
だし茶漬けとは?
お茶漬けというと、ごはんに煎茶や番茶、ほうじ茶などの日本茶をかけて食べる料理ですが、だし茶漬けはお茶ではなく、だし汁をかけて味わいます。
お茶漬けが一般化したのはお茶が普及した室町時代以降といわれていますが、だし茶漬けの歴史も意外と長く、古くは室町幕府の8代将軍・足利義政が昆布や椎茸でとっただし汁をかけただし茶漬けを楽しんだとされています。
だし茶漬けは、お茶をかけたものに比べて旨味が強いのが特徴。使うだしの種類や具材との組み合わせ次第で、レパートリーは無限に広がります。
手軽に作れて、炭水化物・水分・塩分を一度に摂ることができるので、この夏、ぜひ楽しんでみませんか?
だし×具材で楽しみ方が広がる!
鮭だし茶漬け
お茶漬けの具材といったら、やっぱり「鮭」ははずせないという方も多いですよね。
こんなふうに焼き鮭をどーんとのせれば、食べ応えも◎。塩昆布を加えることで、旨味がマシマシになります。
だし汁は「お湯260ml、和風だしの素小さじ2、醤油小さじ1」を合わせるのが、@annko_0さんのお気に入りなのだとか。手軽に作れて、ホッとする味わいに仕上がりますよ。
冷やし鯛茶漬け
日本各地にはご当地茶漬けが存在していて、代表的なものが「鯛茶漬け」です。鯛のお刺身を具にした鯛茶漬けは、長崎県や新潟の柏崎が特に有名です。
こちらの「冷やし鯛茶漬け」は、冷たいごはんの上に鯛のお刺身をのせて、大葉、白ごま、茗荷を散らしお好みでわさびを添えます。冷やしただし汁を注ぎ、最後に氷を浮かべたら出来上がり。
氷を入れてキンキンに冷やすとよりさっぱりと楽しめるので、真夏日や猛暑日にぜひ!
トマトたっぷり冷やし茶漬け
みずみずしくて爽やかな酸味が楽しめるトマトは、夏に食べたくなる野菜の1つではないでしょうか。そんなトマトとみょうがたっぷり使ったこちらの冷やし茶漬けは、まさに夏にぴったり!
味付けには鶏ガラスープの素とすりおろし生姜、そして香りづけに新鮮なオリーブオイルをたらり。さっぱりとしながらもコクのある味わいで、スルスルと食べられますよ。
ささみ冷やしだし茶漬け
低カロリーで高たんぱく、低脂質な鶏ささみを使ったこちらの冷やし茶漬けは、ダイエットにもうれしい一品!
鶏ささみはごま油で焼くほか、蒸したり茹でたりしてもOK。手で割いて、大葉、小口ねぎ、梅干し、ごまと一緒にごはんの上にのせたら、だし汁をかけていただきます。
だし汁は水と白だしを混ぜて冷蔵庫で冷やしておきますが、温めたものでもおいしいので、お好みでどうぞ!
エスニック茶漬け
夏は、エスニック料理が食べたくなるという方も多いはず。そこで、ナンプラーやレモン、パクチーなどの香りが食欲をそそるエスニック茶漬けはいかが?
こちらは、鶏むね肉から丁寧にだしをとることで、旨味たっぷり。ナンプラーと合わせれば、本格的でありながらやさしい味わいが楽しめます。
トッピングは、かいわれ大根、みょうが、パクチーなど好みのものでOK。茹でたエビやきのこ類、柑橘系もおすすめです。
時短で作れる簡単バージョンもあるので、合わせてチェックしてみてくださいね!
お好みのだしや具材で作ってみよう!
だし茶漬けに正解はないので、お好みのだしや具材で自由に作ってみませんか?
だしは昆布や鰹節からとるほか、顆粒のだしの素や、麺つゆなどを使ってもOK。具材も漬物や佃煮、魚介類、鶏肉のほか、天ぷらをのせて「天茶漬け」にしても。
おうちにあるものを上手に活用しながら、オリジナルのだし茶漬けをぜひ楽しんでみてくださいね!