こんにちは、元体育会系料理家のあゆです。

普段からたんぱく質を意識して卵を積極的に食べている方から、卵料理のレパートリーを教えて欲しいとリクエストをいただいたので、今回のレシピは旬のきのこをつかった卵料理をご紹介します。

豆腐で植物性たんぱく質も一緒に摂取しながら、おいしくかさ増し。あんかけがメインかと思うほどきのこがたっぷりで、お腹いっぱいになりますよ。

卵……卵に含まれるたんぱく質には、筋肉の発達に必要な「必須アミノ酸」がバランスよく含まれています。この必須アミノ酸は、筋繊維の基となるたんぱく質を作り、ホルモンのドーパミンを作り疲労感を打ち消します。つまり「卵」を食べることで、疲労感が軽減され筋肉増強が期待できるのです。

木綿豆腐……豆類は唯一の植物性たんぱく質であり、なかでも豆腐はとくに取り入れやすい食材のひとつ。そしてじつは、木綿豆腐の方が絹豆腐よりも身体を作るたんぱく質を多く含んでおり、カルシウムも木綿豆腐の方が3倍多いんです！

きのこ……「スポーツ＝体作り＝たんぱく質」の意識でたんぱく質の摂取量を増やすのは良いことですが、じつはその場合、「潤滑栄養素」も併せて増やさなければ効果が出づらいことを意外に見落としがち。その潤滑栄養素を豊富に含むのがまさに「きのこ」！　摂取したたんぱく質や糖質を筋肉に変えエネルギーとして身体に届けます。

・卵……2個
・木綿豆腐……130g（3連パックのひとつ）
・塩こしょう……小さじ1/4
・玉ねぎ……1/4個
・人参……1/6本
・きのこ……両手いっぱい（約180g）
※今回はえのき1/4袋、しいたけ2個、しめじ1/4株を使用。

【A】
・水……100ml
・和風だしの素……小さじ1
・砂糖……大さじ1/2
・みりん……大さじ1/2
・醤油……大さじ1
・片栗粉……小さじ1

1. 玉ねぎは薄切り、にんじんは細切り、きのこは食べやすい大きさに切る。Aを合わせておく。

2. ボウルに卵を溶きほぐし、木綿豆腐を崩し入れ、塩こしょうを加えて混ぜる。

3. フライパンに油をひき、強めの中火であたため、2を流し入れる。菜箸で軽くかき混ぜたら卵を寄せてオムレツの形にし、フライパン返しで裏返して両面焼く。

4. しっかり火が通ったらお皿に取り出しておく。

5. フライパンに油を熱し、玉ねぎとにんじんを中火で炒め、玉ねぎが透き通ったらきのこも加えてさらに炒める。柔らかくなったら火を弱めてAを入れ、1分煮てあんかけを作る。

6. 4に5をかけてできあがり。

強い身体を作る食事といえば肉や魚をメインに考えることが多いですが、たまには卵メインでもOKです。

腸内を整える食物繊維が圧倒的に多い「きのこ」と合わせることで、ヘルシーなメイン料理のできあがり。食べすぎた翌日や、体をリセットしたいけど質を落とさずしっかり食べたいときなどにおすすめです。