引き続き、ロバート馬場裕之さんとデリスタグラマー植木俊裕さん(@utosh)の対談の後編をお送りします。
後編では、お二人が「おうちごはん」で気になっていることや、海外旅行での食の楽しみ方をお伺いしました。
対談の前編もぜひご覧ください!
洗い物をラクに乗り切るには、どうすればいいのだろう……?
植木俊裕さん(以下、植木):おうちごはんをするにあたって、洗い物は最大のネックですよね。洗い物がめんどくさいとか苦手とか感じることで「料理をしない」という人も多いんじゃないかな。実は僕、今年は「洗い物はちゃんとやる」って紙に書いて冷蔵庫に貼ったんですよ。
―― わかります。朝起きて洗い物が残っていた時の悲しさ……。
植木:僕も料理する時は前日の洗い物から始めることが多くて、朝起きて洗い物が残っているとモチベーションが下がるんですよね……。でも、前日のキッチンが片付いていれば料理しようとモチベーションも上がるので、食べた後すぐに洗おうと思えたんです。
ロバート馬場裕之さん(以下、馬場):僕は洗い物がけっこう好きで、要領をつかめば乗り切れるんじゃないかなと思います。
幸い家には食洗機があるんですが、すべて食洗機に任せると汚れが残ることがあるので、乾燥だけ任せています。他に、S字フックを活用して乾燥ついでに吊り下げ収納にしたり、包丁をマグネットにくっつけるラックを使ったり。
食洗機はお持ちですか?
植木:いや、食洗機は持っていなくて、置き場もないので、毎回食器を拭いていますね。
馬場:あとは、洗い桶を買ってみてもいいかもしれないです。お湯をはっておいて、汚れを浮かしておくと少しは楽になるかもしれませんね。
植木:なるほど。洗い物を追及してもいいかもしれないですね。(おうちごはん編集部に目線チラリ)
ちなみに、ワンプレートだと使うお皿が少なくて済むので、洗い物を減らすのに一役買ってくれるかもしれません(笑)。
―― 少ない食器でいかに盛り付けるか、を考えてもいいかもしれませんね。洗い物……かなりお悩みポイントなので、考えてみます(汗)。
ぷちぷちは必須アイテム!旅行先でもアンテナを張ってます
―― お二人は海外もよく行かれますよね。旅先で食のヒントを得ることは多いのでしょうか?
馬場:海外に行ったときは必ずファーマーズマーケットに行きますね。先日はオーストラリアでアーモンドオイルを買ってきました。たしかイギリスではフライドポテトをアーモンドオイルで揚げるらしくて気になっていたんです。
こうやってついついワレモノを多く買ってしまうので、ぷちぷちは旅行時に必ず持ち歩いています。
植木:僕はインテリアの仕事もしているので海外に買い付けに行く際にぷちぷちを持っていきますけど、まさか馬場さんがぷちぷち持参だとは!
馬場:包装でついてくるぷちぷちをとっておくようにしてますね(笑)。そんななので、スーツケースは持って帰る食材用に、いつも半分あけていますよ。
―― 気になっている国はありますか?
馬場:東南アジアで、特にラオス料理が気になっていますね。本場の味を味わってみたいです。
国内なら、北海道で漁についていってみたい。東海地方の番組で食材のロケに行くことが多いのですが、原木椎茸の味の濃さに驚いたり、さわら漁体験でさわらの刺身をいただいたり。本当にすごくおいしいです。
―― 植木さんはヨーロッパに行かれていましたね。
植木:僕はトレンドに敏感でいたいので、海外に行ったときもその土地のトレンドを見るようにしています。先日はヨーロッパに行ったのですが、一年前に訪れた時と比べてビーガンのムーブメントがかなりきていると肌で感じました。ビーガン料理をインスタ投稿すると「いいね」がかなりつくらしいんです。
アジアフードも見てきましたが、海外で食べる寿司やラーメンが日本で食べるのと同じくらいおいしくなっていて、そっくりそのまま日本な感じにも驚きましたね。
2017年のおうちごはん目標は?
馬場:自分の中でヒット作を作りたいですね!芸人なので、本来なら「ギャグ」とか「ネタ」であるべきなんですけど……(笑)。“これぞ自分の代表作”と言えるメニューを作りたいと思います。
植木:みんなが盛り上がるハッシュタグを今年も作り出したいです。
昨年の6月頃に「#半分サンド」というハッシュタグを作ったんです。トースト2枚だと食べきれないから1枚を半分に切って作るサンドイッチなのですが、今になって雑誌社から声をかけられたりして。
インスタグラムだとトレンドがあるので概念をタグ化してあげて、みんなで盛り上がれるといいなと思います。
―― ありがとうございました!
食事直後の洗い物を心がけることで、次に気持ちよく料理が出来たり、旅先でその土地の食を感じてみたり。あえて食の旅に出かけてみるのもいいかもしれない。
それがいつものおうちごはんをちょっと楽しくさせるきっかけになりそうな対談でした。
2017年の、お二人の「おうちごはん」に関する発信を楽しみにしています!
ロバート馬場裕之さん プロフィール
福岡県北九州市出身。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。
秋山竜次、山本博と共にお笑いトリオ・ロバートを結成。ボケ担当。テレビ番組で披露した料理の腕前が注目を集める。著書に『ロバート馬場ちゃんの毎日毎日おいしい本』(KADOKAWA)がある。
クックパッドの公式ページ「ロバート馬場裕之のキッチン」更新中。
現在TX「おはスタ」、メ~テレ「ザキとロバ」他多数テレビ番組出演中。
植木俊裕さん プロフィール
長野県生まれ。インテリアサイト「TREE&TRUNK」ディレクター。グラフィックデザイナーとしてのキャリアを生かしながら、インスタグラムで料理写真を投稿している。インスタグラムでおなじみのハッシュタグ、“#とりあえず野菜食”の発案者。
対談はここでおしまいです。お読みいただき、ありがとうございました。