓋をして蒸らしてネギを散らす。完成。
口に入れると、ふわふわのたまごと出汁のやさしい味わいが広がり、ピリリとした明太子が絶妙なアクセントに。
朝ごはんとしてはもちろん、辛い韓国料理のお供にもぴったりですよ。
世界のたまご料理でマンネリ知らず!
たまごは栄養満点でお値段もお手頃な優秀食材。たまご料理のレパートリーを広げて飽きずに楽しみたいですね。
また、海外旅行に行きたくても行けない昨今、たまご料理をとおして世界旅行気分を味わってみるのもいいかもしれません。