東北魂ビールプロジェクトって?
東北魂ビールプロジェクトとは、東北のクラフトビールブルワリーが集まり、世界に通用するビール造りをするために技術を磨き、高め合っているプロジェクトのこと。
2011年11月にスタートしたときは、3社(いわて蔵ビール、秋田あくらビール、福島路ビール)で開催していたプロジェクトだったそうですが、現在は東北6県15社程度のブルワリーさんが参加し、勉強会などを開催しているそうです。
※参加ブルワリーさんは、各回で変動しているそうです。
同じブルワリー同士が一緒に高め合うって、普通なら「え? ライバル同士でお互いの技術や作り方を共有しないよね?」って思いますよね。
でも、この東北魂ビールプロジェクトは、そんな小さなことにいちいちこだわらないのです。
このプロジェクトは、
「東日本大震災で応援、支援してくれた日本中にいるファンの方への感謝として、自分たちが品質のよいビールを世の中に提供することにあのるのではないか。」
という想いから生まれたんです。
本来なら、震災のなかった地域が今でも自分たちにできる支援をして協力をするものだと思っていたので、この話を聞いた時に胸が熱くなりました。
キリンビールとの出会いで、より磨かれていったクラフトビール
独自に勉強し技術を学んでいるだけではなく、2017年11月、宮城県仙台にある「キリンビール仙台工場」、スプリングバレーブルワリー(東京)がこのプロジェクトに参加したことで、さらにおいしいクラフトビール造りの知見が増えていったそうです。
自分たちだけでは知ることのできなかったビールにおける科学的分析、仙台工場での基礎勉強会、ホップ生産者、ホップ製造工場の見学など、回を増すごとに各ブルワリーさんのレベルが向上し、現在では世界で評価されるビールが東北の地から誕生するまでに。
各ブルワリーさんが同じレシピで作った「ベルジャンホワイト」を飲み比べ!
今回試飲したのは、
「秋田あくらビール(秋田県秋田市)」
「いわて蔵ビール(宮城県石巻市)」
「ISHINOMAKI HOP WORKS(宮城県石巻市)」
「希望の丘醸造所(宮城県岩沼市)」
「半田銀山ブルワリー(福島県桑折町)」
「スプリングバレーブルワリー」
が醸造した「ベルジャンホワイト」。6種を飲み比べしました。
この「ベルジャンホワイト」は、それぞれブルワリーで作っているビールの飲み比べとは訳が違います。
なんと! 参加ブルワリー13社が同じレシピで同じビールを醸造してるのです!
少し写真が暗くてごめんなさい……なんですが、同じレシピで作っているのにそれぞれ「色味、香り、後味」が違うのです。
どれ1つとして同じ味ではなく、飲めば違いが分かるほど。面白いですよね~。
ここ最近、「ホワイトビール」が好きという人が増えていることもあり、この飲み比べはなかなか体験できるものではないので、ぜひご家庭で飲み比べを楽しんでみませんか?
個人的には全部飲み干したかったのですが、イベント後に会議もあったので泣く泣く諦めました(笑)。
東北の醸造所がそれぞれの技術を結集させたクラフトビールが限定販売!
東日本大震災から12年。
東北の醸造所共同で取り組む震災復興感謝の特別に造ったビール(ベルジャンホワイト)、12社12本セットで限定発売!
100セット限定なので、気になる方はお早めにご購入下さいね。
【セット内容】
・OIRASE BEER-奥入瀬ビール-(青森県十和田市) Aomori Spring White
・いわて蔵ビール(岩手県一関市) イワテ陸風ホワイト
・田沢湖ビール(秋田県仙北市) 秋田海風ホワイト
・秋田あくらビール(秋田県秋田市) Akita Spring White
・BLACK TIDE BREWING(宮城県気仙沼市)TOHOKU PRIDE - 気仙沼 風待ちホワイト -
・ISHINOMAKI HOP WORKS(宮城県石巻市)石巻海風ホワイト
・希望の丘醸造所(宮城県岩沼市) 岩沼汐風ホワイト
・米沢ジャックスブルワリー(山形県米沢市) 米沢 義風ホワイト
・半田銀山ブルワリー(福島県桑折町)半田颪ホワイト
・福島路ビール(福島県福島市) 吾妻の風White Ale
・ホップジャパン(福島県田村市) あぶくま山風ホワイト
・南会津マウンテンブリューイング(福島県南会津町) 春雪ホワイト
スプリングバレーブルワリー東京でも「東北魂ホワイト」を数量限定発売!
スプリングバレーブルワリー東京では、2023年3月3日(金)から東北のブルワリーさんと同じ製法で造った「東北魂ホワイト」を数量限定で提供されます。
まろやかな麦のうまみと、オレンジピールやコリアンダーシードのスパイシーな香りが特長なベルジャンホワイトを、ぜひ楽しんでみてくださいね。