
無花果のジューシーな甘みが美味しい
こんにちは、英国料理研究家の綾夏( @ayakacooks )です。
今月使うフルーツは、今が旬の「無花果」。
ロンドンに留学していた頃は、夏から秋にかけてよく無花果を食べていました。
日本でもこの時期になるとスーパーでもよく見かけますよね。日本で売られている無花果の方が、ロンドンの無花果よりも少し甘いかなという印象です。

カフェのサラダボウルに入っていたり、 前菜やサラダによく使われていますが、火を通して使う料理にも美味しいものがたくさんあります。
そこで今回は、無花果を温かいトルテリーニチーズと一緒にいただく、秋らしい一皿をご紹介したいと思います。
無花果のトルテリーニチーズ
トルテリーニチーズは、「グラナパダーノ」「ペコリーノ・ロマーノ」「リコッタ」の3種のチーズを中に詰めた、指輪型のパスタのことです。
KALDIなどで購入することができます。あまり使ったことがないという方が多いかもしれませんが、パスタ同様すごく使いやすいので、ぜひこの機会に使ってみてくださいね。

今回はピスタチオやチーズ、じっくり焼いたカリカリのプロシュートをトッピングしてみました。オイルベースのソースに、無花果の甘さが良く合いますよ。
材料(3~4人分)
・無花果……1個
・トルテリーニチーズ……180g
・アンチョビ(ペースト)……4cm
・ドライトマト(水で戻しておく)……2枚
・プロシュート……2枚
・チーズ……80g
・ケイパー(素揚げしたもの)……15粒
・ピスタチオ……10粒
・バター……30g
・イタリアンパセリ……2枝

下準備
・プロシュートとドライトマトは1cm幅にカットしておく。
・無花果は6等分のくし切りにする。
・たっぷりのお湯でトルテリーニチーズを茹でておく。

作り方
1. 中火に熱したフライパンにバターを入れ、1cm幅にカットしたプロシュートを入れてカリカリになるまで焼く。

2. 弱火にしてアンチョビペーストとドライトマトを加え、アンチョビペーストが滑らかになるまで木ベラで混ぜ合わせる。
3. 茹でておいたトルテリーニチーズを加え、よく混ぜ合わせたら火を止める。
4. 無花果、チーズ、ピスタチオ、イタリアンパセリを加え、軽く混ぜ合わせたら完成。

お楽しみアレンジもいろいろ
●アンチョビペーストの代わりにバジルペーストを使うのもおすすめ!
●ナチュラルチーズに加えて、ブルーチーズをプラスすると、少し大人の味になってお酒との相性も抜群です。
●トルテリーニチーズの代わりに、パスタやペンネなどで作っても美味しいです!

サッと素揚げしたケイパーがアクセントに!

実は今回、どうしてもやってみたかった調理法にチャレンジしてみました!
ロンドンのレストランで教えてもらったのですが、ケイパーをサラダ油でサッと素揚げするという調理法です。

▲素揚げしたケイパーは、パッとお花が咲いたみたいになります!
外はカリッとしているのですが、噛むとジューシーなケイパー酸味を感じます。 レストランのシェフは、カリッとしたものと柔らかいものを合わせるのが最近のロンドンの流行りだと言っていました。
その時は、ラムステーキにトッピングにされていたのですが、これがアクセントになっていてとても美味しかったんです。
ちょっぴり手間がかかるかもしれませんが、その分美味しさがアップするので、ぜひ試してみてくださいね!