
こんにちは! ライターのさえりです。みなさん「デリスタグラマー」ってご存知ですか? デリスタグラマーとは、「デリシャス+インスタグラマー」の造語らしく、Instagramにオシャレに盛られた料理を日々とアップしている人たちのことだそう。
わたし自身は大した料理を作らないのでデリスタグラマーへの道は果てしなく遠い……と思っていたのですが、TwitterだけでなくInstagramも頑張って更新していきたいという気持ちもあり……、今回初めて「デリスタグラマー」デビューしてみることにしました。
とはいえ、「手料理」を人様に見せるのって結構勇気がいりますよね。そこでデビュー作として選んだのが、初心者でも簡単にできるという「わんぱくサンド」。テレビでも取り上げられるほど、現在人気が高まっているそうです。
美味しそう! しかも綺麗! この「断面」が綺麗だと「萌え断」と呼ばれ、料理好きは“キュンとする”のだそう。新しい世界すぎる……。
この「わんぱくサンド」は、
・初心者でも簡単に作れる
・めちゃめちゃ栄養がある
・そのうえ写真映えする
とのことで早速作ってみました。
話題の「わんぱくサンド」を作ってみる
1.下準備しましょう!
作り方の詳細をおうちごはんのわんぱくサンド記事を確認しながら作っていきます。
記事や経験者の方の話を聞いて、今回気をつけたポイントはこちら。
・最初に入れる食材をすべて用意する
・野菜は水分をよく切る
・水気の少ないものを外側に入れる
・断面をイメージしながら作る
・切るときは一気に切る
・わんぱくな心持ちで作る

いざ、挑戦です。
まずは下準備を。食パンは8枚切りのものを用意しました。

最初に食材を揃えるといい、とのことで揃えたのはこんな感じ。

トマト、ゆで卵、キュウリと人参、レタス、味の付いたサラダチキン、スモークサーモン、お惣菜のポテトサラダ。このほかにも、サニーレタスやアボカドなども購入し、全部で約1,500円のお買い物でした。
キュウリと人参はあらかじめ塩もみし、キュウリはしっかりと水気をしぼりました。また、わんぱくサンド全体の味つけが薄くなりすぎないようポテトサラダや味気のあるサーモンやチキンなどを用意。

準備が完了したら、重ねていきましょう!
2.具材はわんぱくに乗せていく!

食パン5枚分くらいの長さに切ったラップをパンの下に敷き、片方にのみチーズを乗せて焼きます。

片方にはマスタードを塗りました。このマスタードが後々味の決め手に。(なお、チーズはもっとたっぷり乗せても良さそうでした)。
あとは記事にあるアドバイス通り、「断面を想像しながら」具材をのせていきます。

サラダチキンに……

あらかじめつくっておいた目玉焼き……

マヨネーズを少しかけて、トマト、レタスと重ねてみました。このあたりで「こんなに重ねて大丈夫なの?」という気持ちに。
他の方の写真を見ているともっともっと重ねているのですが……、ちょっとビビってしまい重ねるのはここで終了。

最終的にこの厚みになりました。これでも十分厚い。本当にこんな厚さでサンドできるのだろうか……。
3.しっかり「サンド」する!

ラップをグッと力を入れて引き寄せ、サンドイッチを閉じていきます。この時、パンの4片が全て閉じているような状態になるのが理想……のようですがわたしは上手に力を入れられず具材がはみ出てしまいました……。
もっと遠慮なく力を入れたほうが良さそうです。ただし断面が崩れないように、上からしっかりと押さえてくださいね。

あとは無事出来上がると、信じるのみ。具材とパンが馴染むまでしばらく置きます(10分程度置きました)。
4.いざ、切る!
しっかり馴染んだら、あとは切るだけ。

オープンッ! ……不安しかありません。
パンは、一回でざくっと切る!が大事とのことなので一気に……、

ざくっ

パパーン!!!!!!!!!
断面は色鮮やかで綺麗!! すごい、ほんとにできました。
思っていたよりもぎゅっと潰れていてたっぷりいれた人参もこぼれてきません。あれだけ重ねたのにこんなに薄くなるのか! というのが第一印象。もっと重ねればよかった。
5.出来上がり!
あとは「ワックスペーパー」というおしゃれな包み紙に包めば……

出来上がりです!!!!!!
目玉焼きが綺麗に切れたこともあって、色味もバッチリ。なによりワックスペーパーのおかげでオシャレに見える!!

と、食べたい気持ちをこらえて「デリスタグラマー」になるべく色々なパターンで写真を撮ります。(が、完全に気がそれてしまって大事なテーブルコーディネートを忘れているわたし)。
アップした写真がこちら
それっぽい!!!!! きれい!! かわいい!! お店みたい!!! 「女子力」がアップした気分になった!!!!
「どこのカフェにいるの?」という彼からのLINEに「家で作ったよ〜」と返したい気持ちしか湧きません。

野菜だけだと味が薄い仕上がりになるかもしれないので、味の濃いものを用意するのが良い……と聞いていたので味付けもばっちり。チキンや味の付いた人参などが決め手でホント〜〜〜〜〜に美味しかったです。
ピクニックに持っていくのもよさそう。彼と一緒に作ってもいいし、作って持っていってもいい。彼が一口でパクッと食べて、人参をぽろりとこぼすところをみたい。「もー、服汚さないでね?」と笑いたい。「うまっ!」と驚いた顔みたい。そのゆるふわパーマの髪の毛をふわりと撫でて「よかった」って微笑み、「しあわせ」って笑った彼の顔を写真にとってインスタに乗せる職業に就きたい。……と、真剣に思うほどの良き味でした。
ほかにも挑戦してみた
と、出来上がりに満足したところで他のパターンにも挑戦してみました。

サニーレタス、スモークサーモン、アボカド、人参、チキン、ゆで卵、キュウリ……。(クリームチーズを入れたかった)。

最後にサニーレタス。
……いやいやいやこれはさすがにわんぱくすぎでは。
と、思ったのですが……

おぉっ! いける!!
切ることはできたのですが、なんとゆで卵が「半熟すぎた」のが原因で黄身が溶け出してしまうハプニング発生。ややとろ〜りとしたゆで卵のわんぱくサンドに憧れたのですが……。残念……。
もう一個、最後のあまりの食材で作ってみました。

その高さ、なんと10センチ。
それでも……

ちゃんと……

切れました!!
間に挟んだポテトサラダが柔らかすぎたためか、または上手に押し潰せなかったことが原因なのか、断面がねじれてしまいあまり美しくない仕上がりに……。うーん、難しい。食材の柔らかさによって厚みを変える必要がありそうです。

とはいえ、包んでみるとそれっぽく見える!
半分でもうおなかいっぱいになってしまうので今回は1,500円の買い物で6食分作ったことに。とにかくコスパが良い。昼ごはんにお弁当としてもっていっても良さそうです。
反省点
ゆで卵ドーン!なわんぱくサンド、作ってみたかった……。断面ももっと分厚いものにも挑戦したかった……。
作ってみて初めてわかった反省点はこちら。
もっと層を厚くしたかった。
人参やアボカドなど、色味のある食材はもっと層を厚くしたかった……。「乗せすぎかな?」と躊躇したのが原因に。もう少しわんぱくな気持ちになってよかったかもしれません。
キュウリは水気をよく切ったとはいえ水分が多いので無くてもよかった。
キュウリは水気を切っても、時間が経つとパンにしみこんでふにゃふにゃになってしまいます。美味しいのですがポテトサラダに混ぜるなどの方法でよかったかな? と反省。
ゆで卵を半熟にしたいというのは、ちょっと欲張りすぎた。
一番の悔しさはここ。デリスタグラマーさんのとろーり卵が半分に切れている写真に憧れたのですが……、上から綺麗に切る必要もあるのでこれはちょっと上級編。しっかり焼くか、目玉焼きや卵焼きを挟むのが無難。
もっと色味の濃いものを入れたかった。
紫キャベツなど色の濃いものを入れて、もう少しカラフルにしたかった。
断面をもう少し工夫したかった
層の厚さに強弱がなく、平坦になってしまったのが反省。重ねる際にボリュームに強弱を付けたり位置を工夫するなどして、断面をもう少し工夫してみたかった。
パンは6枚切りでもよかった(ただしお腹いっぱいになる)。
具材をたくさん乗せるためにも、パンは6枚切りでもよかったかな? という印象。とはいえ、8枚切りでも十分お腹いっぱいになったので、6枚切りだと食べきれない可能性も……。作ってみながら工夫するのが良さそうです。
と、反省点も多めですが、最初のデビューとしてはまぁまぁ成功では? 「今度はこれを入れてみよう」と次々作ってみたくなるので、わんぱくサンドは奥が深いです……。
最後に

簡単に作れた「わんぱくサンド」。こんなに手抜きなのにオシャレで手が込んで見えるのが料理下手としては嬉しいポイントです。こうしなければならないというルールはないので、夜ご飯の残り食材で作って次の日のお弁当にしても良さそうです。
次はもっとカラフルでゆで卵ドーン! なわんぱくサンドを作ってみたい……。
みなさんもぜひ、初心者でも簡単にできる「わんぱくサンド」作ってみてくださいね。
それではみなさま、素敵なおうちごはんライフを〜!
写真撮影:なかむらしんたろう
(text by さえり)
【さえりさんプロフィール】
書籍・Webでの編集経験を経て、現在フリーライターとして活動中。 人の心の動きを描きだすことと、何気ない日常にストーリーを生み出すことが得意。 好きなものは、雨とやわらかい言葉とあたたかな紅茶。