
結婚して良かった!?愛媛が第2の故郷に!
みなさんは都道府県の中で地元以外に好きな場所はありますか?
私は結婚してから毎年、夫の実家である愛媛県松山市の道後温泉を訪れるようになり、情緒溢れる町並みや歴史ある温泉、鯛をはじめとするおいしいお魚のとりこになりました!
道後温泉は日本最古といわれる温泉で、飛鳥時代にあの聖徳太子も来浴したのだとか。
現在、外湯(日帰り入浴施設)は「道後温泉本館」、「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉」、「道後温泉 椿の湯」の3つがあり、行くたびにどのお湯に入ろうかと悩むのも楽しみの1つとなっています。
そんな私が、愛媛で食べておいしかった絶品グルメや、毎回必ず買うおすすめのお土産をご紹介します!
訪れたら食べたい!愛媛グルメ
本当に存在した!蛇口からみかんジュース
愛媛といえば、やっぱりみかん。「愛媛の家庭にはポンジュースが出る蛇口がある」なんていう都市伝説も話題になりましたが、伝説の蛇口は本当に存在したんです! その名も「蛇口からみかんジュース」。
ただ、あるのは家庭ではなく、松山空港の1階にある「Orange BAR」や、松山城の入り口近く、ロープウェイ街の中ほどにある「えひめ愛顔(えがお)の観光物産館」などの施設内ですけどね。
こちらの写真は「Orange BAR」のもの。蛇口をひねると本当に勢い良くみかんジュースが出てきて、私は初めて体験した時、思わず「おおっ!」と感嘆の声を上げてしまいました。
愛媛県のイメージキャラクター・みきゃんがプリントされたカップもキュート。松山空港に着いてまず飲めば、気分が盛り上がること間違いなしです!
お土産用もあります!大黒屋のうどん
「うどんなら香川県でしょ?」と思われるかもしれませんが、その隣にある愛媛にも香川に負けないほど、おいしいうどん屋さんがたくさんあるんです!
松山市に2店舗、東温市に1店舗あるうどんと釜飯の老舗「大黒屋」もその1つで、私も愛媛に行くたびに訪れています。
毎朝4時半から作り始める麺はしっかりとしたコシが特徴で、クセになるおいしさ。おすすめは錦糸卵、海苔、ネギたっぷりの名物うどん「大黒うどん」に天ぷらをのせた「特上大黒うどん」です。このボリュームで1,060円(2019年8月現在)はとってもお得ですよね!
ほかにもメニューが多彩でどれを食べようか迷ってしまうほど。レジの横には箱入りの「半生うどん」(3人前)も売っているので、お土産に買って帰ることもできますよ。
特製ダレで漬けた刺身が美味!宇和島鯛めし
鯛の生産量日本一を誇る愛媛県。鯛料理も豊富で、「鯛めし」は、松山市北条(中予)と宇和島(南予)で異なった食べ方をします。
「北条鯛めし」は鯛を丸ごと一匹、ごはんと一緒に炊き込む郷土料理。「宇和島鯛めし」は、鯛の刺身を特製ダレに漬け込み、薬味と一緒に混ぜたものをごはんにかけて食べる漁師料理です。
「宇和島鯛めし」のように刺身を使った鯛めしは全国的にも珍しいそうで、私もこちらをいただくことが多いです。タレが絡んだプリッと歯ごたえのある鯛とアツアツのごはんのコンビは最高で、口いっぱいにかきこみたくなるおいしさです。
宇和島市以外でも食べられるお店がいっぱいあって、こちらのお写真は松山市にある「日本料理若菜」のもの。愛媛に行ったらぜひ2つの鯛めしを食べ比べてみては。
しまなみ海道を渡って食べに行きたい!伯方の塩ラーメン
愛媛県今治市と広島県尾道市をつなぐ全長約60kmの海の道「瀬戸内しまなみ海道」。瀬戸内海に浮かぶ島々が7つの橋で結ばれ、ドライブやサイクリングに最高のロケーション! とても1日では回ることができないぐらい、見どころがたくさんあります。
今治側より2つ目に位置する「伯方島」は、“塩の島”として有名。「は・か・た・の・塩!」という耳に残るフレーズのCMを思い出す方も多いはず。伯方島を訪れたら、伯方の塩を使ったグルメはぜひとも食べたいところです。
こちらのお写真は道の駅「マリンオアシスはかた」の「塩ラーメン」。テレビ東京のバラエティー番組「出川哲郎の充電させてもらえませんか?」にも登場し、ゲストの反町隆史さんも「おいしい!」と絶賛していました。
伯方の塩で素材の旨みを引き出したスープは、やさしくもしっかりとした味わい。食後のデザートには、甘さとしょっぱさのハーモニーが絶妙な「伯方の塩ソフトクリーム」をぜひ!
これは買い!愛媛土産
ひと回り小さいベビーもキュート!母恵夢
愛媛県の超メジャーなお菓子といえば「母恵夢(ポエム)」。愛媛県だけでなく、瀬戸内周辺の県でも販売されているので、食べたことがある方も多いのでは。
バターやバニラの甘い香りが漂うビスケット生地の中には、ほくっと柔らかな黄味あんがたっぷり。お母さんの優しさを思わせる味わいから、“母の恵の夢の味”で「母恵夢」と名付けられたそう。
「母恵夢」よりひと回り小さい「ベビー母恵夢」もあり、こちらは愛媛県限定の「愛媛のみかん」や季節限定商品(今の季節は桃と瀬戸内レモンで、桃は8月中旬まで、瀬戸内レモンは8月末までの販売予定)が楽しめます。
私は前回訪れた時、「愛媛のみかん」を買いました。食べると口の中でほろっと崩れ、みかんの風味がふわ~っと広がる爽やかな味わい。
それがおいしくて、みんなにおすそ分けしようと思っていたのに、うっかり全部ひとりで食べてしまいました。次回はもっとたくさん買ってこようと思います!
また、松山市内から車で約30分のところにある東温市の「母恵夢スイーツパーク」は、見て、ふれて、味わえるテーマパーク。製造工程が見学できたり、スイーツパーク限定商品が買えたり、焼き立てが味わえたりできるので、こちらも要チェックですよ!
ふわふわのスポンジと柚子香る餡が絶品!一六タルト
四国で知らない人はいないというほど人気の和菓子「一六タルト」。タルトと聞くと、洋菓子のあのタルトを思い浮かべがちですが、こちらはちょっと違います。
見た目はロールケーキで、ふわふわのスポンジの中には柚子が香る餡がたっぷり。なめらかで上品な甘さが、お茶にもコーヒーにもぴったりなんです。
味は「柚子」、「抹茶」のほかに、期間限定の商品(今の季節は塩レモンで、9月末までの販売予定)があります。
ひと切れから買えるので、ちょっとしたお土産にもおすすめです。
おかずに、おやつに、おつまみに!じゃこ天
「じゃこ天」とは、宇和海でとれる新鮮な小魚を骨ごと、皮付きのまますり身にして油で揚げた練り製品のひとつです。
そのまま食べてもおいしいけれど、フライパンや網を使って軽く炙ると揚げたての香ばしさが感じられておすすめです。
我が家では温かいうどんにのせて「じゃこ天うどん」にして食べるのがお気に入り。お酒のおつまみにもぴったりなので、いつもたくさん買っちゃいます。
「じゃこ天」は、宇和島市と八幡浜市で盛んに作られていて、さまざまなお店で販売されているそう。それぞれの味わいを食べ比べるのも楽しそうですね。
一度食べたらクセになる!万長ラーメン
ラーメン大好きな夫が数年前に松山空港でたまたま見つけて買ったところ、ドはまりし、以来毎回欠かさず買い続けているのがこちらの「万長ラーメン」。
新居浜市の製めん会社が1959年に発売し、一度は製造中止になったものの、熱狂的なファンの手によって復活したのだとか。
麺は独自製法のノンフライストレート乾麺で、コシがあってまるで生麺のよう。昔ながらの練りスープを使用したスープは、塩とんこつ風味がついつい飲み干したくなるおいしさなんです。
炒めた豚肉や野菜をたっぷり入れれば、ボリューム満点の一杯が完成! 一度食べたらクセになること請け合いです。
愛媛でも買えます!小豆島のがありっく油&だししょうゆ
こちらの金両醤油の「がありっく油」と「だししょうゆ」は、香川県小豆島産。でも、私は毎回、松山空港で買っているので、愛媛土産としてぜひご紹介させてください!
香川県産のにんにくをオリーブオイルで煮込んだ「がありっく油」は、炒め油に使ったり、パンに塗ってガーリックトーストにしたり、お醤油と混ぜてドレッシングにしたりと使い方いろいろ。
「だししょうゆ」は、杉桶にて2~3年熟成発酵させた特撰醤油に鰹、昆布、しいたけをブレンドした味わい深い一品。こちらも何にでも使えて、料理をおいしくしてくれるすぐれものです。「がありっく油」と混ぜて作るドレッシングは絶品なので、ぜひ試してほしいです!
みかんだけじゃない!愛媛は名物の宝庫
愛媛というとどうしても、みかんのイメージが強いけれど、名物はほかにもたくさんあります。
今回ご紹介した以外にも、ほのかに甘い「鍋焼きうどん」や魚介のうまみたっぷりの「八幡浜ちゃんぽん」、鉄板で上からプレスして焼き上げる「今治焼き鳥」など気になるものばかり。私はどれも未体験なので、今後、食べるのが楽しみです♪
さて、次回は、ライター・micoが案内する「沖縄県編」です。私はいつも沖縄土産が「ちんすこう」ばかりになってしまうので、お土産情報をぜひ参考にしたいなと思います。
どうぞお楽しみに!