出典 : @kou_ito_

味噌汁だけじゃない!旨味と栄養たっぷりの「しじみ」はおつまみやメインに大活躍

小さいけれど旨味も栄養もたっぷり詰まった「しじみ」。肝臓の働きをサポートするオルニチンが豊富なため、二日酔いに効くともいわれています。しじみといえば味噌汁というイメージがありますが、食べ方はそれだけではありません。しじみを調理する前に欠かせない「砂抜き」から絶品アレンジまで、しじみのおいしい食べ方をご紹介します。

しじみは砂抜き&加熱して食べよう

昔から「体に良い」といわれているしじみには、ビタミン、ミネラル、アミノ酸が豊富。さらに、貝類の中でも旨味の素となるコハク酸を多く含んでいるから、おいしさも抜群なんですよ。

調理前に忘れずに行いたいのが「砂抜き」。しじみを3~5時間程度、水につけて砂を吐かせます。

やり方は、バットの中にザルを置き、しじみが重ならないように並べます。そこに、しじみの殻の一部が水面すれすれになるように水を入れていくのですが、真水ではなく塩水を入れるのがポイント。

1リットルの水道水に約10g程度の食塩を入れた塩水を使うと、旨味成分が増えて味が良くなりますよ。

砂抜きが完了したらいよいよ調理へ。その際は食中毒を防ぐため、貝殻が開くまでしっかりと加熱することをお忘れなく。

しじみを使った定番メニューといえば「しじみの味噌汁」ですよね。しじみに含まれるオルニチンやタウリンは水溶性。味噌汁にすることで、汁に溶け出た栄養も摂取できるんです。

上のお写真の@charsweets24さんのように朝ごはんに取り入れれば、素敵な1日の始まりに。卵かけごはんとレバーの甘辛煮もあって、エネルギーチャージはばっちりです!

もちろん、味噌汁以外にもしじみのおいしい食べ方はたくさんあります。なかでも、おつまみやメインにぴったりの絶品アレンジをピックアップしました!

食べ方いろいろ!しじみアレンジ7選

カンジャンしじみ

カンジャンとは、朝鮮半島の伝統的な基本調味料の1つで、日本料理でいう醤油のこと。

@kou_ito_さんの「カンジャンしじみ」は、新鮮な“活しじみ”を口が開く程度にさっと茹で、カンジャンケジャンの漬けダレにワタリガニと一緒に漬け込んでいます。

漬けダレの材料をザッと書くと、

水と醤油を2:1、
生姜、ネギ、ニンニク、
唐辛子、大根、
タマネギ、りんご、黒糖、
昆布、かつお節、シイタケ。

それらをお鍋でじっくり煮出し、火を止めたら焼酎を加えれば完成。

出典:Instagram(@kou_ito_)

とろりと柔らかな食感としじみのやさしい風味がたまりません。

作る際は新鮮な活しじみを使用するか、活しじみ以外を使用する場合は、しっかりと加熱するようにしてください。

しじみとフキのニンニク醤油蒸し

しじみに春が旬のフキを合わせた、@yayoi_wakamatsuさんの「しじみとフキのニンニク醤油蒸し」。

フキの独特の香りと苦み、そして柔らかい食感が、しじみのおいしさを引き立てます。ニンニクの風味がお酒にもよく合うので、おつまみにいかがでしょうか。

材料

・ニンニクスライス……1片分
・しじみ(砂だしして冷凍しておいたもの)……250g
・フキ(下ごしらえして5cmぐらいに切り揃えたもの)……適量
・紹興酒 (なければお酒でも)……ひとまわし
・醤油……小さじ1程度
・白髪ネギ、糸とうがらし、パクチー……お好みで

作り方

1. フライパンにサラダ油を入れ、スライスしたニンニクを香りが出るまで弱火で炒める。

2. 1にしじみを入れ、一旦油となじませたら、フキ、紹興酒、醤油を加える。さっと混ぜたら蓋をして、しじみの殻が開くまで中火で加熱する。加熱しすぎるとしじみの身が縮んで固くなるのでときどき蓋を開けて確認し、殻が開いたものから取り出す。

3. すべて殻が空いたら皿に盛付け、あれば飾りに白髪ネギ、糸とうがらし、パクチーをのせる。

しじみの中華蒸し

以前、市場でしじみを購入して以来、そのおいしさのとりこになったという@cocoa.ajiさん。この日は、大阪市中央卸売市場で購入したしじみを「しじみの中華蒸し」に。

オイスターソースやニンニク、生姜などを和えた中華ダレがたまらないおいしさ。ビールのお供にぜひどうぞ。

止まらない美味しさ! しじみの中華蒸しのレシピ動画・作り方 | DELISH KITCHEN

しじみの紹興酒醤油炒め

しじみの炒め物は台湾小菜の定番。

@kaomachi_r16さんは、生姜、ニンニク、鷹の爪と一緒に炒めてから、紹興酒で酒蒸しに。紹興酒の芳醇な香りがおいしさを格上げしてくれます。

その味わいは、否が応でもビールが進んじゃいますよ。

作り方

1. フライパンにみじん切りにした生姜とニンニク、輪切りの鷹の爪を入れ、ごま油で炒める。

2. 香りが出てきたら、しじみを加えてさっと炒め、紹興酒を加えて蓋をして酒蒸しにする。

3. しじみが口を開けたらみじん切りのネギを散らして醤油を回し入れて完成。

天塩産しじみのボンゴレパスタ

ボンゴレ・ビアンコといえば、あさりを使ったパスタですが、あさりの代わりにしじみを使ってもおいしく作れます。

こちらの「天塩産しじみのボンゴレパスタ」は、@yacco.com.jpさんの旦那さん作。天塩産のしじみはしじみの中でも最高級で、あさりよりも大きく、食べ応えが抜群だったそう。

しじみの旨味がしっかり絡んだパスタは、間違いなく絶品です!

しじみうどん

うどんにしじみを入れれば、いい出汁が出て具材にもなって一石二鳥! スープに溶け出たしじみの栄養を余すことなくいただけるのもうれしいですよね。

@cha_________co9さんの「しじみうどん」は、ネギと揚げ玉も入って華やか。出汁を吸ったうどんを一口食べたら、そのあまりのおいしさに驚くはず!

しじみとひよこ豆とたけのこの炊き込みご飯

しじみの旨味と栄養をまるごといただくなら、炊き込みご飯もおすすめ。

料理家で栄養士のほりえさちこさん(@sachiko2614113)は、春が旬のたけのこや、葉酸豊富なひよこ豆を合わせて。

おいしいのはもちろん、生姜を使っているので冷え性改善にも役立ちます。ぜひお試しを!

冷え性改善レシピ!生姜の炊き込みご飯-ルルママ | 血流改善でママを応援するLULUMAMA(byキンカン)冷え性改善レシピ!生姜の炊き込みご飯-ルルママ

しじみには1年に2度旬がある

しじみは1年中食べられますが、夏の「土用しじみ」、冬の「寒しじみ」と、1年に2度の旬があります。特に、7月から9月頃にかけての土用しじみは、産卵期前でプリプリの食感が味わえるのだとか。

しじみを保存するときは、砂抜き後に冷凍しておくと便利。特に、夏の土用しじみは砂抜きすると日持ちしないので、冷凍保存がおすすめです。

旨味と栄養たっぷりのしじみを、ぜひさまざまな食べ方で楽しんでみてくださいね!

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