
自家製だから、好みの仕込み方で
梅シロップ
こどもも大人も楽しめるのが、梅を使った仕込みものの中でもポピュラーな「梅シロップ(梅ジュース)」。おいしく作るコツは“発酵させないこと”。発酵を防ぐためには、お酢を入れることがポイント。出来上がった梅シロップに、お酢の風味は残らないのでお酢が苦手でも大丈夫です!
氷砂糖で作るのが定番ですが、白砂糖やきび糖でも作ることができます。
カビを生やさないためにも、保存容器をきちんと消毒し、洗った梅をしっかりと自然乾燥させることも大切です。穏やかな気持ちでゆったりと仕込みたいですね。
酵素ドリンク
梅シロップとは反対に発酵させて出来上がるのが、梅酵素ジュース。
酵素ドリンクを飲むことで、便秘解消や、代謝向上、空腹感が少なく食べすぎを防止するなど、ダイエットをサポートしてくれるようなうれしい効果が期待できると言われているんだそう。
梅とレモンを使って作る酵素ドリンク、さっぱりしていそうで暑い夏にうれしいですね。
ラム酒を使って、変わり種梅酒
梅酒を作るにも、ホワイトリカーやブランデーなど、使うお酒は様々。
毎年梅酒を仕込むことが恒例となっている方、今年はラム酒を使って変わった風味の梅酒を楽しんでみてはいかがですか?
ラム酒はサトウキビの糖分を発酵させて作られたお酒で、熟成度によって色や風味も変わってきます。ラム酒の梅酒を始めて作るなら、まずはホワイトラムから始めるのが良いそうですよ。
梅干しは紫蘇ナシ派?紫蘇アリ派?
梅仕事と言ったら、やはり日本人なら梅干しは外せませんよね。
赤紫蘇を加えた梅干しは、色鮮やかに仕上がって紫蘇の風味も加わります。紫蘇をつけた後はよく乾かして、すり鉢やフードプロセッサーで細かくすれば、お弁当に便利なゆかりができます。

梅は入手したけれど紫蘇が手に入らない場合は、紫蘇を使わない伝統的な白漬けの梅干しで。紫蘇を入れたからと言って梅干しの効果が高まると言ったことはないんだそう。紫蘇で色づけされるようになったのは、江戸時代になってからと言われています。
さっぱり爽やか!青梅のカリカリ漬け
梅干しの柔らかい食感が苦手の方って多いですよね。私も小さい頃は苦手でした。そんな方にはカリカリ梅がおすすめ。
梅干し用の黄色い熟した梅ではなく、硬くて青い梅を使って作ることがポイントです。出来上がり後は冷蔵保存で1年は持つようですよ。干す工程がない分、梅干しより気軽に挑戦できそうです。
ご紹介したように、梅だけでもこれだけの仕込みものを楽しむことができます。手間暇をかけた分、出来上がった時には苦労も吹っ飛ぶほどのよろこびが得られるはず。スーパーでも、そろそろ梅が並び始めるころ。今年こそ、梅を使った仕込みものに挑戦してみてはいかがでしょうか。
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