
キッチンの除菌、どうしてる?
近年、私たち生活者の衛生意識は高まっており、特にこのコロナ禍においては住まいの菌が気になるという方が多いのではないでしょうか。
中でも、キッチンの調理台などの食品を扱う場所や食卓、ダイニングなどの菌は気になりますよね。
家庭内の「菌」に対する意識の高まりは筆者自身も実感してはいますが、では具体的になにか除菌対策をしているかと問われると、あまり行動には移せていないというのが正直なところ。
みなさんはキッチンや食卓の除菌対策、どうしていますか?
今回は、くらしのキレイを応援するお掃除アイテムや除菌対策グッズを販売されている花王株式会社さんで『くらしの研究』に取り組んでいる生活者研究部のみなさんにお話を伺いました。
一般家庭を対象に行った住まいの菌実態調査の結果を分析しつつ、すぐに実践できる住まいをキレイに保つ除菌のコツについて教えていただきます。
菌が気になるのに除菌していないというギャップ……
既婚女性を対象に「家庭内で菌が気になる場所」を聞いてみると、多くの方がキッチンの調理台など食品を扱う場所やトイレなど、家庭内の広範囲にわたって菌が気になると回答。
しかし、菌が気になっている割合と除菌している割合に差があり、菌が気にはなっているけど実際には除菌していないというギャップがあることがわかりました。

なぜ除菌しないのかという理由としては、「やり方がわからない」「どんな洗剤が有効かわからない」といった声もあるそう。うんうんと思わず頷いてしまいますね……。
キッチンの菌汚染実態
さらに、家庭内のどこにどのくらいの菌が付着しているか見てみましょう。
キッチンスポンジ(掃除用)はほとんどの家庭で菌数が多く、台ふきんはキッチンの排水口とほぼ同レベル、そして調理台や食卓、ダイニングの床はトイレの床と同レベルの菌がいたそうです。
さらにびっくりするのは、冷蔵庫の野菜室の菌の多さ。冷蔵庫の野菜室は約3~7℃に保たれているにもかかわらず、食中毒原因菌を含むことで衛生指標菌(腸内細菌科)が他の場所と比べて多く検出されました。これは野菜に付いた土に由来する可能性が考えられるとのこと。冷蔵庫は除菌していない人も多い場所なだけに、注意が必要です。
除菌のコツとは?
衝撃的な調査結果を目の当たりにして、筆者は「今すぐ除菌の方法を教えて~~!!」と悲鳴をあげかけています……。一体どのようにすれば、住まいをキレイに保つことができるのでしょうか?
菌数調査の結果をもとに、菌数の少ない家庭と多い家庭、それぞれの拭き掃除行動を見てみると、傾向に違いがみられたそうです。
除菌表示のある製品を使う
菌数少ない家庭は、除菌表示のあるスプレーや使い捨てシートを使用しているのに対し、菌数が多い家庭では、台ふきんで水拭きをしている家庭が多いという結果に。
どちらも「除菌したい」という意識をもって拭き掃除をしているものの、しっかりと除菌表示のある製品を使っているかどうかによって明らかな違いが出ています。
拭き残しがないようにまんべんなく拭く
また、拭き方の違いも明らかに。
菌数が少ない家庭では、全体をしっかりまんべんなく拭いている傾向が見られたのに対し、菌数が多い家庭では、アルコールスプレーを使っていたとしても拭き方にむらがあるなどの違いがみられたそうです。

ふきんを丸めた状態で指先だけで拭くのはNG。しっかりと手のひら全体を使い、力を入れて拭くようにしましょう。

また、拭きムラがあるのももちろんNGです。まんべんなく全体を拭くように意識してみてください。
都度水洗いをしながら台ふきんで拭き掃除をすれば、なんとなくキレイになっているような気がするものの、やはり目に見えない菌は残っているんですね。
たったこれだけ?と一見当たり前のことのように感じますが、意外とこの基本ができていない人が多いというのが実態。除菌のコツは、除菌表示のある製品を選び、拭き残しがないようにまんべんなく拭くこと! また、台ふきんやキッチンスポンジ(掃除用)など菌が多くなりがちな道具や冷蔵庫の野菜室などは、注意して定期的な除菌を心がけましょう。
これらのちょっとしたポイントを押さえるだけで、除菌行動が今まで以上に効果的になるはず。目に見えない菌だからこそ、しっかりと対策をしてキレイを保ちたいですね。
おすすめの除菌製品
除菌行動のコツがわかったところで、続いてはおすすめの除菌製品をご紹介したいと思います。
先にも述べましたが、「除菌」表示がある製品を使うということは、除菌における大切なポイントの一つ。用途に合わせて適切な除菌製品を選ぶようにしたいですよね。
食器用プレ洗剤『キュキュット あとラクミスト』

食後すぐに食器を洗えないときにかけておくという新しい提案として発売された食器用プレ洗剤『キュキュット あとラクミスト』。
食後に食器を放置しておくと、菌がは繁殖してしまう可能性も……。すぐに洗えないときにもミストをかけておけば、放置中の菌の繁殖を抑えて汚れを落としやすくし、あとの食器洗いを楽にしてくれる優れもの。酵素が汚れの内部に浸透し、おとしやすいように汚れを分解、さらにこの汚れを分解した状態を長時間キープしてくれるんです。
時間が経つと落としにくくなる汚れも、「あとらくミスト」をかけておけば水につけておくよりもラクに短時間で洗うことができます。
すまいの除菌 シリーズ 『クイックル Joan』

ノンアルコールで99.9%除菌ができ、 乳酸菌生まれの「発酵乳酸」配合で24時間抗菌ができる、新しいすまいの除菌シリーズ『クイックル Joan(ジョアン)』。
除菌効果の性能を求めつつも、アルコールで手が荒れてしまったという経験がある方も多いですよね。『クイックル Joan』は、天然由来成分である「発酵乳酸」を抗菌成分中に配合し、やさしさ処方で除菌・抗菌性能を実現した商品です。赤ちゃんや小さなお子様がいるご家庭でもやさしく使うことができ、食卓・調理台・テーブル・カウンターから、家具・冷蔵庫の中、子供用品・ペット用品まで安心して除菌することができます。
調理台や食卓はもちろん、見落としがちな水道の蛇口まわりの汚れや冷蔵庫の中の菌対策にも「クイックル Joan」は大活躍。スプレータイプとシートタイプがあるので、用途に合わせて上手に使いながら、しっかりと除菌対策をしましょう。
話題の新商品!浴室用洗剤『バスマジックリン エアジェット』

キッチンや食卓以外にも除菌対策で気になる場所といえば「浴室」。
浴室用の洗剤として除菌対策にもおすすめの話題の新商品もご紹介しちゃいます。
誰でも簡単・確実に ミストを 塗布できる “連射ミスト”を採用。新開発の“速効分解処方”で浴そうの残留汚れをこすらずに30秒待って流すだけの次世代型バスクリーナー『バスマジックリン エアジェット』です。
握るだけでレバーの先端を自然に持てる形状と、テコの原理で軽く引けるレバーを採用し、軽い引き力でスプレーできちゃうので、老若男女を問わず誰でも少量のミストを隙間や重なりなく均一に塗布することができます。
お風呂掃除は特に担い手の多様化が進んでいる家事の一つでもあるので、バスマジックリン史上最高の洗浄力を実現した新商品のすごさをぜひみなさんも体感してみてくださいね。
効果的な除菌対策で、住まいをキレイに保とう!
目に見える汚れがなく、見た目がキレイなら清潔だと思ってしまいがちですが、見えないところにもたくさんの菌が潜んでいるんですね。
毎日過ごす住まいを快適にキレイに保つためにも、除菌対策はしっかりと行うべきだなと私も改めて実感しました。除菌効果のある製品を使ってみたり、拭き方のコツをおさえて掃除するなど、ふだんの掃除の仕方をほんの少し変えてみるだけで菌の発生度合は大きく変わってくるようです。
おうちの中の除菌と考えると、どこまで徹底したらよいのかとキリがないように感じてしまいますが、菌数の多い箇所や拭き方などのポイントを押さえて効果的に除菌すれば大丈夫! 目に見えない菌から家族を守り、住まいをキレイに保ちましょう!