
いつでも作り立てが食べられる!「下味冷凍」とは?
「下味冷凍」とは、生の肉や魚、野菜など素材に調味料を合わせ、ジップロックなどの袋に入れて冷凍保存しておくこと。
調理直前の状態で冷凍庫に入っているので、食べたい時に焼いたり煮込んだりするだけであっという間に一品完成! いつでも作りたてが食べられるだけでなく、調理時間の短縮や食費の節約にもつながると冷凍おかず作りを習慣にされている方も多いんです。
すぐにまねしたくなる下味冷凍術をご紹介します。
コツをつかめば時短調理もお手のもの!下味冷凍アイデア
(1)特売日に買い込んで一気に仕込めばお得でらくちん!
近所のスーパーの特売日にまとめ買いした食材を小分けにし、それぞれ味付けしてから冷凍しておくとお得に下味冷凍のストックを仕込むことができます。セール食材の下味冷凍、習慣化すると家計にやさしい食生活が送れそうですね。
ストックがいっぱいになった時に、「あれ?これいつの!?」なんてことにならないようメニューだけでなく日付も書いておくといいですね。
(2)下味を変えればひとつの食材で何種も作れる
ひとつの食材であっても下味のバリエーションを増やせば、@yu_tkt123さんのように鶏肉で5種類、豚肉でも4種類の作り置きを仕込むことができます。照り焼きチキンやしょうが焼きなどいろいろなバリエーションの下味冷凍をまとめてストック。
仕事で疲れて帰宅した後でも、その日の気分で好きなメニューが楽しめるのはうれしいですよね。
(3)袋にレシピメモ、これいいかも
時短のために下味冷凍した食材、でも作り方が思いだせない……なんてことになっては大変!
@ha_rukashさんのように、加熱時の段取りを袋にメモしておくと、食材を取り出した後の袋を見ながらスムーズに調理することができて、とっても便利!
お料理初心者さんにもおすすめのアイデアです。
(4)下味冷凍と常備菜、できる時にまとめて
週末に食材を買い出しして、常備菜をいろいろと作り置きされている方も多いと思いますが、最近では常備菜と下味冷凍を一緒に作ってストックされている写真をインスタグラムでよく見かけます。できる時に無理のない感じで準備しておくことで、平日のごはん作りがぐんと楽になりますよ!
気になる解凍方法は?
下味冷凍は食べる半日~1日前に冷凍庫から冷蔵庫に移して解凍させておきます。
もし解凍するのを忘れてしまっても、電子レンジの解凍機能などを使えば当日でも可能ですが時間がかかることも……。できるだけ前日のうちに冷蔵庫で解凍するようにしておくのがおすすめです。
また、下味冷凍は素材や味付けの違いにもよりますが、だいたい2週間から1か月ほど保存可能と言われています。おいしいものはおいしいうちに、風味や食感を楽しむためにもなるべく早めに食べきりたいですね。
できあがりはどんな感じ?
冷凍庫にまとめてストックしておいた下味冷凍、加熱した時にどんな感じでできあがるのか、気になりませんか?
というわけで、調理前と調理後の下味冷凍おかずをご紹介します。
【調理前】下味冷凍の塩ガーリックポーク
昨日業務用スーパーにて今月のお肉を買いだめしたので
冷凍するついでに味付けしてしまって、楽をします
お得にゲットした豚肉と鶏肉を使って、4つのバリエーションで下味冷凍。
【調理後】ワンプレートごはんのメインディッシュに
下味冷凍の塩ガーリックポーク
すんごく柔らかくなってた〜
コールスローとかぼちゃスープだけ
ちゃちゃぁと作って、
ワンプレートにしていただきます
予め下味をつけておくことで、そのまま冷凍するよりも柔らかジューシーな仕上がりに。
サラダやスープを添えることで野菜もしっかりとれる、栄養バランスばっちりな塩ガーリックポークのワンプレートごはん。忙しい時でもモリモリ食べられそうですね。
【調理前】下味冷凍の豚ロース味噌漬け焼き
バラエティー豊かな2週間分の下味冷凍。どれもできあがりが気になります。
【調理後】ごはんにのっけてお弁当のおかずに
旦那さん弁当のセンターにどーんと盛り付けられた、豚ロース味噌漬け焼き。
味がまんべんなく染み込んでいて、ごはんが進むこと間違いなし!
午後からのお仕事もがんばれそうですね。
【調理前】下味冷凍のしょうが焼き
今週は下ごしらえ、冷凍用の下味多め
味付けのお肉は美味しくなる上に、忙しい時やお弁当に便利です
お買い得の時に買いだめして作ります
彩り豊かな常備菜と3種類の下味冷凍。出番を待つ食材がどれもおいしそうで、ずっと眺めていたい感じです。
【調理後】生野菜を添えて晩ごはんの主菜に
生姜焼きは、2人分で摩り下ろし玉ねぎ1/4個分・スライスを1/2個分入れてます。あとは醤油・酒・みりん・摩り下ろし生姜で味付けしています。
スライス&すりおろし玉ねぎがたっぷりの生姜焼き。下味冷凍で旨みが増した豚肉のおいしい香りが伝わってきて、おなかがなりそうです(笑)。常備菜と下味冷凍の作り置きは、毎日の暮らしにゆとりと安心感を与えてくれる、ごはん作りの頼もしい味方ですね。
レシピ本を活用するのもおすすめ!
“作り置きは面倒なイメージがあるけど、切っていれるだけのこの方法なら続けられそう!”
インスタグラマーさんの間でも愛用者が多い、池上正子さんの『ラクラク、おいしい!下味冷凍ワザあり便利帳』。本で紹介されているレシピの中から、買い物前に一週間分の献立を考えて、必要な食材を中心に購入することで無駄買いが減少し、思いがけずコストダウンにつながっているという声も。
素敵なアイデアを参考にしながら、みなさんも下味冷凍であったか作りたてのおいしいごはんを楽しんでみませんか?