冬養生は食から!からだを温める養生レシピで内側からしっかりと冷え対策を

一年で最も寒さが厳しくなる大寒が過ぎ、寒さが一層身に染みる季節が続いていますが、みなさん冷え対策はしていますか?今回は、今の季節にこそ取り入れたい冷えに効果的な養生レシピを『おいしい漢方365』の著者で漢方アドバイザーの久保奈穂実先生に、教えていただきました。からだの内側からしっかりと温めて冷え対策をしましょう!

二十四節気の最後は「大寒」

一年で最も寒さが厳しくなる時季「大寒(だいかん)」。
2024年は1月20日が大寒でした。

昔から大寒には「鍛える」という働きがあるとされ、武道の寒稽古はこの日に行われます。また、寒気を利用した食べ物(凍り豆腐や寒天、酒、味噌など)を仕込むのにも最も適しているとされ、「寒仕込み」が行われるのもこの時期。

様々な行事が行われますが、とはいえ、中医学では「無理をしない」のがこの時期の養生の基本です。

冷える人は無理をせず、寒い日は窓際で日向ぼっこを。人体は、背中側が「陽」なので、背中を太陽に向けて日向ぼっこするとポカポカと温まり、元気になります。

冷え対策レシピ

寒さが厳しいこの時期には必須の冷え対策。からだの内側からしっかりと温めるべく、冷えに効果的な養生レシピをご紹介します。

どのレシピも、分量は適量でもおいしく作れるレシピになっていますので、ぜひ気軽に毎日の食卓にとり入れてみてみてくださいね。

長ねぎで血を巡らせてポカポカに「ねぎたっぷり ワンタンスープ」

「ねぎたっぷりワンタンスープ」でこりや冷えを改善しましょう。

血を補う鶏肉やにんじん、体を温めるしょうが、気血を巡らせる長ねぎ、気や腎を補う干ししいたけ、胃腸を整える白菜を組み合わせた万能スープ。

寒い日は毎日食べたくなるほど、体がポカポカします。こりや生理痛がつらいときや、クマやくすみが気になるときにもおすすめです。

作り方

1. 干ししいたけを水で戻す。

2. 白菜を食べやすい大きさに切り、長ねぎ、にんじん、干ししいたけは薄切りにする。

3. 鶏ひき肉をボウルに入れ、長ねぎのみじん切り、おろししょうが、酒、醤油を加えて混ぜ合わせる。

4. ワンタンの皮で3を包む。

5. 鍋に水、干ししいたけの戻し汁を入れ、2を加え、火が通ったら、醤油、鶏がらスープ、おろししょうがで味を調える。

6. ワンタンを加えて2〜3分煮る。最後にごま油をたらす。

※市販のワンタンを使ってもOKです!

冷えた体を温める「かぶと桜えびのスープ」

あったかスープが恋しい日々。せっかく食べるなら、食材の組み合わせで温め効果をアップさせましょう!

おすすめは、「かぶと桜えびのスープ」。かぶも桜えびも温性食材で、ぽかぽかと体を温めてくれます。

かぶには、補五臓(ほごぞう)、消化を助ける、気を下ろす、潤いを補う、咳を止める、解毒するなどの効果が。桜えびには、補腎、補気、風邪を除くなどの効果があります。優しい風味で、じんわり温まってくださいね。

作り方

1. かぶはくし切りにし、葉は刻む。

2. 鍋に湯を沸かし、かぶの実を入れて煮る。

3. かぶが透き通ってきたら鶏がらスープを加えて味を調え、かぶの葉と桜えびを加え、少し煮たら完成。

お腹ポカポカ「りんご甘酒」

寒い日が続くと、からだも疲れやすくなります。これは、からだを温めるのにエネルギーを使うから。

そんなときには、「ポカポカりんご甘酒」がおすすめ。

胃腸を元気にしてくれるりんごと、美容によい甘酒、温め効果のあるシナモンを組み合わせたドリンクで、元気をチャージできます。りんごのよい香りと甘酒の優しい甘さに心も癒されますよ。

作り方

1. りんごを皮ごと切ってミキサーに入れる。

2. 1に甘酒と水(甘酒の濃さに応じて希釈)を加えてかくはん。

3. 2を小鍋に移し、シナモンスティック(またはシナモンパウダー)と一緒にひと煮立ちさせたら完成。レンチンでもOKです!

ほっこりポカポカ「スパイシーチャイ風甘酒」

「寒い寒い」と思わず言ってしまうような日は、「スパイシーチャイ風甘酒」で温まりましょう。

美容にも健康にもいい甘酒と、胃腸を温めるスパイスの組み合わせで、お腹の中からポカポカになる幸せドリンク。スイーツを食べているような気分になるので、甘い物欲が抑えられないときにもおすすめですよ。

作り方

1. 小鍋に甘酒200CCを入れ、火にかける。

2. シナモンスティック1本と、あれば八角2個、クローブ2個を入れ、弱火でコトコト。2 〜3分して香りが立ったら完成。

※レンチンでもOK!
※八角、クローブは香りが強いのでお好みで調整を。この分量だとしっかりめに香ります。

のぼせと冷えは同時に解消しよう!

頭がのぼせるのに、足先は冷えている……そんな経験ありませんか?

暖房をかけると温かい空気が上に行き、部屋の下の方は冷えていることがありますが、実は、体の中でもこれと同じことが起こります。

温かい気は放っておくと上に昇り、頭がぼーっとのぼせる。でも足はなぜか冷え冷えに。こんなとき、冷え・のぼせのどちらかを解消しようと寒涼食材や温熱食材をとると、もう片方が悪化する原因になってしまいます。

大事なのは体内の熱をかき混ぜること。お風呂を想像してみてください!

座りっぱなしならできるだけ立って歩く。歩けないときはかかとの上げ下げ、深呼吸やハーブティーで気を巡らせる。

体の中をかき混ぜて、のぼせと冷えを同時に解消していきましょう!

記事監修・レシピ考案:国際中医薬膳管理師 久保奈穂実

国際中医薬膳管理師。漢方アドバイザー。成城漢方たまりで年間約2000人の漢方相談・薬膳講師を行う。女子美術大学造形科卒業。芸能・音楽活動を行い、ハードな生活で身体のバランスを崩す。漢方薬に助けられた経験から興味を持ち、イスクラ中医薬研修塾にて中医学を学ぶ。SNS にて発信するやさしい養生知識や、カンタン薬膳レシピが大人気。総フォロワー約9万人。

X(旧Twitter)|@naominkubo

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1日ひとつ、疲れが消える おいしい漢方365 単行本
価格:1,760円(税込)
※Kindle版(電子書籍)は1,584円(税込

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