
ヤンニョムの特徴とは?
ハングルでは「양념」、漢字では「薬念」と書くヤンニョム。そもそも、どんな調味料なのでしょう?
実は、複数の香辛料や調味料を組み合わせた合わせ調味料で、主な材料は以下のとおりです。
コチュジャン、粉唐辛子、カンジャン(韓国醤油)、テンジャン(韓国味噌)、ごま油、塩、こしょう、砂糖、水あめ、にんにく、しょうが、アミの塩辛
これらは基本的な材料なので、お店や家庭によって異なります。唐辛子のピリッとした辛みと甘みが味わい深く、キムチや炒め物、鍋のスープなど、数多くの韓国料理に使われているんですよ。
おうちにある調味料でヤンニョムを作ったら、ぜひさまざまな料理に活用してみませんか?
ヤンニョムのおいしい活用術
えびとズッキーニのヤンニョム炒め
プリプリのえびと夏が旬のズッキーニに、ヤンニョムを絡めて炒めれば出来上がり!
こちらのヤンニョムには、ケチャップを入れることでほどよい酸味と甘味をプラス。えびの旨味や、加熱して柔らかくなったズッキーニのおいしさを引き立てます。
ごはんによく合う味わいと食感の楽しさに、思わずお箸がどんどん進んでしまうはずです。
ヤンニョム in 厚揚げ
コクがあってクセのない厚揚げは、ヤンニョムとの相性もぴったり。
こちらは厚揚げにチーズを挟んで豚バラ肉を巻いて焼き、ヤンニョムを絡めています。ピリリと辛いヤンニョムとジューシーな豚バラ肉、とろ~りチーズのハーモニーがたまりません!
食べ応えも抜群で、メインおかずとして活躍してくれますよ。
ヤンニョムポーク
ヤンニョムチキンならぬ、「ヤンニョムポーク」はいかが?
塊肉ではなく、豚こま切れ肉でもおいしく作れるんですよ。ポイントは、焼く前の豚こま切れ肉に塩、胡椒、酒を揉み込むんでおくこと。そうすることで、柔らかジューシーに仕上がります。
ヤンニョムにはケチャップも入れているので、「ポークケチャップ」の進化版のような味わい。どこか懐かしくて新しいおいしさです!
ヤンニョムピーマンの肉詰め
ピーマンレシピの代表といえば、ピーマンの肉詰めを思い浮かべる方も多いですよね。味付けは、醤油などの和風味やデミグラスソースなどの洋風味が定番ですが、ヤンニョム味もアリなんです!
甘辛い味わいがピーマンによく合い、肉だねの旨味も加わってクセになるおいしさ。いつものピーマンの肉詰めに飽きたときも、ぜひお試しを!
ヤンニョム餃子
焼き餃子を酢醤油や酢胡椒で味わうのもおいしいけれど、ときにはピリ辛の「ヤンニョム餃子」にアレンジしてみませんか?
こちらは大阪に本社を構える、ひとくち餃子「点天」(@gyoza_tenten)さんのアレンジレシピ。餃子をフライパンで焼いて別皿に取り出したら、同じフライパンでヤンニョムを煮詰め、餃子を軽く絡めたら完成です。餃子は定番商品の「ひとくち餃子」を使用しています。
ぜひ、参考にしながら作ってみてくださいね!
ナッコプセ
「ナッコプセ」とは、韓国・釜山の郷土料理で、辛味の効いた海鮮鍋料理です。たこ、ホルモン、えびを主な具材とし、ヤンニョムで味付けされています。
こちらは、日本で手に入りやすい食材でアレンジ! それぞれの旨味がスープに染み出て、奥深い味わいが楽しめます。
〆は、少し残したスープに、ごはんと韓国海苔、ごま油を加えて炒める「ポックンパ」で決まりです!
ヤンニョムはアレンジ自在!
ヤンニョムは、お店や商品、家庭のレシピによって材料はさまざま。辛い物が得意じゃなければ、コチュジャンを減らしてケチャップを入れるなど、アレンジも自在です。
また、甘辛い味わいはどんな食材ともマッチ。たとえば、お惣菜の唐揚げに絡めるだけでも、いつもと違ったおいしさが楽しめます。ぜひ、気軽に活用してみてくださいね!