
伝統的な和菓子“琥珀糖”
琥珀糖(こはくとう)は別名“琥珀羹”(こはくかん)とも言い、煮溶かした寒天に砂糖・水飴などの甘味を加えて、固めた和菓子のこと。
“琥珀羹”は、錬りきりと組み合わせて夜空・川などを表現し、涼しげな夏のお菓子として人気です。昔はクチナシで琥珀色に色付けしたため、“琥珀”という名前になりました。
琥珀糖は半透明でカラフル、まるで宝石のような見た目で「食べられる宝石」として人気のお菓子です。
ギフトやおもたせにぴったり。人気の琥珀糖4選
琥珀糖人気の火付け役「シャララ舎」の琥珀糖
最近の琥珀糖ブームの火付け役と言っても過言ではない、シャララ舎。
まさに宝石のようなシャララ舎の琥珀糖は、まったく新しいジャンルのお菓子のような色合いやパッケージのデザイン性で人気です。
従来の琥珀糖は
和菓子屋さんの一角で、落雁などの干菓子と一緒にひっそりと売されています。
お茶の席などで使用される琥珀糖の味は
抹茶味や桜味、ほのかなミント味など
和風なカタチ、ほのかな味と色のモノが一般的です。
シャララ舎の琥珀糖は従来の琥珀糖と少し異なります。
『ココロ弾むお菓子』
をコンセプトに鮮やかな色と甘い酸っぱい味の琥珀糖を
フルーツピュレやリキュールなどで表現しています。
人のココロを少しだけワクワクさせるような
そんなお菓子を目指します。
こんな可愛らしい動物モチーフの琥珀糖もあります。
千葉県市川市に店舗がありますが、メールでの注文も受け付けられています。
江戸時代から続く京菓子の老舗「鶴屋吉信」の琥珀糖
江戸時代から続く、京菓子の老舗 「柚餅」「京観世」という銘菓を製造している鶴屋吉信にも、琥珀糖があります。琥珀糖のお菓子のジャンルは「干菓子」になるんですね。
鶴屋吉信の京都駅構内のカフェ併設のアンテナショップ「IRODORI」にも、限定商品の琥珀糖があります。
「琥珀糖」 こはくとう
10本入 1,080円
特定原材料等:なし
日保ち:20日
まるでパステルのような、スティックタイプのお干菓子です。 しゃりっ、つるっ。独特の食感に、ジャスミン・カモミール・ラベンダーなど 5種のフレーバーをこめました。
鶴屋吉信のオンラインショップでは、千玄室裏千家大宗匠に命名された琥珀糖が購入できます。お茶菓子としていかがですか?
石川県金沢の老舗「石川屋本舗」の琥珀糖
涼しげな琥珀糖の名前は「かいちん」。金沢では「おはじき」を「かいちん」と言っていた事にちなんだ名前だそうです。
金沢では「おはじき」を”かいちん”と
申しておりました。
お砂糖と寒天を使い色とりどりに
仕上げた様はまるでおはじきのよう。
幼い頃への郷愁を誘う、優雅で可憐な
干菓子です。
花や動物の形をしたかいちんも
販売しています。
「かいちん」は、石川屋本舗の公式サイトで買えますよ。
宮島銘菓もみじまんじゅうの老舗「藤い屋」の琥珀糖
パッと明るい元気カラーの琥珀糖は、あの“もみじまんじゅう”を手掛ける老舗藤い屋の琥珀糖。フランボワーズ、マンゴー、西洋梨といったフルーツを使った、ジューシーな琥珀糖です。
オンラインショップから購入できます。
おうちで手作りもできる!琥珀糖
琥珀糖は、なんとおうちでも手作りできます。2016年7月にレシピ本も発売されていますよ。
琥珀糖のモチーフや柄のアイデアレシピ集ですぐに使える型紙つきだそうです!
以下のリンクから購入できますので、気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。
こんなかわいい琥珀糖も、抜き型があれば作れます。
寒天と砂糖、そして色付けに使うジュースなど、材料が少なくて済むのも嬉しいですね。
インスタグラムでも、手作り琥珀糖を楽しむPicがたくさん投稿されています。
琥珀糖というお菓子だそうです。別名:食べられる石。偶然レシピを見つけて、これは作るしかない!と作ってみました。見た目はまずまず…かな。
ちょっとドジッちゃって多く作りすぎてしまいました。このまま乾燥させておくと周りがパリパリになってもっと鉱石っぽくなるそうです。
ファンタジー好きにはたまらないです(*´ェ`*)
手作りキラキラ琥珀糖
…になる予定
レモンと梅の琥珀糖を作りました
夏は甘酸っぱいのが爽やかでいいですね
あと少しで結晶化するんですが…
広げて乾燥させていたら
小さなかわいいネズミさんたちが
ひとつパクっ またひとつパクっ
さてさて、いくつ完成できるかな
キラキラと可愛くて、涼しげな夏のお菓子・琥珀糖。
女子心を掴むこと間違いなしの琥珀糖を、手作りしてみませんか?