出典 : @yukayuka0409

ヘルシーでおいしい秋の味覚の代表格!作ってみたい、世界のきのこ料理10選

秋はきのこがおいしい季節。しめじ、エリンギ、舞茸など種類が豊富で、どんな料理にも使いやすいのもうれしいポイントですよね。世界にはなんと約1000種もの食用きのこがあって、世界中で食べられているんです。そこで、今回はヨーロッパをはじめとする各国のきのこ料理をご紹介。この秋はいつもと違うきのこ料理を楽しんでみませんか?

いざ、きのこを巡る6カ国の旅へ!

【1】鶏手羽元ときのこのフリカッセ(フランス)

ヨーロッパのきのこの旬は春から秋と長めで、数多くの天然きのこが出回ります。

フランスでは5月を過ぎたころ、モリーユ茸(アミガサ茸)やジロール茸など、さまざまなきのこが店頭に並びます。なかでもマッシュルームは、フランスでは珍しく人工栽培で、「シャンピニオン・ド・パリ」(パリのきのこ)と呼ばれているそう。

@sasaki180316さんが鶏手羽元とブラウン&ホワイトのマッシュルームを使って作ったのは、フランスの家庭料理「フリカッセ」。

フリカッセとは、バターで炒めた玉ねぎなどの野菜と鶏肉を生クリームで煮込んだクリーム煮のことです。

メインに使う食材が決まっているわけではないのですが、チキンを使った「フリカッセ・ド・プーレ」が一般的。マッシュルームなどのきのこと合わせるのが伝統的なレシピなのだとか。

ガーリックと粗挽き胡椒をオリーブオイルで炒め、鶏手羽元をしっかり焼いて、白ワインで蒸して、マッシュルームを入れて、火が通ったら、バター・生クリーム・塩・鶏ガラスープの粉を加えて完成!

出典:Instagram(@sasaki180316)

お肉をしっかり焼いてから煮込むことで、お肉の中に旨味がギュッ。こってりとした味わいもたまりません。@sasaki180316さんいわく、お好みでトリュフ塩をかけてもおいしいそうですよ。

【2】牛肉のフォレスティエール(フランス)

フォレスティエールは、英語のフォレストで森。きのこをたくさん使ったフレンチのメニューです。

「牛肉のフォレスティエール」は、牛肉を焼いて焼き色がついたら、玉ねぎやにんにくを加えて炒めます。そこにブイヨンスープを加えて沸騰させ、きのこと生クリームを入れて煮込んだら出来上がりです。

@marumaru_sweetsさんが参考にしたレシピは、えもじょわさんの著書『パリ在住の料理人が教える フライパンでできる本格フレンチレシピ』(KADOKAWA)。

きのこのとても良い香りが鼻をくすぐる、濃厚なおいしさに仕上がったそうですよ。

【3】きのこのデュクセル(フランス)

デュクセルは、きのこや玉ねぎなどをバターでソテーしてペースト状に煮詰めたソースで、フランス料理で使われます。

凝縮されたきのこの旨味とバターのコクが合わさった濃厚な味わいで、@franbrancafeさんのようにバケットにのせれば朝ごはんにぴったり。

デュクセルはお肉にもお魚にもよく合い、パスタのソースにもなるので、作り置きにもおすすめです。

【4】きのこリゾット(イタリア)

きのこはイタリアでも大人気の食材で、きのこ狩りも盛んです。定番きのこはポルチーニ茸で、そのポルチーニ茸を使った代表的な料理がリゾット。また、マッシュルームもよく使われているきのこの1つです。

@yukayuka0409さんの「マッシュルームのミルクリゾット」は、マッシュルームなどのきのこを炒めて香りを引き出し、旨味もたっぷり。

細かく刻んだマッシュルーム、しめじ、えのき、玉ねぎをバターと塩胡椒と白ワインで炒めて牛乳たっぷりのリゾットに…しあげにスライスしたフレッシュマッシュルームと空豆と黒胡椒とパルミジャーノレッジャーノを…

出典:Instagram(@yukayuka0409)

牛乳にバターやパルメザンチーズを合わせることで、しっかりとコクのある味わいに。白いリゾットに空豆のグリーンが映えて、目にも楽しい一品ですね。

【5】きのこのマリネ(イタリア)

イタリア料理の前菜の定番ともいえる「マリネ」。

なかでも「きのこのマリネ」は、日本でも作り置きおかずの定番ですよね。きのこを炒めてからマリネ液に漬け込むだけと、簡単に作れるのもうれしいポイントです。

@casa_plus_さんは、そんな「きのこのマリネ」にもうひと手間! 鶏胸肉で唐揚げを作り、きのこのマリネと一緒に醤油と砂糖を同量加えた南蛮酢に漬け込んだそう。

きのこの旨味が唐揚げにじゅわ~っと染みて、たまらないおいしさ。甘酸っぱい南蛮酢とも相性抜群です。

【6】きのこのアヒージョ(スペイン)

秋になるとスペインでもきのこのシーズンがスタート。通常はマッシュルームと平茸、たまに椎茸ぐらいしか置いていないスーパーマーケットにも天然もののきのこが並びます。

ポルチーニ茸や高級きのこ・ニスカロのほか、日本でおなじみのエリンギも天然ものが手に入るそう。

そんなスペインのきのこを使ったポピュラーなメニューといえば、にんにくと一緒にオリーブオイルで煮込んだアヒージョ。きのこは1種類でもおいしいけれど、いろいろなきのこを合わせることで、奥深い旨味と食感を楽しめます。

@riyusa0511さんは、椎茸、舞茸、しめじを使って。フライパン1つでササッと作れて、すぐに飲みたい時のおつまみにもぴったり。冷蔵庫で2~3日保存がきくので、作り置きにもおすすめです。

【10分で作り置きレシピ】きのこのアヒージョ | riyusa日和。ザッパレシピで褒められおやつと時々おかず

【7】きのこパエリア(スペイン)

スペインを代表する米料理「パエリア」。

パエジェーラと呼ばれる専用のパエリア鍋で具材を炒め、米と水、サフランを加えて炊き上げます。旨味たっぷりのきのこは、パエリアの具材としてもぴったり!

@vegefruyukikoさんは、エリンギとぶなしめじをふんだんに使って。トマトやインゲンなども入って、彩りもきれいですよね。

パエリア鍋の代わりにフライパンでも作れるので、気軽に試してみてはいかがでしょうか。

【8】マンタル・ソテ(トルコ)

トルコは、きのこの種類が豊富な国の1つ。スーパーマーケットでは栽培もののマッシュルームが一般的ですが、豊かな森林が広域に広がる黒海地方などでは、季節ごとに旬の天然きのこが数多く出回ります。

「マンタル・ソテ」は、マッシュルームを玉ねぎやピーマン、トマトなどと一緒に炒めた前菜。そのまま食べるのはもちろん、パンにつけて食べてもおいしいんです。

こちらのお写真は、@shimo3229さんが朝ごはん用に作ったもの。そのあまりのおいしさに、食べ始めたら止まらなくなってしまったそう。

日本・トルコ協会の公式サイトにレシピが載っているので、参考にしてみては。

キノコの前菜 | 日本・トルコ協会 | The Japan-Turkey Society

【9】スタッフド・マッシュルーム(アメリカ)

アメリカの代表的きのこといえば、マッシュルーム。マッシュルームの中に詰め物をしてオーブンで焼いた「スタッフド・マッシュルーム」は、具材によってさまざまなバリエーションが楽しめます。

@m_m2812iicoさんは、マッシュルームの中に細かく切った生ハムやにんにく、みじん切りにしたマッシュルームの軸を詰め、パン粉とオリーブオイルをかけてオーブントースターへ。あとはこんがり焼き上がるのを待つだけです。

簡単なのに見た目もかわいくて、おつまみやパーティーメニューにぴったりです。

【10】ヤム・ヘッド・ルアムミット(タイ)

タイのきのこは種類が豊富。日本にはない珍しい品種もあれば、しめじや舞茸、エリンギなど日本でおなじみのものもあります。

「ヤム・ヘッド・ルアムミット」は、タイ風きのこサラダのこと。加熱したきのこに、ナンプラー・レモン汁・砂糖を混ぜて作るドレッシング(ナムヤム)が絶妙にマッチします。

@monmon114さんは、舞茸、しめじ、エリンギ、椎茸を使って。お好みでパクチーをトッピングすれば、より本格的な味わいになりますよ。

毎日食べたい栄養とおいしさがいっぱい

低カロリーで旨味がたっぷりのきのこ。

栄養も豊富で、食物繊維やビタミンB類のほか、免疫力を高めるといわれているβ‐グルカンにも注目が集まっています。

世界のきのこ料理をレパートリーに加えれば、毎日でも飽きずに楽しめそうですね。

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