
たっぷりチーズのカルボナーラ
こんにちは。英国料理研究家の綾夏です。
今回は、チーズをたっぷりと使った「英国風のカルボナーラ」をご紹介します。
日本のカルボナーラは、生クリームや牛乳を使って作るクリーミーな仕上がりが一般的ですよね。大人気だしこれもまたおいしいのですが、今回ご紹介するのは、生クリームや牛乳は一切使わずに卵黄をベースにたっぷりのチーズで仕上げたカルボナーラです。
距離的にもイタリアに近いイギリスでは、パスタを食べることはとても多いのですが、その中でもカルボナーラとボロネーゼはとても人気。ちなみに、本場イタリアでもカルボナーラには生クリームを入れないそうです。ロンドン生まれの日本人の友人は、「カルボナーラはチーズを楽しむパスタなんだよ。日本のカルボナーラは少し違うんだよ」と言っていました(笑)。
今回は、英国にいたときに友人が作ってくれたカルボナーラを思い出しながら、アレンジして作ってみました。生クリームを使わない分、濃厚なチーズの風味を楽しむことができます。

友人が作ってくれた時は、ピザ・ブレッドという(薄いパンみたいなもの)と一緒に食べたのですが、これが薄いのに1ピースが大きくてものすごくお腹いっぱいになった記憶があります(笑)。
英国風カルボナーラ

材料(2人分)
・パスタ……200g
・パンチェッタ……70g
・冷凍いんげん……50g
・冷凍グリンピース……50g
【A】
・ペコリーノチーズ……1カップ
・卵……2個
・オリーブオイル……大さじ1/2
・塩……適宜
・黒こしょう……適宜
作り方
下準備
・パンチェッタは幅1cmに切る。
・卵は常温にしておく。
・たっぷりのお湯でパスタを茹でておく。
1. フライパンにオリーブオイルとパンチェッタを入れて中火にかけ、パンチェッタがカリッとしてきたらいんげんとグリンピースも加えて2~3分炒めたら、火を止めて粗熱を取る。


2. ボウルにAを加えよく混ぜ合わせ、茹で上がったパスタを入れよく混ぜ合わせる。

3. 粗熱が取れた1も加え、よく混ぜ合わせて、塩・黒こしょうを加え味をととのえて完成。

濃厚なチーズの風味がたまらないっ!!

使うチーズによって塩気が多少変わってくるので、チーズの量はお好みで調整してみてくださいね。また、今回はペコリーノチーズを使いましたが、半分をパルメザンチーズで置き換えてもおいしいですよ。
クリーミーに仕上げたい場合は生クリームを大さじ2くらい加えてもOK!
お好みにアレンジしながら、ぜひおうちでお楽しみください。
「英国風カルボナーラ」に合わせたい1曲
私が「英国風カルボナーラ」を食べながら聴きたい曲は、Sinead O'Connor(シネイド・オコナー)の『Nothing Compares 2 You』という曲です。
アイルランド出身のシンガーの曲なのですが、先日友人と行った逗子のお店で流れていて、ロンドンに居た時よく聴いてたの思い出しました!