こんにちは、英国料理研究家の綾夏です。

今回ご紹介するのは、おうちでのカフェタイムにもおすすめの「チョコレート ファッジ ブラウニー」です。

「ファッジィ」とは、“ねっとりした、歯にくっつく”という意味。なので、「チョコレート ファッジ ブラウニー」は、普通のチョコレートブラウニーよりも甘くねっとりとした食感のブラウニーのこと。

英国人はチョコレートが大好きで、ロンドンには可愛らしいチョコレート専門店がたくさんあります。そして、チョコレートを使った焼き菓子の中では、ブラウニーが一番ポピュラーなんです。

ブラウニーはもともとはアメリカが発祥のようですが、英国でもすっかり浸透してみんなに愛される焼き菓子として定着しています。

私は個人的にチョコレートが大好きなので、海外のめちゃくちゃ甘いチョコレートをよく買って食べていました。そして、食後のデザートによく「チョコレート ファッジ ブラウニー」を注文します！

少し温めてバニラアイスクリームか泡立てた生クリームが添えてあるのが英国流。キャラメルを添えてくれるお店もあるので、今回はそちらを再現してみました。

・無塩バター……100g
・牛乳……100g
・卵……2個
・クーベルチュールチョコレート……250g
・グラニュー糖……100g
・薄力粉……100g
・ココア……20g
・ベーキングパウダー……小さじ1/2
・粉糖……適宜

1. 型に切り込みを入れたベーキングペーパーを敷いておく。

2. 卵は常温に戻しておく。

3. 薄力粉、ココアパウダー、ベーキングパウダーを合わせてふるっておく。

4. オーブンは180℃に予熱しておく。

1. 鍋にバターと牛乳を入れて中火にかける。バターが溶けてふつふつしてきたら火を止める。

2. グラニュー糖を加えよく混ぜる。

3. 溶いた卵を少しづつ加える泡立て器でよく混ぜる。
※ここで温度計を使い、50℃になるように弱火にかける。

4. チョコレートを加え、よく溶かし混ぜ合わせる。

5. チョコレートが全て溶けたらボウルに移す。

6. ふるっておいた粉類を一気に加え、泡立て器でよく混ぜ、生地を均一にする。

▲焼き上がりの色がまだらにならないように、生地は均一にしっかり混ぜましょう！

7. 型に生地を流し入れ、180℃で30分〜焼く。
※竹串を刺して、生の生地が付いてこなければ焼き上がり！
※同じ生地でも、焼き時間のちょっとした違いで食感が全然変わってきます。色々な焼き方を試してみてくださいね。

8. 完全に生地が冷えたら、型から出してお好みの大きさにカットする。粉糖をかけて完成。

このブラウニーは、ロンドンに住んでいる友人に教えてもらったレシピのチョコレートを多めにして、私好みにアレンジして作ってみたものです。友人のレシピには、たっぷりのナッツとドライフルーツが入っていていました。友人曰く、「ブラウニーに合わせるのは絶対牛乳に限る！」とのことです（笑）。

ヘーゼルナッツや胡桃、ドライフルーツなどを入れても美味しいので、ぜひお好みにアレンジしながら作ってみてください。（入れるときは50gくらいから調整しながら加えてみるのがおすすめです！）

私はいつも濃いめのミルクティーと一緒に合わせて食べます。寒い季節ならではのリッチな組み合わせはとってもおすすめなので、ぜひみなさんもお楽しみくださいね。

私が「チョコレート ファッジ ブラウニー」を食べながら聞きたい曲は、「Cannons」の『Fire for You』という曲。

ロサンゼルスを拠点に活動している、Paul、Ryan、Michelle のメンバーからなるシンセポップ・トリオの曲です。ぜひ皆さんも聴いてみてくださいね！