【イタリアマンマのおうちごはん】イタリア人の定番ドルチェ「マチェドニア」

秋はフルーツがおいしい季節!イタリアも一年中フルーツが豊富で、みんなフルーツが大好きなんだそうですよ。今回は、そんなフルーツをたっぷりとつかったイタリア人にとっての定番ドルチェ「マチェドニア」の作り方やおいしいアレンジを緒方美智子さん(@michiko_frua_ogata)に教えていただきました。

秋のおいしいフルーツをたっぷりと召し上がれ!

Ciao!!
料理家の緒方美智子(@michiko_frua_ogata)です。

おいしいフルーツがたくさん出回る季節となりました。
イタリアも一年中フルーツが豊富で、みんな大好きです。

イタリアのおうちのキッチンやダイニングテーブルには、旬のフルーツやコンポートがボウルなどにいつも数種類盛ってあります。

何気なく置いてあるのが、絵になるような感じ。盛り付けるだけでもセンスが光りますよね。

そんなところにいつもイタリア人の美的センスを感じていました。

フルーツ大好きイタリア人の定番ドルチェ「マチェドニア」

マチェドニアとは?

さて、そんなフルーツを使ったドルチェ「マチェドニア」はご存知ですか?

「Macedonia マチェドニア」とは、いろいろなフルーツを混ぜて作るイタリア風のフルーツポンチのこと。「マケドニア王国」が多民族国家であったことに由来し、多くのフルーツを混ぜ合わせたものをイタリア語でマチェドニアと呼ぶようになったと言われています。

フルーツを切って混ぜるだけなので、日々の食後のデザートからおもてなしにまでササッとつくれてしまうイタリアの定番中の定番メニュー!

幼稚園や学校の給食、ホテルのビュフェの朝食にも、バールやトラットリアやリストランテにも必ずあります! ない場合でも、材料さえあれば作ってくれます。

専用のお皿まであるんです

そして、イタリアにはなんとマチェドニア用のお皿まであるのです。

その名も「マチェドニア」。

シリアルボウルより平たい器で、イタリアの家庭には必ずある食器。スーパーの食器コーナーから有名ブランドまで必ず取り扱っています。

大きなボウルを器に

大きなボウルにたっぷり作って、「マチェドニア」にサーブして食べるのが一般的です。

フルーツは小さくカットするより、少し大きめにざく切りしたほうが見栄えもよくおいしくできます。

作り方の基本は、オレンジかレモン果汁(市販のジュースは使いません)にお好みのフルーツとグラニュー糖、それと白ワインやリキュールを加える。これだけです。

フルーツはお好みですが、必須はオレンジ、りんご、いちご、キウイ、ぶどう。お好みでバナナ、ブルーベリー。他に季節の果物として、夏ならプラムやネクタリン、メロン、スイカ、秋なら洋梨などもおすすめですよ。

材料

・いちご……110g
・りんご……1/2個
・オレンジ……1個
・キウイ……1個
・パイナップル……200g
・ぶどう(皮も食べれるもの)……170g
・プラム……1個
・ネクタリン……1個
・ブルーベリー……適量

【A】
・レモン汁……1個分
・グラニュー糖……大さじ2
・白ワイン……50cc

・ミント……適量

作り方

1. フルーツをすべてひと口大に切る。

2. ボウルに1Aを加えてさっと和えて冷蔵庫で30分以上冷やす。

3. 食べる時にミントを飾り、サーブする。

アイスクリームやヨーグルト、グラノーラでのアレンジもおすすめ

「マチェドニア コン ジェラート」と言って、ヴァニラアイスをのせる食べ方もイタリアでは鉄板です。

また、グラスなどにヨーグルト(水切りヨーグルトやギリシャヨーグルトがおすすめ)やグラノーラなどと合わせるのもおいしくて、朝ごはんやおやつタイムにもおすすめです。

お好みの旬のフルーツで楽しんでみてくださいね。

ボナペティート!!

緒方美智子(@michiko_frua_ogata)| Instagram

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