ブッラータチーズとは?
数年前からチーズ好きの間で大人気のブッラータ(ブラータ)チーズ。イタリア南部のプーリア州が原産のフレッシュタイプのチーズです。
ブッラータチーズは、モッツァレラチーズから派生したチーズのひとつ。モッツァレラチーズを薄く伸ばして袋状にし、その中に”ストラッチャッテッラ”と呼ばれる、細かく刻んだモッツァレラチーズと生クリームを混ぜたものをたっぷり詰めて、袋の口を縛ったものがブッラータチーズです。
「ブッラータ」とは、イタリア語で”バターのような”という意味。
ブッラータチーズのいちばんの特徴は、袋の中に詰められたクリーム。
ブッラータチーズの表面をナイフで切ると、中からモッツァレラチーズとクリームが溢れ出てきます。これがバターのようにクリーミーでリッチな味わいなんですよね。モッツァレラチーズの爽やかさとバランスよくまとまって、とても贅沢なおいしさです。
それでは、さっそくブッラータチーズのおいしい食べ方をご紹介します!
サラダアレンジで楽しむブッラータチーズ
トマトや生ハムと一緒に
@satukibasketさんは、トマトと生ハム、フリルレタスをベースにしたサラダの中心にブッラータチーズをイン。ざくろを散らし、ヒマラヤ岩塩、黒胡椒を挽き、オリーブオイルを垂らしてできあがり。
ほんのりした甘みと酸味のあるざくろはクリーミーなブッラータチーズと好相性! それぞれの素材のおいしさを味わうために調味料はシンプルにするのがポイントです。
金柑と菜花、ブッラータチーズのサラダ
こちらは、駒沢にあるビストロのお店『bistro-confl』さん(@bistro_confl)で出されているブッラータチーズと旬野菜のサラダ。
甘くて爽やかな金柑と菜花を西洋ワサビのドレッシングで和えて、ブッラータチーズをオン。散らしたクルトンが食感のアクセントに。
材料は、金柑(2個)、菜の花(6本くらい)、ブラータチーズ(1/2個)、クルトン(適量)。西洋ワサビを効かせたドレッシングで和えているのだとか。
おうちで作る際に西洋ワサビが手に入りにくい場合は、「市販のマヨネーズに辛子とワインビネガーを加えてアレンジするとおいしいと思います。また、クルトンがなかったら、くるみやアーモンドといったナッツ類で代用できますよ」と、アレンジを教えていただきました! 辛子を使うアイデア、面白いですよね。
どんなフルーツとも相性抜群!
苺と一緒に
まずおすすめなのが、みんな大好きな苺との組み合わせ! 苺のかわいさも相まって、とっても華やかな一品になります。
@muchi125さんは、ホワイトバルサミコ酢、はちみつ、ブラックペッパーで味付け。クリーミーなブッラータチーズと甘酸っぱい苺に、さらにフルーティーな酸味と自然の甘みをプラスして。
「ブッラータチーズはストックしたい。賞味期限はそんな長くないが……」という、@muchi125さん。その気持ち、よーーーくわかります(笑)。
焼きリンゴとガレットで
@otamiojpさんは、蕎麦粉のガレットに焼きリンゴとブッラータチーズをのせたデザートガレットで朝ごはん。焼いたリンゴの甘みとブッラータチーズの塩気が絶妙にマッチしたおいしさだったそう。
上にかかっているのはメープルシロップとシナモン。やさしい甘みとスパイシーな香りもプラスされ、幸せな朝時間になりましたね。
パンと合わせるのもおすすめ
ピスタチオのパンと一緒に
@mrkiwngさんはメゾンカイザーのピスタチオのパンにブッラータチーズを添えて。ブッラータチーズにはメープルシロップと天日塩をふっています。
“パンとチーズ”というシンプルな組み合わせだからこそ、それぞれの素材のおいしさをダイレクトに味わえます。こだわりのパンやメープルシロップ、お塩を選ぶのも楽しいですよね。
ブッラータチョコパン
スイーツのようなアレンジは、@_chibitaco_さんのブッラータチョコパン。スライスしたカンパーニュの上にブッラータチーズとブルーベリー。そして上からチョコをたらり!
@distefano_jpのブッラータチーズは「とろけ出てしまう事がなく、もっちりしていて大好きです」と、@_chibitaco_さん。メーカーによって食感や味わいの違いがあるので、それぞれの特徴を楽しんでみるのもおすすめです。
パスタや主菜にオン
ナポリタンにオン
@t.juncoさんは、いつものナポリタンにブッラータチーズをオン。ただのせるだけで、見た目も味わいもグレードアップしたディナーになるのがうれしいですよね。
クリーミーなチーズがプラスされたスパゲッティは食べ応えも抜群! 半分こした娘さんと、「めっちゃおいしいなー♪」と言い合う楽しい夕ご飯の時間になったのだとか。
キノコのパスタにオン
白トリュフ入りのブッラータチーズをキノコの香り豊かなファルファッレと合わせていたのは、@awesome_zero_ichiさん。
キノコのファルファッレはえのき茸や舞茸、エリンギなど5種類のキノコを種類別に3通りの焼き方で焼き、最後に塩気を効かせて茹で上げたパスタと軽く混ぜ合わせています。お皿にパスタを盛り付け、ブッラータチーズをのせたら、オリーブオイル、ナッツ、パセリ、ピンクペッパーを散らして完成。
ブッラータチーズの白トリュフの香りとクリーミーさが、丁寧に焼かれたキノコの風味と絶妙にマッチして、とってもおいしそう!
スワイプして詳しい作り方をチェックしてみてくださいね。
漬けマグロにオン
ブッラータチーズと相性がよいのは、フルーツやパスタだけではありません! じつはお魚とも合うんです。
チーズプロフェッショナルとしてチーズのおいしさを伝えている@marikaho7777さんは、わさび醤油に漬け込んだマグロとブッラータチーズを合わせていました。チーズの上にはうずらの玉子とかいわれをのせ、仕上げにわさび醤油を少々。日本酒のおつまみにされたそうです♪
「(ブッラータチーズは)いろいろ楽しみ方がありますが、中にクリームを含んでいるのできめ細かく、ソースがよく馴染みます。クセも少なく、わさび醤油もよく合いますよ」と、@marikaho7777さん。
この楽しみ方、ぜひ試してみたいです。
おうちでレストランみたいな一皿を
濃厚でクリーミーな味わいが特長のブッラータチーズ。クセが少なく、どんな食材や料理とも合わせやすいので、おうちでもアレンジしやすいチーズです。
また、塩気も少ないので、シンプルにそのおいしさを味わうなら、調味料は塩、こしょう、オリーブオイルと合わせて食べるのがまずは基本のおすすめ。そこにフルーツやトマトを合わせるだけで、まるでレストランで出てくるようなサラダになります♪
そのほか、シンプルにジャムやはちみつと合わせるだけでも楽しめます。
食べる前に常温に戻しておくのも大事なポイント。クリームのトロトロ感がより楽しめるので、食卓に出す少し前に冷蔵庫から出しておきましょう。
ぜひ、おうちでも気軽にブッラータチーズを楽しんでくださいね。