出典 : @ru.ru_rumi

10月30日は「食品ロスの日」。おうちでできるロス削減アイデアを取り入れよう!

本来食べられるのに捨てられてしまう食品を指す「食品ロス」。農水省の令和5年度の推計によると、実は日本の食品ロス量年間464万トンのうち、233万トンが家庭から出るロスという悲しいデータが。一人ひとりの意識が、大きな食品ロス削減につながります。そんなきっかけになる、取り入れやすいアイデアをご紹介します。

捨てがちな部分も無駄なく使い切るアイデア

大根の皮を使った佃煮

野菜を使う料理を作る際、レシピの多くは「野菜の皮をむく」という工程があるので、むいた皮は捨ててしまうことが多いかと思います。

特に大根やにんじんはそうなってしまいがちですが、調理を工夫することでおいしく活用することができるんです!

大根の皮と生姜を千切りにしごま油で炒める。
醤油とみりんを入れたら火を少し弱め、汁気がなくなったらかつお節と白ごまを入れて和える。

出典:Instagram(@opeko_nyaaa)

佃煮やきんぴらにすれば、ご飯のお供にぴったりのおかずになりますよ。

ブロッコリーの茎で漬物

ブロッコリーの茎は、筋が残って食べづらいために捨ててしまう場合もあるかもしれませんが、皮を厚めに剥いた芯の部分は柔らかいのでおいしく食べられます。

ブロッコリーの芯、厚めに皮をむいて輪切りスライス
袋に入れて塩小さじ1/2で30分おく
醤油、酢、各小さじ2とラー油入れて
冷蔵庫でおねんね〜

出典:Instagram(@ayako.ao.5)

花蕾と茹でて食べる方が多いと思いますが、生のままスライスして漬物にするのが絶品なんだとか。中華風の味付けなのでビールがすすみそうです♪
レシピは料理家のきじまりゅうたさんのものだそうです。

皮も細切りにしてきんぴら等に活用してくださいね。

ブロッコリーの茎をおにぎりの具に

皮をむいたブロッコリーの茎を千切りにし、レンジで柔らかくなるまで加熱したら、おかかと一緒にご飯に混ぜ込んでおにぎりに。

ブロッコリーはおかかとの相性が抜群なので、おにぎりアレンジも期待が膨らみますね。食感がプラスされて満足感もアップできます。

ブロッコリー茎のおかかおにぎり|Instagram(@ hibi_onigiri)

キャベツの芯でコールスローサラダ

キャベツの芯も捨ててしまいがちですが、実は葉部分よりも栄養が豊富。
カリウム、カルシウム、リン、マグネシウムなどのミネラル類は葉の約2倍、食物繊維やビタミンCが約1.5倍以上と言われています。

そうと知ったら食べない手はないですよね!

キャベツの芯は固いので、細かく刻んだり薄くスライスし加熱調理するのがおすすめ。
コールスローにすれば、キャベツのおいしさを存分に味わえますよ。

加熱すると甘みが増すので餃子のたねやハンバーグに混ぜ込んだり、スープや炒め物にぜひ活用してみてくださいね。

キャベツの芯のコールスロー|Instagram(@dandoritei)

パイナップルの皮と芯で発酵ジュース

パイナップルを丸ごと買ったら、多くの場合は皮と芯は不要で捨てることが多いかと思います。特に皮は厚めに剥くので、なんだか勿体無くて罪悪感を感じることも……。

そんなお悩みを解決してくれる方法があるんです!

🍍材料🍍
①パイナップル一個分の皮や芯。もちろん使いたかったら実の部分も使ってください。
②好きなスパイス。私はシナモン一本、八角1個半、グローブ3個。
チリ🌶を入れるのもありだよ!
③好きなお砂糖1カップ。私はオーガニックのココナッツシュガーを、使いました。
④水。2リットル弱

それをジャーに入れて、約2日常温で発酵させる。

出典:Instagram(@reikokusuda)

お好きなスパイスと砂糖、お水を加えて2日ほど放置するだけで、ジュース等に活用できるシロップができちゃうんです!

放置する時間によって酸味が変わるそうなので、酸っぱめがお好みの方はもう少し置くなどして調整してみてください。

そのまま飲んだり、炭酸やお好きなお酒で割ったりと色々楽しめる万能アレンジです。

パイナップルの芯でジャム

固いイメージがあるパイナップルの芯を、ブレンダーで粉砕して活用するというアイデアは目からウロコ!

粉砕した芯とグラニュー糖(約大さじ3)を鍋に入れて混ぜ合わせて一晩置き、煮詰めたものがこちら。ジャムになりました!

ヨーグルトにかけたり、ケーキ生地に混ぜ込んで焼いたりと、こちらも色々活用できそうですね。

パイナップルの芯のジャム|Instagram(@87fufu_recipi)

出汁パック丸ごと活用術

手軽においしい出汁が取れる便利な出汁パックは、出汁を取るだけではもったいない! 中身も丸ごと使うアイデアを知ると、料理の幅が広がりますよ♪

ミートソースにプラスすれば、一気に和風な味わいに。カレーなどたくさん作る料理にプラスすれば、味変になってマンネリ防止になります。

他にも、炒め物やチャーハンなどの「味付け」に活用したりするのも◎。うま味も栄養もプラスされて一石二鳥です。

※中身が食べられない出汁パックもあるので、必ず「中身を取り出して使える出汁パック」をご使用ください。

冷凍保存で賢く消費

冷凍きのこ

安価なきのこはまとめ買いしやすいので、冷蔵庫の在庫無視でつい買ってしまいがち。いつの間にか冷蔵庫の奥でしなびてた……なんて悲しい結末を迎えることのないよう、冷凍保存がおすすめです!

石づきをとって食べやすくカットしたり、ほぐしたりして冷凍用保存袋で冷凍する。このひと手間で、長期保存が可能になるだけでなく、うま味成分が増加するという嬉しいメリットも。

冷凍しても風味が落ちず、解凍不要で料理に活用できるので、きのこの化石化防止におすすめです。

冷凍きのこの保存法|Instagram(@siokantan)

冷凍納豆活用レシピ

納豆も特売の日にまとめ買いすることが多い食材。賞味期限間近の納豆がある場合は、冷凍保存が便利です。凍らせても、納豆菌は死滅しないそうですよ。

自然解凍してそのまま食べられますが、Instagramユーザーの@ru.ru_rumi さんは凍ったまま肉巻きカツの具として活用しています。

ボリュームもタンパク質もマシマシでおいしそうです!

納豆肉巻きカツ|Instagram(@ ru.ru_rumi)

冷凍豆腐活用レシピ

豆腐は冷凍することで弾力が増し、お肉のような食感に変わるのだそう。

そんな冷凍豆腐の特徴を活かしたアレンジが、こちらの唐揚げです。
お財布にも優しいですし、ヘルシーなのに食べ応えがあるのが嬉しいポイント!

揚げた後に、甘酢やヤンニョムなど、お好みの味付けで仕上げるとよりおいしく食べられるそうですよ。

冷凍豆腐の唐揚げ|Instagram(@yuuuu_ka_416)

家庭での食品ロスを減らそう!

食品ロスと聞くと、お店などで出る「事業系食品ロス」に目を向けられがちですが、実は賞味期限切れや食べ残しなど、家庭の食品ロスも深刻な問題です。

食材の保存方法を見直しや、食材を上手に使い切る、料理をリメイクして食べ切るなど、できることはたくさんあります。

小さなロスを見直す家庭が増えれば、大きなロス現象につながります。

「食品ロスの日」をきっかけに、ぜひ家族で見直す機会を作ってみてはいかがでしょうか。

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