
ヨーロッパなど海外では当たり前に出てくるガスパチョ。
ガスパチョで思い出すのが、以前フランスで食べたガスパチョです。あのとき食べたガスパチョは今でも忘れる事はありません。
フランス・パリは北海道と同じくらいの緯度で、夏も終わりに近づく9月になると朝や夜は、長袖が必要なくらい寒くなるのです。そんなパリの気候になかなか馴れずに僕は何度も風邪を引きかけました。
その度に飲みたくなるのが、暖かいスープです。「今日も肌寒いな〜。暖かいスープが飲みたいな〜」というそんな僕のささやかな願いとは裏腹に、パリのお店にはガスパチョしかスープがありません。どこに行ってもガスパチョだけ! 日本のように朝から暖かい食べ物を食べる習慣がフランス人には無いようで、ガスパチョばっかり。
急に雨が降り出してとりあえず入ったお店で「寒いよ〜寒いよ〜」と言いながら食べたガスパチョは本当に良い思い出です……。(皆さんフランスに行くときは夏だとしても色々と気をつけましょう)
何が言いたいかというと、それだけヨーロッパの方ではみんな大好きガスパチョだらけ!と言う事なんです。そんなガスパチョをぜひ自宅でも作ってみましょう!

ミキサーやハンドブレンダーですぐに作れます。
作り方はとっても簡単。材料を切って、ミキサーに入れれば良いだけ。(あまりに簡単すぎて、ミキサーに入れる前の材料写真を撮り忘れてしまいました…)
なので写真はないですが、材料は以下です。
【材料】 (4人前)
・トマト……4個
・キュウリ……1本
・タマネギ……1/2個
・赤パプリカ……1/2個
・食パン……1/2枚
・お酢(または、ワインビネガー)……大さじ3
・ニンニク……1/2片
・オリーブオイル……適量
・塩……適宜
【作り方】
全ての材料をミキサーに入れやすい大きさに切って、滑らかになるまで混ぜれば完成です。
……簡単ですね。
パプリカの皮やトマトの種などが気になるようだったらザルなどで漉せば、舌触り滑らかなガスパチョになります。
できたてはニンニクやタマネギの香りキツいので、一晩くらい寝かすと良いです。

ガスパチョの中に入れる食材を、ちょっとだけ取っておいてトッピングに使ったりしながら、最後にオリーブオイルをまわしかけ、おしゃれなカフェ風の盛り付けの完成。

ガスパチョの完成です!オーソドックスな見た目ですが、材料は野菜ですし、本当にヘルシーで夏バテなどに効果があります。
トッピングにアレンジを加える事でさらに素敵になります!
ガスパチョはカップなどの小さな容器に入っているのを想像する人が多いかもしれませんが、アレンジ次第では料理の主役になれる存在感を出す事もできるメニューです。

スープ皿によそって、グリルパンで焼いた夏にぴったりの焼き野菜をのせてみると食べ応え満点になりますよ!

盛りつけるとこんな感じです!今回は野菜だけを使ってみましたが、生ハムとか、野菜の枠を超えてアレンジをしてみるのも美味しそうです。アレンジ次第で色々とアイディアが膨らみますね!
これからの季節にガスパチョ!ぜひ作ってみてください。