ハントンライスとは?
オムライスの上に白身魚や海老のフライをのせ、ケチャップとタルタルソースをかけた「ハントンライス」。
このちょっぴり不思議な名前の由来は諸説ありますが、ハンガリーのハンと、フランス語でマグロを意味するトン(thon)を合わせた造語だという説が有力のよう。
もともとは50年以上も前に金沢で人気だったベーカリーショップが、レストランを出店するにあたり考案したもの。
それが徐々に広まり、今ではすっかり、金沢で人気のローカルフードとなりました。
上の写真は、ハントンライスといえば真っ先に名前があがる、老舗洋食店「グリルオーツカ」のハントンライス。とろ~り卵の上にトッピングされているのは、小海老とカジキのフライです。普通サイズでも結構ボリュームがあるのだとか。
最近、そんなハントンライスをおうちで作る人が増えています。お弁当にもぴったりなので、みなさんもお好みのアレンジで楽しんでみませんか?
「ハントンライス」を作ってみよう!
気になる作り方は?
基本的にオムライスの上に海老か白身魚のフライをのせて、ケチャップとタルタルソースをかければハントンライスの出来上がり。
@dori.008さんのハントンライスは、ケチャップライスの上に薄焼き卵をのせてケチャップをかけたら、アカ足海老のフライをドーン。さらにケチャップとタルタルソースをかければ完成です。
副菜は、柚子入りキャロットラペ、ブロッコリーの胡麻和え、紫キャベツのマリネ、芽キャベツのアヒージョと野菜たっぷり。彩りも美しくて、見ているだけで食欲がわいてきますね。
作っている様子を紹介した動画もあるので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
ハントンライス弁当は楽しみ方いろいろ!
お弁当箱いっぱいにドーン!
ハントンライスはそれだけでごちそう感があるので、お弁当にするなら、こんなふうにお弁当箱いっぱいにドーンと入れても。
蓋を開けた瞬間、ピーンと伸びた海老フライが目に飛び込んできて、誰しもテンションが上がってしまうこと間違いなしです。
唐揚げもプラスしてボリュームアップ
海老フライだけでもいいけれど、鶏の唐揚げもトッピングすればさらにボリューム満点! ジューシーな唐揚げとクリーミーなタルタルソースの組み合わせもたまりません。
ほかにもコロッケやトンカツなど、お好みのトッピングを追加して楽しんでみるのもいいですね。
当時の雰囲気を楽しむなら白身魚フライ
ハントンライスはもともと、カレイ目の魚である「オヒョウ」を使った白身魚フライがのっていたそう。当時の雰囲気を楽しむなら、白身魚フライをチョイスしてみては。
こちらはプラスチック容器に入れているので、温めて食べることもできるのだとか。アツアツのハントンライス、心まで温まりそうです。
ハントンナポリタン
オムライスをナポリタンに変えて、「ハントンナポリタン」にするのもあり!
もともとこちらのお弁当はナポリタンだけの予定が、「パスタってすぐお腹空くんだよなー」と言われたことで、このかたちになったのだとか。
ナポリタンだけだとボリュームが足りないなというときは、ハントンナポリタンで決まりですね!
本場の味を食べに行ってみよう!
金沢市内には「グリルオーツカ」のほかにもハントンライスを食べられるお店がいっぱい!
お店によってトッピングやソース、卵の焼き加減などに違いがあるんですよ。たとえば、ごはんはケチャップライスが一般的ですが、白ごはんや焼き飯というケースもあるそう。
金沢に足を運んだらぜひ、食べ比べてみてはいかがでしょうか!