柚子を洗って適当にカットし、10〜20%の塩と混ぜておくだけで作れちゃう塩柚子。

「思い出したら保存瓶を1日1回くらい振ってくださいね。タジン鍋に使ってもいいし、普通の炒め物やパスタ、とにかくなんでも使えます」と@hiratsuka_spice_farmさん。

柚子の出回る時期に必ず作られるというこちらの調味料は、1週間くらいから食べられて、塩気を強めにして冷蔵庫で保存すると半年～1年くらい大丈夫だそうです。

捨てられてしまいがちな柚子の種は、焼酎に漬けて作った保湿剤に、グリセリンと精製水を混ぜて化粧水に。

詳しい作り方は、@hiratsuka_spice_farmさんのブログで紹介されています。柚子の種を使う場合もかりんの種と同じ方法で作れるとのこと。ぜひチェックしてみてください。

大きな完熟柚子を使って、3種類の調味料と柚子大根に。

「柚子醤油は果汁にお醤油混ぜただけなのですが、鍋のお豆腐に、大根に、とってもおいしかったです。柚子大根はタッパーいっぱいに作って、1日分をweckに入れています」

鍋の季節にぴったりな完熟柚子胡椒のレシピは@nicolalala68さんの投稿で紹介されていますので、画像をスワイプしてご覧ください。

アチャールとは、インドのピクルス（漬物）のこと。@hiratsuka_spice_farmさんは、旬の大根に柚子の果汁と皮の千切りをあわせて。

「一晩くらい寝かせた方が味が染み込んでおいしいんですが、今回は早く食べたくて大根をさいの目に小さく切りました。いつもは棒状に切ってます。大根の水分はよ〜く切ってくださいね」

カレーの付け合せなど作り置きしておくのと便利な一品は、塩加減や油の量などによりますが冷蔵庫で3日くらい大丈夫だそうです。

・大根……400g（1/4本くらい）　
・柚子……1個
・ターメリック……小さじ1
・唐辛子……1本
・すりごま……大さじ3
・砂糖……小さじ1
・油……大さじ3
・塩……適量

1. 大根をさいの目切りにして、塩で揉んで15分位経ったらよく水を切る。

2. フライパンでターメリックを乾煎りする。

3. ボウルにターメリック、種を取り除いた唐辛子、すりごま、砂糖、柚子の果汁を入れて混ぜ合わせ、水気をよく切った大根を和える。

4.フライパンで油を熱しボウルに注ぎ入れ、塩で味を調えたら完成。お好みで柚子の皮の千切りを添える。

レシピ出典：Instagram（@hiratsuka_spice_farm）

柚子がさわやかに香る、マッシュルームとかぶと生ハムのサラダ。

「様々な料理に使いますが柚子のアロマを存分に楽しむなら皮！　無農薬の柚子を使ってくださいね」と@japanese.fermentedfoodsさん。

ワインなどお酒との相性も抜群で、おもてなしにもいいですね。

・ブラウンマッシュルーム……60g（ホワイトでも良い）
・かぶ……150g
・塩……大さじ1/2
・生ハム……4枚
・オリーブオイル……大さじ1
・塩麹……大さじ1/2（塩で代用する場合は半量にする）
・柚子皮…… 少量（3cm×3cmくらい）
・粗びき黒胡椒…… 適量

＜下準備＞
・柚子（無農薬）はしっかり洗い水気を拭き、使う量の皮をそぎ切りにし、みじん切りにする。

・オリーブオイルと塩麹を混ぜる。

1. ブラウンマッシュルームは薄くスライスする。かぶも薄くスライスして塩もみし、5〜10分程置き、水で洗い流ししっかり水分を絞る。生ハムは食べやすい大きさに切る。

2. ブラウンマッシュルーム、かぶ、生ハムをボウルに入れ、オリーブオイルと塩麹を混ぜたものを合わせる。皿に盛り付けゆずの皮を散らし、粗びき黒胡椒をふる。

レシピ出典：Instagram（@japanese.fermentedfoods）

スーパーのお刺身をアレンジして、鯛のカルパッチョに。

「この時期にぴったりの柚子を使った仕立てにしているけれど、レモンでもオッケーですよ。お刺身はサーモンでもいいですね」と@gucci_fuufuさん。

柚子の香りがアクセントの一皿は、年末年始の食卓を華やかに彩ってくれます。

・真鯛の刺身……150g
・かいわれ大根……適量
・塩……少々
・柚子の皮……適量

【A】
・オリーブオイル……大さじ1/2
・穀物酢……大さじ1/2
・柚子果汁……小さじ1
・塩・こしょう……各少々

＜下準備＞
鯛は薄くそぎ切りにし、塩を振り5分ほど置いておく。Aを混ぜ合わせる。

1. 盛る
お刺身を皿に並べる。柚子皮を削ってちらし、合わせたAをかける。

2. 仕上げ
かいわれ大根をのせる。

レシピ出典：Instagram（@gucci_fuufu）

冬においしい柚子と芹を使った、@yukimas_cookさんのアレンジレシピ。

「今回は芹の葉と茎の部分だけ使いました。ほろ苦さと酸味、柚子とオリーブオイルの香りにチーズのコクを加えたちょっと和風なスパゲティです」

焼きつけた柚子とたっぷりのオリーブオイルがソースのベースに。旬の香りと味わいが楽しめるパスタ、作ってみたいな。

1. 柚子は半分に切り、オリーブオイルで表面を焦がすように焼きつける。

2. 焦げめがついたら白ワインを入れて焦げをこそげとり、白だしと塩で調味する。パスタの茹で汁を足す。

3. 茹であがったパスタを入れ、たっぷりめのオリーブオイル、パルミジャーノレッジャーノ、芹を入れ合わせる。

4．皿に盛りつけ、黒胡椒、柚子の皮をちらし、オリーブオイルをひとまわしして完成。

レシピ出典：Instagram（@yukimas_cook）

柚子の香りと味わいがおいしさを引き立てる、鶏肉と玉ねぎのブレゼ。

「柚子など柑橘類をしぼる時は、切り口を下にしぼりがちですが、皮を下にしてしぼってくださいね。やりにくいですが、その方が精油成分がたくさん出ます。このレシピは材料も作り方もシンプルなので、気楽にお試しください」と@yukiyo_kitchenさん。

鶏肉を先にしっかり焼いておくのが、おいしさのポイントです。

・鶏もも肉……2枚
・玉ねぎ……1個
・柚子……2個
・サラダ油……適量
・塩胡椒……適量
・ブラックペッパー、マヨネーズ、醤油

1. 鶏もも肉は5cm四方ぐらいに切り、塩胡椒をふる。玉ねぎは薄切りにする。柚子は輪切りにし、端や残りの部分を皮を下にして果汁をしぼる。

2. 厚手の鍋をしっかり熱し、油をなじませて、鶏肉の両面に焼き色をつける。鶏肉をいったん取り出す。

3. 2の鍋に油を少し足し、玉ねぎをしんなりするまで炒める。鶏肉を戻し入れ、柚子と水大さじ3（分量外）を入れて、塩少々をふり、蓋をして弱火で約10分煮る。

4. 柚子果汁を回し入れ、ブラックペッパーをふる。そのままでもおいしいし、お好みで醤油マヨネーズなどにつけて食べる。

レシピ出典：Instagram（@yukiyo_kitchen）

昔から冬至の日に柚子湯に入ると風邪をひかず冬を元気に過ごせると言われるなど、日本人にとって馴染み深い柚子は、香りまでおいしくて、余すところなく活用できる万能食材。

旬の柚子を思いっきり楽しんで、寒い季節も元気に過ごしましょう！