
続編!塩の種類を学んだら今度は塩を買ってみよう
前回の記事では塩の種類や特徴をご紹介しました。
実際に味の違いや使い心地の違いを試してみたいと思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、前編でご紹介した塩の種類別におすすめの製品をご紹介します。
厳選!おすすめの塩5選
【1】天日塩代表「南の極み」

海水を太陽や風など、自然の力で蒸発させて製造された塩で、マイルドな味わいが特徴の「天日塩」。
「南の極み」はオーストラリアで1888年から120年以上塩を供給している、オーストラリア最大のメーカーチータムソルト社の製品です。
スーパーなどで見かけたことがあるという方も多いのではないでしょうか?
容器も使いやすく固まりにくいのでおすすめ。
塩の粒は少し荒めで、少量でしっかり味がつくので、コスパが良いところも嬉しいポイントです。
【2】岩塩代表「MONTOSCO(モントスコ)ピンクヒマラヤンソルト」

ピンク色をしているヒマラヤンロックソルト。70種類ほどのミネラルが含まれており、とくに鉄分が豊富です。
ミネラルの少ない岩塩ですが、モントスコなどのパキスタン産はミネラル量がもっとも多い岩塩と言われています。
マイルドでクセがなく使いやすく、お肉だけでなく野菜や魚にも合います。
何より一番おすすめしたいポイントは、セラミック刃のしっかりとしたミルボトル。荒さも細かく調整ができ、削り心地も全くストレスがありません。使い終わっても容器だけ繰り返し使えそうなくら丈夫なのでぜひ再利用してみてください。
【3】湖塩代表「デボラ湖塩」

添加物を含まず、豊富なミネラルが特徴の湖塩。
オーストラリアのデボラ湖で採れる「デボラ湖塩」は、プロが愛用する塩として有名な塩です。
海水塩よりもマイルドで岩塩よりもしっかりとした塩味があるので、少量でもしっかりと味を感じられ減塩にもなります。
バランスの取れた塩ですが、繊細な和食料理との相性も抜群なのでぜひ毎日のおうちごはんに取り入れてみてくださいね。
【4】藻塩代表「能登半島珠洲の藻塩」

海水に海藻の成分を混ぜて作られる藻塩は、塩分濃度が低く、尖りのないまろやかな味わいが特徴です。
ホンダワラ(海藻)の旨み成分が含まれた「能登半島珠洲の藻塩」は、この塩だけでコクのある深い味付けになるので、シンプルな料理にぴったり。
他の種類の塩に比べお値段が高い藻塩ですが、こちらの製品は比較的手に取りやすい価格なのでおすすめです。
【5】筆者のお気に入り「CELTIC SEA SALT」

最後に筆者が大好きな塩をご紹介。
アメリカのメーカーの塩なのですが、ミネラル豊富なケルト海の海水を天日にさらして作られた天日塩「CELTIC SEA SALT」。粘土層の塩田で作られ、ミネラルを多く含んでいるためグレーの色をしています。
独特の甘さと苦味があり、これを料理に使うと味付けがワンランクアップします。
殺虫剤、除草剤、有害化学物質を含んでおらず、世界中のシェフや栄養士だけでなく医者からも推奨されているんだとか。ぜひ一度味わっていただきたい塩です。
まだまだ深い「塩の世界」
2つの記事で塩のことをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
前回、そして今回ご紹介したのは、塩の知識のほんの一部。製法や原料、産地で異なる塩の味は調べれば調べるほど新しい発見に出合えます。
塩を買う際はパッケージの裏面をじっくり見てみるのも楽しいかもしれません。
定番料理も調味料が変わればガラリと味が変わります。ぜひその変化を楽しんんでみてくださいね。