多種多様なミント
ミントは、シソ科ハッカ属の多年草でユーラシア大陸原産。雑種ができやすくとても生命力が強いミントには、600種を超えると言われるほど数多くの種類がありますが、主にペパーミント系とスペアミント系に分けられます。
【ペパーミント】
科名 シソ科
原産地 地中海沿岸
利用部位 葉
別名 西洋薄荷(せいようはっか)
特徴
スペアミントとウォーターミントの交配によって生まれた品種と言われ、スーッとしたクールな清涼感ある風味が特徴です。香気成分としてメントールを含みます。
形状
高さ約50-60cmほどになる多年生草で、繁殖力が非常に強いハーブです。
【スペアミント】
科名 シソ科
原産地 ヨーロッパ
利用部位 葉
別名 緑薄荷(みどりはっか)、オランダ薄荷
特徴
スッとした穏やかな清涼感が特徴のハーブです。
形状
葉は濃い緑色で、やや丸みのある形をしています。
さわやかで清々しい香りが印象的なミントは、疲労回復や美容効果、解熱作用などが様々な効果が期待できると言われており、暑さが日に日に厳しくなっていくこれからの季節に活用したいハーブです。
すっきりリフレッシュ!ミントドリンクの楽しみ方
自家製ミントシロップ
家庭菜園で育てたミントの葉をたっぷり使って、コトコトと。@aki_chan_1123さんにミントシロップの作り方を教えていただきました。
材料
・ミントの葉……100g
・水……1000ml
・グラニュー糖……300g
作り方
1. 鍋に水と砂糖を入れて火にかける。沸騰したらミントの葉を加え、5分くらい煮て火を止める。
2. 粗熱が取れたら目の細かいザルでこして、完全に冷めてから煮沸消毒した瓶に移し替える。
※ 冷蔵保存してください。
「ミントシロップはミルクと相性がいいので、牛乳と割ったり、バニラアイスや杏仁豆腐にかけて食べるのにハマってます。あとは炭酸で割ったり、ラム酒でモヒートにしたり、いろいろと楽しめますよ!」と@aki_chan_1123さん。
暑い時期は、炭酸水のペットボトルに直接ミントシロップを適量入れて持ち歩いてるそう。まとめて作っておくと、その日の気分でオリジナルのミントドリンクを楽しむことができます。
スペアミントティー
自宅のベランダ菜園で育てた、摘みたてのフレッシュなスペアミントをボトルに入れてお湯を注いで。
「お好みで蜂蜜を加えてもおいしいです」と@barnavi.bcnさん。さわやかなミントの香りとやさしい味わいが、夏の疲れをいやしてくれます。
アップルミント & 煎茶
お煎茶とアップルミント
70度くらいのお湯を注いで
一煎目は3分待ってから
耐熱ピッチャーに全て入れて
二煎目は90度くらいのお湯を少なめに注いで
1分でマグカップに
アップルミントが香る、スーッとさわやかな風味の煎茶。
自宅で薬膳教室を主宰されている@keico59さんによると、「緑茶は体を冷やすので、暑い日のお出かけ前にいただくと熱中症予防にもなります」とのこと。一煎目と二煎目で味の違いが楽しめるアップルミントと煎茶の組み合わせ、気になります。
ミントウォーター
スペアミントをたっぷり入れたミントウォーターを朝の食卓に。
「朝起きてミントを摘んでお水を入れて冷蔵庫へ。それから朝食作りをしています」と@pnysrさん。摘みたてミントの香りにいやされながらいただく朝食、さわやかな気持ちで1日をスタートできそうですね。
2種のミントとレモン、ライムのハーブウォーター
今日は暑くなりそうですし、水分を多めに摂りたいのでレモン、ライムを入れてハーブウォーターを作りました。
ハーブはレモンバーム、パイナップルミント、ペパーミント、ローズマリーマジョルカピンクです。
ガラス越しに見えるパイナップルミントやペパーミントなど数種類のハーブとレモンがとても美しいハーブウォーター。
「ちょっと酸っぱくて、いい香りがして、ハーブティーより飲みやすくて食事の時にもいいかも」と@mapletirolさん。水出しすることでミントの色がいつまでもきれいに。日ノ出化学製作所のガラスポットも素敵ですね。
アップルミントソーダ
@george_industryさんは、フルーツ柄が印象的なイッタラのピッチャーに自宅で育てたアップルミントとレモンスライスを入れて、強炭酸水を注いで。
ミントとレモンがさわやかに香る、シュワシュワのアップルミントソーダ。一口ごとにスーッと体に染みわたって、暑さも和らげてくれそうな清涼感あふれるドリンクです。
モヒート風ミントソーダ
ブルーベリーの果実を
絞って入れたので
上はほんのりピンク色でかわいい♡
中はキリンレモン☺️
ノンアルコールです
グラスにミントとライム、ブルーベリーを入れて、炭酸飲料を注いで。
透明感があって見た目も涼しげな@ft_____02さんのモヒート風のミントソーダ。キウイやマスカットなど、他のフルーツをあわせてもおいしそう。
モヒート
夏の美味しい飲み物は旦那さん担当です
夏といえばモヒート! という方も多いのでは? 自宅で育てたミントを使ってモヒート作りを楽しんでいらっしゃる@marumaru0725さんの旦那さまに、おいしいモヒートを作るポイントを教えていただきました。
作り方
ライムとラムと砂糖を混ぜ合わせ、手でちぎったミントをマドラーで一体化させるように混ぜ、最後に炭酸水を静かに注ぐ。
おいしさのポイント
・通常、砂糖をしっかり入れますが、あまりたくさん入れないのがポイント!
・新鮮なミントとライム、必ずクラッシュアイスを使うこと。
・混ぜすぎると炭酸が抜けていくので、混ぜる時は静かに。
「簡単そうに見えるモヒートも、作り方にひと工夫加えるだけで格段においしくなります」と@marumaru0725さん。フレッシュミントとライムたっぷりのモヒート、やっぱり夏はこれですね!
モヒートwithいちご
今日もモヒート日和☘
夕方ベランダに出よう部
気持ち良い〜〜
ミントたっぷりのモヒートに、砂糖とレモンをまぶして冷凍しておいた苺をプラスして。
「カクテルは世界が広がる魔法の飲み物! おうちベランダバーで気分を上げています」と@colorful.life17さん。素敵なベランダバーで楽しむ女子力高めなモヒート、おいしいに決まってますよね!
ミントドリンクで、夏もすっきりさわやかに!
いつも元気いっぱいで生命力あふれるミントは、シロップにして活用したり、煎茶とあわせたり、ソーダ割りやモヒートなどアレンジ幅も広くて、これからの季節にぴったりのハーブ。今回ご紹介したアイデアを参考にしながら、すっきりさわやかな夏を過ごしましょう!