出典 : @sanaegohan

生のままでもおいしい!今が旬の「水茄子」を味わい尽くす、おすすめアレンジレシピ

旬を迎えた水茄子。毎年5月頃から8月頃にかけて、とっておきの水茄子が味わえるこの時期を心待ちにしている方も多いのでは?アクが少なく生のままでもおいしく食べられる水茄子。旬ならではの味わいをおもいっきり楽しみたいということで、浅漬けやサラダ、パスタなど水茄子を使ったおすすめのアレンジレシピをご紹介します。

生でも食べられる「水茄子」

水なすは大阪貝塚市の澤地域が発祥の地といわれています。(現在澤なすと呼ばれているものが元の品種といわれている)手で握るとじゅわっと水分があふれ出してくる水なすはかつて夏の農作業で乾いたのど潤す目的で栽培されていました。 交通も発達していなかったことから全国の市場には出回らず地元で消費されるだけの幻の茄子でした。

出典:https://www.sensyumizunasu.com/

初夏から夏場にかけて最盛期を迎える、今が旬の水茄子。皮が薄くてアクが少なく、その名の通り水分たっぷりを含む水茄子は、生のままでもおいしく食べることができ、まるでフルーツのような甘みとジューシーさも魅力です。

大阪・泉州地域で特産の泉州水なすを栽培されている北野農園さんによると、

「水なすはまずは生でそのまま食べていただきたいです。他の茄子との違いをダイレクトに味わえ、また水なすのみずみずしさ、甘さを一番感じられる食べ方です。お好みで生姜醤油やわさび醤油、またはお塩をちょんちょんとつけて食べるのもおすすめです」

とのこと。
※泉州地域=大阪府岸和田市、貝塚市、熊取町、泉佐野市などの大阪南部の地域のこと。
※泉州水なす=絹皮水茄子の認知度を上げるためJA大阪泉州、JAいずみのによって商標登録されたブランド名。


北野農園さんのホームページでは、おすすめのレシピや水茄子の歴史なども紹介されています。ぜひチェックしてみてください。

泉州水なすの歴史
水なす販売・通販・お取り寄せの「北野農園」産地直送でお届け

水茄子の白だし浅漬け

涼やかでみずみずしさが伝わってくる、水茄子の浅漬け。@ri_racoさんに教えていただいた作り方はこちら。

「水茄子はアク抜き用の塩水に数分つけてキッチンペーパーで水気を拭き取り、白だし、水、塩、生姜の千切りとともにポリ袋に入れ、もみもみしたら空気を抜いて冷蔵庫で一晩置くだけです」

お好みで酢や練りからしをプラスして。さっぱりとした味わいで、次々と箸が伸びてしまうおいしさです。

水茄子と大葉の甘辛和え

ほのかに香るクミンが食欲をそそる、水茄子と大葉の甘辛和え。

「韓国料理みたいなイメージで作りました。我が家は唐辛子は使わないのでパプリカパウダーで代用しました。風味も出ていて割とありでした!」と@ya_ma_san_sanさん。

ごはんのおかずとしても、おつまみとしても喜ばれる一品です。

材料

・水茄子……1〜2個
・大葉……適量

・ごま油……小さじ1
・クミンシード……小さじ1/2~1
・みりん……大さじ3
・醤油……大さじ4
・おろしにんにく……適量
・すりごま……大さじ3〜4
・パプリカパウダー……小さじ1/2
※我が家は子供用にパプリカパウダーですが、大人が食べるなら唐辛子の粉末でいいと思います。

作り方

1. フライパンにごま油を引き、クミンシードを入れて香りが出るまで弱火にかける。

2. 香りが出たら、みりんと醤油、おろしにんにくを入れて一煮立ちさせ、みりんのアルコールを飛ばしたら、すりごまとパプリカパウダーを加え混ぜ合わせて火を止める。

3. 細切りした大葉を2に入れて混ぜ合わせる。熱いうちに一口大に切った水茄子にかけて混ぜ合わせ、冷めたらできあがり。

レシピ出典:Instagram(@ya_ma_san_san)

水茄子のおつまみサラダ

包丁で切れ目を入れた水茄子を手でちぎるようにして皿に盛り、塩、白バルサミコ酢、パルミジャーノチーズ、ブラックペッパー、最後にオリーブオイルをたっぷりと。お好みでバジルを添えて。

「ポイントは水茄子を手でちぎることによって、オリーブオイルがよく馴染み、おいしくなります」と@mizuame7さん。

フレッシュな水茄子とパルミジャーノチーズの香り際立つおつまみサラダ、ワインがすすみそう。

梨と水茄子のサラダ

梨が出回り始めると毎年作られているという、@sanaegohanさんの水茄子を使ったアレンジレシピ。

「梨と水茄子に少しの塩。オリーブオイル、パルミジャーノ、たっぷりめの黒胡椒。ポイントは水茄子の切れ目から手で割って断面を粗くし、オリーブオイルの馴染みをよくすることです」

水茄子と梨、それぞれのみずみずしい食感と自然な甘さが堪能できる一皿です。

水茄子の豚巻き

にんにく味噌のおいしい香りが漂ってきそうな、水茄子の豚巻き。

「あまり焼きすぎると水茄子の水分も出てしまうのと噛んだ時の食感も変わってしまうので、程よく火を通すのがポイントです。ジューシーな水茄子とこってりめのにんにく味噌が相性抜群で、おいしいと思います」と@nao.052212さん。

大人も子どもも大好きな味で、暑い日でもモリモリ食べられる一品。水茄子がおいしい時期にぜひ!

材料

・水茄子……1個
・豚薄切り肉……適量
・小麦粉……適量

【A】
・味噌……大さじ2
・酒……大さじ2
・みりん……大さじ2
・砂糖……大さじ1
・にんにくチューブ……2cm位

作り方

1. Aは混ぜ合わせておく。水茄子は8等分に切り分けて豚肉を巻き、小麦粉を軽く振ってからフライパンで焼く。

2. 豚肉に火が通ってきたらAのタレを入れて、少し煮詰める感じで焼く。

水茄子と豚バラのパスタ

レシピ

多めのオリーブオイルで豚バラとにんにくを炒め塩胡椒。
茹であがったパスタを投入し、味付けは粉末の昆布茶と出汁醤油、胡椒。
麺がぱさついてきたらお水を入れます(お玉1杯から2杯)

パスタを盛り付け、輪切りしたみょうが、手で割いた水茄子の浅漬け
せりをトッピング(ねぎや三つ葉や大葉でも可)
 
豚バラをベーコンに代用してもいいと思います。
仕上げに出汁醤油を水茄子に少しかけて、炒りごまをパラパラかけたら完成です。

出典:Instagram @sinolec7

@sinolec7さんは、水茄子の浅漬けと豚バラ肉を使ってパスタに。

「水茄子の浅漬けはトッピングしているだけで火は通していません。フレッシュな浅漬けなので旨味が詰まった昆布茶を使い、みょうがやせりなどたくさんの薬味を添えて。水茄子の浅漬けとパスタの組み合わせ、とてもおいしかったです」

たっぷりの薬味がおいしさを引き立てる、夏におすすめの和風パスタです。

水茄子のお漬物ピザ

薄く伸ばした生地にオリーブオイルとパルメザンチーズをふって焼き上げ、仕上げに手で割いた水茄子漬と大葉をのせて。

「ポイントはピザ生地を薄くしてパリパリ感をだすことと、茄子が鉄分に弱く包丁で切ると風味が落ちてしまうそうなので、水茄子を手で割くことです!」と@noamayomiさん。

おつまみ感覚で楽しめる水茄子のお漬物ピザ、ビールにもワインにも合いそうですね。

夏のとっておきを楽しもう!

まるでフルーツのように甘くてみずみずしい水茄子は、生でも加熱してもおいしくて、夏の食卓をさわやかに彩ってくれます。

一口ごとに涼を感じるとっておき夏野菜、旬の水茄子をおもいっきり楽しんでください!

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