【綾夏のフルーツレシピ】オレンジビーフのステアフライとパセリライス

季節のフルーツを使った料理レシピを提案する英国料理研究家の綾夏さん(@ayakacooks)の連載コラム『綾夏のフルーツレシピ』。第2回目の今回は、スーパーでも手に入れやすく、日本人にとっても馴染みのあるフルーツである“オレンジ”を使った料理を教えていただきました。オレンジの爽やかな香りは、お肉料理との相性もぴったり!

爽やかに香る!オレンジを使った料理

こんにちは、英国料理研究家の綾夏( @ayakacooks )です。

春の陽気が気持ちいい季節になってきましたね。
今回は、今の季節にもぴったりの爽やかな料理をご紹介します。

使うのは、日本のスーパーでも手に入りやすいオレンジ
イギリスでは様々な柑橘系のフルーツを使った料理がありますが、その中でも私がよく作っていたお気に入りの「orange beef(オレンジビーフ)」をご紹介します。爽やかなオレンジの香りが後をひく、さっぱりとした味わいのお肉料理です!

オレンジビーフのステアフライとパセリライス

ステアフライは、英語で「stir fry」、いわゆる「炒める」料理法のこと。つまり、今回ご紹介する料理は、「オレンジと牛肉の炒め物」です!
海外のレストランメニューではよく見かけるので、ぜひ覚えておいてくださいね。

材料(2人分)

<オレンジビーフのステアフライ>
・牛肉薄切り……200g
・赤パプリカ……1個
・玉ねぎ……1/2個
・小麦粉……適量

【A】
・オレンジ……1個(果汁50ml)
・しょうゆ……大さじ1
・砂糖……小さじ2
・オイスターソース……小さじ1
・バルサミコ酢……小さじ1/2

・塩(牛肉の下味)……ひとつまみ
・こしょう(牛肉の下味)……少々
・サラダ油……大さじ1.5

<パセリガーリックライス>
・炊きたてのご飯……400g
・パセリ(みじん切り)……1枝
・ニンニク(みじん切り)……1片
・バター……20g
・塩……小さじ1/2
・こしょう……少々

作り方

■下準備
・牛肉は下味をつけ、薄く小麦粉をつけて軽くはたいておく。
・赤パプリカは乱切りに、玉ねぎは1.5cm角に切っておく。
・オレンジは絞り器を使って、果汁を用意する。
Aを合わせて、調味液を作っておく。

<オレンジビーフのステアフライ>
1. 熱したフライパンにサラダ油を入れ、下味をつけて小麦粉を軽くはたいた牛肉を両面焼く。色が変わってきたら、一度バットなどに取り出す。

2. 同じフライパンに玉ねぎと赤パプリカを入れ、中火で3分ほど炒める。

3. 玉ねぎが透き通ってきたら、牛肉とAを加え、少しとろみがつくまで炒めて完成。

※オレンジの皮をすりおろして加えるのもおすすめ! より爽やかな香りが楽しめます。

<ガーリックパセリライス>
1. 冷たいフライパンにバターとニンニクを加える。

2. 弱火で加熱し、ニンニクの香りがしてきたら温かいご飯とパセリを加え、中火で3分から4分炒めたら完成。

ココがポイント!

フレッシュのオレンジの代わりに、100%オレンジジュースを使っても大丈夫です! ポイントは牛肉をソテーした後、牛肉が硬くならないように一度バットに取り出すこと。ちょっとしたひと手間ですが、一度取り出しておくことで柔らかくてジューシーな牛肉に仕上がります。

ロンドンのカフェ風に楽しもう!

オレンジビーフと温かいご飯を別添えで盛り付るのもおすすめです。食べるときには、ぜひよくかき混ぜて食べてみてください!

パセリライスのパセリを多めにすると、ほろ苦い大人の味に。このパセリライスは、ビーフシチューやクリームシチューと一緒に食べてもとても美味しいですよ。

オレンジビーフはバケットに挟んで食べても良し。カマンベールやとろけるチーズなど挟むと、お洒落なロンドンのカフェ風「orange beef」サンドイッチの出来上がりです!

フルーツフレーバーを料理にプラス!

ロンドンのスーパーマーケットや市場では、よくオレンジフレーバーのものを目にします。お菓子だけではなく、お料理にオレンジを取り入れることもしばしば。

日本の食卓では、牛肉×フルーツの組み合わせは珍しいかもしれませんが、フルーツもひとつの調味料と考えてみると、色々な料理に使いやすいかと思います。ぜひ普段の料理にフルーツをプラスして、色々なアレンジを楽しんでみてください!

Instagram | @ayakacooks(綾夏)

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