
大鶏排の作り方は意外と簡単!
話題の台湾唐揚げ「大鶏排」。作るとなるとあまりの大きさにちょっと及び腰になってしまいますが、実は意外と簡単なんです。
ポイントは、鶏胸肉をたたくこと。分厚いところをめん棒でたたいて薄く伸ばすと、大きくなってカリッと揚がります。
そして食欲をそそるスパイシーな香りは、「五香粉(ウーシャンフェン)」によるもの。
八角茴香(スターアニス)、山椒、花椒(ホアジャオ)、シナモンなどをミックスしたスパイスで、最近では、身近なスーパーにも置いてあることが多いよう。
もしも手に入らない場合は、ほかのスパイスで代用してもOKです。
今回は、五香粉を使う場合と使わない場合の2種類の作り方をご紹介します。
五香粉を使って
クレイジーソルトも効かせてスパイシーに!
鶏胸肉を「これでもか!」というくらい薄くたたいて伸ばしたという@ryosayuさん。
下味に五香粉を使い、仕上げにクレイジーソルトをパラパラと。カリッカリ、パリッパリに揚がったスパイシーな衣がたまりません!
ぜひ、揚げたてアツアツを召し上がれ。
材料
・鶏胸肉……1枚(約300g)
【A:下味】
・料理酒……大さじ1
・しょうゆ……大さじ3
・みりん……大さじ1
・すりおろしニンニク、生姜...各小さじ1
・五香粉……少々(なければクレイジーソルト等)
・塩胡椒……少々
・溶き卵(Mサイズ)……1個分
【B:衣】
・片栗粉……20〜30g
・コーンスターチ……20g(なければ米粉や小麦粉など)
・揚げ油……適量
・クレイジーソルトなど肉系のスパイス……適量
作り方
1. 鶏胸肉を包丁で開き均一な厚さにする。
2. ラップをかけ、めん棒で厚さ3mm程になるように叩いて伸ばす(自分の顔の大きさ目指して)。
3. ボウルにAの下味の材料を入れて混ぜ、胸肉を入れよく揉み込み、2〜30分漬け込む。
4. 汁気を切った3を溶き卵にくぐらせ、衣の材料を入れて混ぜよく馴染ませる。
5. フライパンの底から1〜2cm程の油を注ぎ熱し、4の衣の材料を入れ時々ひっくり返しながら加熱(約10分位)。こんがり揚げ色がつき、鶏胸肉の中まで火が通ったら油切りをする。
6. 仕上げに、クレイジーソルトなど肉系のスパイスをかけて完成。
ポイント
・五香粉が苦手な人は入れなくてもいいです。その代わり、黒胡椒やクレソルなどのスパイスを使うとパンチが出ます。
・お肉は、薄ければ薄いほど、カラッとパリパリに仕上がります。
・とにかく、厚さを均一にする!これに尽きます。
レシピ出典:Instagram(@ryosayu)
少ない材料で本格的!
少ない材料で本格的な味わいを目指した@arigohanさんのレシピ。ポイントとなるのは五香粉と片栗粉を入れることです。
片栗粉は、鶏胸肉を漬け込んだ汁と合わせるとダマになりますが、それをあえて鶏胸肉に衣付けすることで、ザクザクとした食感に仕上がるのだとか。
揚げた後はしっかり油を切ることもお忘れなく!
材料(1枚分)
・鶏胸肉……1枚(450g)
・塩胡椒……適量
【A】
・酒……大さじ2
・醤油……大さじ2
・にんにくチューブ……小さじ1
・生姜チューブ……小さじ1
・五香粉……小さじ1/4(目安8振り位)
・片栗粉……70g
作り方
1. 鶏胸肉を半分にスライス(完全に切り落とさずに切り終わりをつなげたまま)し、ラップの上からめん棒でたたいて厚さ約1.5~2cmにする。
2. 全体に塩胡椒をふる。
3. Aを合わせ、そこに1の鶏胸肉を15分漬け込む。
4. 3をザルにあけて軽く水気を切り、全体に片栗粉をしっかりまぶす。この時ダマになった片栗粉も手で押して鶏胸肉に衣付けする。
5. 1片面4分ずつ170℃の油で揚げ焼きにする。
ポイント
・1で鶏胸肉をめん棒でたたくとき、厚みを同じにすることで、全体に均一に火が入ります。
・4でダマになった片栗粉も鶏胸肉に衣付けすることで、揚げたあとにザクザク食感に仕上がります。
・揚げた後、しっかり油を切りましょう。そうすることでザクザク感が保たれます。
レシピ出典:Instagram(@arigohan)
丼にしても
鶏胸肉を開いて広げて叩いて薄くし、醤油、酒、砂糖、塩、すりおろしニンニク、すりおろし生姜と、五香粉、花椒、シナモン、粗挽き黒胡椒などのスパイスで下味をつけて30分以上漬け込みます。
溶き卵にくぐらせ、片栗粉+コーンスターチの衣をつけて、揚げ焼き。
台湾料理が大好きだという@atable_junkoさん。
この日はおうちで「大鶏排」を手作りし、レタスと新玉スライスを合わせて丼に。ごはんを超少なめにしてもボリュームたっぷりで、大満足できること間違いなしです。
袋に入れてそのままかぶりつくのもおいしいけれど、丼にすればランチや夜ごはんにピッタリの一品が完成しますね。
お好みのスパイスでも!
カレー粉を使って
@mizuki_31cafeさんのレシピは、五香粉の代わりにカレー粉を使って。特別な調味料は一切必要ないので、気軽に挑戦できそうです。
こちらのレシピは、@mizuki_31cafeさんのブログでも写真付きで紹介されているので、合わせてチェックしてみては。
材料(2人分)
・鶏胸肉……大1枚(300g)
【A】
・醤油、酒……各小さじ2
・砂糖……小さじ1
・塩、カレー粉……各小さじ1/4
・にんにく、生姜……各チューブ3cm
【B】
・卵……1個
・薄力粉……大さじ1
・片栗粉、サラダ油……各適量
作り方
1. 鶏肉は厚みが均一になるよう切り込みを入れて開く。ラップをかけてめん棒でたたいて薄く(8mmくらいに)伸ばし、半分に切る。
2. 1にAを揉み込み5分置き、続けてBを加えて更に揉み込む。バットに片栗粉を入れ、鶏肉にしっかりまぶす。
3. フライパンに1.5cmの油を入れて中火で熱し、2を両面色よく揚げ焼きにする(7〜8分)。
ポイント
・鶏肉はなるべく薄く伸ばすと◎。めん棒がなければ瓶の底などでたたけばOK。
・今回は5分だけ漬けましたが、漬け時間は長くなっても大丈夫です。
レシピ出典:Instagram(@mizuki_31cafe)
チリパウダーとガラムマサラで
@sachan_lifeさんが五香粉の代わりに使ったのは、チリパウダーとガラムマサラ。
チリパウダーは、唐辛子のほかにパプリカ、オレガノ、クミンなどがブレンドされたスパイス。ガラムマサラは、主にブラックペッパー、カルダモン、コリアンダーなどがミックスされたスパイスです。
これらが合わさることで、スパイシーで複雑な味わいになります。
そのほか、粉唐辛子、シナモンパウダー、クミンパウダー、八角などで代用しても。まずはおうちにあるスパイスで試してみると良いかも。
@sachan_lifeさん流「大鶏排」作り方は、画像をスワイプしてご覧ください。
市販の素を使って
新たにスパイスを買うなら、市販の素を選ぶという手もあります。
@hinatabocco0709さんが使ったのは、カルディで販売されている「台湾フライドチキンの素」。
8種類のスパイスがブレンドされた「台湾フライドチキンの素」は、唐辛子・シナモン・花椒を効かせた甘辛い味わいが特徴です。
作り方は、鶏肉に揉み込んで20~30分漬け込んだら、片栗粉をまぶして170℃の油で4~5分程度揚げるだけ。
それだけでこんなにおいしそうに作れるなら、使ってみたくなりますね!
おうちで台湾旅行気分を楽しもう!
台湾では屋台や夜店などで売られていて、手軽に食べることができる「大鶏排」。
おうちで作って食べれば、いつでも台湾に行ったような気分が味わえます。
「大鶏排」のお供に台湾ビールを用意すると、さらに気分が高まりますよ!