出典 : @amechan_gourmet

食い倒れは避けられない!?大阪に行ったら絶対食べたい定番の大阪グルメ

4月14日、ついに開幕した大阪・関西万博。会場は大阪ベイエリアと呼ばれる、大阪港に作られた人工島のひとつ、夢洲(ゆめしま)です。会場内で味わえる各国のグルメも気になるところですが、せっかく大阪を訪れたら人気のご当地グルメもぜひ味わいたいところ。そこで今回は、これを食べずには帰れない、定番の大阪グルメをご紹介します!

ザ・大阪グルメを楽しもう!

大阪グルメと聞いてまっさきに思い浮かぶ料理といえば、小麦粉を使った“粉もん”ではないでしょうか。

そのルーツは安土桃山時代にまでさかのぼり、「小麦粉を溶いて焼く」という調理法は千利休が始めたものだといわれています。

江戸時代末期には、溶いた小麦粉を鉄板などで焼いて食べる習慣が庶民の間にも広まったそう。

明治時代以降は、キャベツやソースを使った「洋食焼き」が登場。やがて具材に豚肉やたっぷりの野菜を使うなどして「お好み焼き」へと進化していきました。

“粉もん”は、お好み焼きやたこ焼きのようにさまざまな具材と混ぜ合わせて食べるものもあれば、うどんのように練り上げた粉を麺として食べるものも。

そんな“粉もん”を中心に、「これをこれを食べずには帰れない!」という大阪グルメをご紹介します!

たこ焼き

たこ焼きは、屋台で買って気軽に食べられる大阪のファストフードの代表格。

市内には至るところにたこ焼きを提供するお店があり、だし、生地、具材、焼き加減などに違いが。シンプルながら奥が深い料理です。

笑いの殿堂「なんばグランド花月」の横に本店を構える「たこ焼道楽 わなか」のたこ焼きは、キメの細かな小麦粉、程よいだしと塩味による絶妙な味わいが魅力。熱伝導率の良い銅板で強火で一気に焼き上げ、外はカリっと、中はとろりとろける食感に仕上げています。

市内だけで8店舗があり、大阪城公園店では限定メニューの「天守閣盛り 大阪城たこ焼」が楽しめます。

「たこ焼道楽 わなか」オフィシャルホームページ

一方、道頓堀に本店を構える「たこ家道頓堀くくる」のたこ焼きは、外はふわっと、中はとろっとした食感が特徴。一番人気の商品は「大たこ入りたこ焼」で、その名のとおり、ぷりっぷりの大たこ入り。仕上げにじゅわっと白ワインを一振りしているのがポイントです。

店舗数も多く、アツアツの鉄板で提供される「びっくりたこ焼」(本店限定)など、店舗限定商品も。

大阪・関西万博でも「サスティナブルフードコート」をはじめ、5つのエリアに出店しているので、“くくる巡り”をしてみるのもおすすめです!

ほかにも「はなだこ」「たこ焼十八番」「あべの たこ焼き やまちゃん」「元祖たこ焼き 会津屋」「甲賀流」「踊りだこ」など注目店がめじろ押しなので、食べ比べを楽しんでみては?

たこ家道頓堀くくる 公式ブランドサイト | 白ハト食品工業株式会社

いか焼き

いか焼きといったら、いかの姿焼きを思い浮かべる方も多いと思いますが、大阪のいか焼きはひと味違います。

実はこちらも“粉もん”のひとつで、だしと小麦粉、いかを練り合わせた生地を、鉄板ではさみ焼きにしたもの。焼きたてにソースをさっと塗れば出来上がりです。

「阪神名物 いか焼き」は、阪神梅田本店に1957年(昭和32年)から出店している老舗。「いか焼き」は、秘伝のだしとこだわりの小麦粉を使い、上下高温の専用鉄板ではさんで一気に焼き上げます。

もちもちの生地にかぶりつくと、いかのコリコリとした食感や旨味が感じられ、おやつやおつまみにぴったりのおいしさ。

平日のお昼には、炊き込みごはんの上にいか焼きをのせた「いか焼きのっけ弁当」が限定販売されるので、そちらも要チェックです!

阪神名物いか焼き(阪神名物いか焼き) - 阪神百貨店 | WEBカタログ

きつねうどん

だしを利かせたつゆをうどんにかけ、その上に甘辛く煮た油揚げをのせた「きつねうどん」。“粉もん”と“だし”をシンプルかつ存分に味わえるとあって、浪速っ子がもっとも愛するうどん料理といっても過言ではありません。

昆布をはじめ鰹節やサバ節などからとっただしに、淡口醤油などで味を調えたつゆは、お店によってこだわりが。うどんは、だしに馴染む、太すぎないもっちりとした食感が特徴といわれています。

1946年(昭和21年)創業の老舗「道頓堀 今井」でも「きつねうどん」は大人気。

ふっくらと炊き上げた程よい甘さのお揚げと、北海道道南産の天然真昆布、九州産のサバ節やウルメ節を使ったコクと旨味のだし、そしてモチモチのうどんが見事に調和しています。

大阪生まれのほっこりとした味をご堪能あれ。

昭和21年創業「道頓堀今井」|道頓堀 今井

串カツ&どて焼き

牛肉や野菜、魚介類などさまざまな具材を串に刺してフライにした「串カツ」。起源については諸説ありますが、一説には通天閣がある大阪の“新世界”で、大正末期から昭和初期に発祥したといわれています。

揚げたてにソースをつけて食べる際の「2度づけ禁止」のルールはあまりにも有名ですよね。

「どて焼き」は、下茹でした牛すじ肉を味噌やみりんで長時間かけて煮込んだもの。鍋のふちに味噌を土手のように盛ることからその名が付きました。

新世界エリアには、串カツとどて焼きを提供するお店が軒を連ねています。

1947年(昭和22年)創業の「新世界串カツ 八重勝」は、新世界きっての人気店。平日でもオープン前から大行列ができることも。

高温でふわっ&からっと揚げた串カツは、一番人気の牛カツをはじめ、牡蠣、貝柱、カマンベールチーズ、生麩、蓮根、玉ねぎ、いかなど種類豊富。

白味噌ベースのどて焼きは濃厚な味わいで、否が応でもお酒がすすんでしまいますよ。

新世界串カツ 八重勝(@shinnsekai_yaekatsu)のInstagram

豚まん

お肉が詰まった中華まんじゅうは一般的には「肉まん」と呼ばれていますよね。大阪では、ほとんどが豚ひき肉を具材としていることから「豚まん」という名で親しまれています。

定番人気はやっぱり「551HORAI 蓬莱」の「豚まん」。一日の平均販売個数は約17万個を誇ります。

メインとなる具材の豚肉と玉ねぎは、食感を出すためダイス状にカット。生地はほんのり甘いのが特徴で、職人たちが1つ1つ手包みしています。

ふんわりとした生地の中には具材がたっぷりで、甘い玉ねぎとジューシーな豚肉が絶妙なハーモニーを奏でます。ぜひ、蒸したてアツアツを召し上がれ!

551HORAI 蓬莱 大阪名物の豚まん[肉まん]

定番の大阪土産もお忘れなく!

最後にご紹介した「551HORAI 蓬莱」の「豚まん」は、お土産としても有名ですよね。

そのほかの定番土産としては、「焼きたてチーズケーキ」(りくろーおじさん)、「みるく饅頭 月化粧」(青木松風庵)、「みたらし小餅」(千鳥屋宗家)などがあります。

また、「みるく饅頭 月化粧」に関しては、工場見学やお菓子作り体験ができる「月化粧ファクトリー」という新名所もあるので、気になった方はそちらもチェックしてみてくださいね。

なかにはお取り寄せできるものもあるので、今すぐ大阪に行けないという方は、おうちで楽しんでみてはいかがでしょうか!

月化粧ファクトリー | みるく饅頭 月化粧 | 大阪土産

関連記事:

【ぐっちのおさけじかん】Vol.14 一石二鳥鍋「豆腐つくねのうどんすき」
【もてなしオトコメシ】ビールに合う!関西のソウルフード「とろとろどて焼き」
祝・阪神タイガース、リーグ優勝!大阪名物「いか焼き」で祝杯だー!
王道の関西風もヘルシーも!混ぜて焼くだけで簡単おいしい「お好み焼き」レシピ3選
【編集部レポ】ついに開幕!大阪万博にて食のブースを満喫しよう
食い倒れは避けられない!?大阪に行ったら絶対食べたい定番の大阪グルメ

食い倒れは避けられない!?大阪に行ったら絶対食べたい定番の大阪グルメ

Share this