出典 : @coco_kontasu 【おうちごはんインタビュー vol.14】 @coco_kontasu さん

【おうちごはんインタビュー vol.14】 @coco_kontasu さん

日々のおうちごはんをインスタグラムに投稿し、ご自身の世界観を発信している方にお話を聞くおうちごはんインタビュー。今回は、季節と身体に寄り添ったおうちごはんを投稿している@coco_kontasuさんにお話をお伺いしました。

心と身体が喜ぶ!旬の食材と薬膳を取り入れた @coco_kontasu さんのおうちごはん

プロフィール

Kaori

会社員

神戸出身で、普段はフルタイムで働く会社員。日々の健康と幸せを想いながら、季節と身体に寄り添った素朴なおうちごはんをインスタグラムに投稿しています。2016年に薬膳アドバイザーの資格を取得。薬膳に加えて野菜についてもこつこつと勉強中です。
ちなみにアカウント名の由来は、外国人の友達から呼ばれているニックネームの「Coco(ここ)」と、私の名字から派生してついたあだ名「kontasu(こんたす)」からです。
インスタグラムアカウント:@coco_kontasu

Kaori(@coco_kontasu)さんのインスタグラム

―― @coco_kontasu さんのおうちごはんは栄養バランスも見た目も素晴らしくて、身体へのやさしさにあふれているなと感じます。それでいてお仕事もお忙しそうですが、普段のおうちごはんはどのような雰囲気で過ごされているのでしょうか。

食べないとわかりやすいくらい元気がなくなってしまうため、忙しい時も食べる時間は必ず作っています。お気に入りの道具を使ってみたり、カーテンを思いっきり開けてお日さまの光を取り入れたり、お花をかざってみたり……と、時間はなくても元気になれる要素を集めておうちごはんを楽しんでいる気がします。「旬のものをおいしい時期に食べられることが一番の幸せ」と言ってもいいくらいなので、旬のものは必ずどこかに取り入れるようにしています。

―― そんな @coco_kontasu さんも、もともとお料理はあまりお得意ではなかったとか! ぜひ伺いたいのですが、上達の秘訣はなんでしょうか?

料理を始めたそもそものきっかけは「節約とダイエット」でした。昔から自分で何かを作った時の達成感が好きなので、料理も人並みに作れるようになれたのかなと思います。山登りをして頂上にたどり着いた瞬間の気持ちと同じような感覚です(笑)。
あとは、自分で作った料理を食べていると、どこかホッとするんですよね。おいしくてもまずくても「家の味だなぁ」と、少し心がゆるむような感覚。そういうホッとする瞬間が好きで、気づいたら毎日何かを作っていました。

―― 青山有紀さんが書かれた本『12か月の薬膳レシピ』(学研パブリッシング)との出合いも大きかったようですね。

はい。「健康を意識したごはんが作りたい」と思いつつも、何を作ったらいいかわからなくて悩んでいた時にこの本と出合ったんです。「すべての食べ物には効能がある」という言葉に感動して、それからは「大らかな気持ちで料理をしていいんだ」と思うようになりました。普段食べている食事で身体を整える「食養生」という考え方も興味深かったですね。それが薬膳を勉強しようと思ったきっかけです。

―― お料理に薬膳を取り入れてみて、どんな変化がありましたか?

薬膳を少しずつ学び始めて2年半経ちますが、食に対する気持ちが変わりました。人によって合う食べ物と合わない食べ物があるということ、季節によって合う食べ物が違うこと、そして自分がいる場所によっても合う食べ物が違うという考え方に出合えたことが大きいです。

なんとなくですが、以前よりも身体の変化を感じやすくなった気がします。「調子が悪くなりそうだな」と思った時は粗食にしたり、不調の原因を考えて薬膳のレシピをマネしたりするようになってからは、大きな風邪を引くことがほぼなくなりました。今まで目に見える効果ばかりを追い求めていたのですが、薬膳は「目に見えない健康を育てる考え方のひとつ」だと思います。

―― そしてお料理のそばにはいつもお茶があります。どんなお茶を飲むことが多いのでしょうか? ちなみにお酒を飲まれることもありますか?

台湾の迪化街という問屋街にあるお店で買ったジャスミンティーを愛飲しています。2016年に初めて買ってあまりにもおいしかったので、2017年の台湾旅行でも買いました。最近使い切ってしまったので、旅行ついでにまた買いたいです。夏は麦茶ですね。インスタグラムは朝ごはん中心なのでお酒の写真はあまり登場しませんが、プライベートで飲むことは多いです。

―― ジャスミンティーの味も気になるところですが、お酒好きの私としては @coco_kontasu さんもお酒を飲まれると聞いてなんだか安心しました(笑)。朝ごはんなどのお写真をインスタグラムへ投稿し始めたのが2014年11月からですよね。始めてみて良かったことは何でしょうか?

普段の生活の中だけでは出会えなかったような方々と、料理を通じてつながりを持てたことが一番の宝物です。料理の話で盛り上がった時は、年齢も性別も国籍も関係ないんだなと感じます。

あと、いろいろな料理にチャレンジするようになって、食べ物の好き嫌いもほぼなくなりました。恥ずかしながらかなりの食わず嫌いだったんです……(笑)。食べられるものが増えて栄養バランスが改善されたことと、薬膳を学ぶようになったことで不調を感じることが劇的に減りました。正直、自分でも驚きです!

―― インスタグラムを始めて世界が広がったようですね! 最近注目しているハッシュタグやインスタグラム飯はありますか?

「#地味飯」でしょうか。インスタ映えの対極にあるような感じですが(笑)、タグを追ってお写真を拝見していると、その人らしさを感じるごはん写真が多くて見入ってしまいます。「#一汁一菜」にも興味がありますね。
ここだけの話……私が投稿している「品数多めのごはん」って、雰囲気でごまかしが効くんですよ。私の写真も一品一品見るとおおざっぱだったりしますし。一汁一菜の写真を見ると一品入魂と言うか、「どーん」としている佇まいがすてきだなと思います。

―― @coco_kontasu さんのごはん、とてもおおざっぱには見えないです! 盛り付けもきれいですし。盛り付けのコツがあれば教えてください。

「真ん中を高く盛る、富士山のようになだらかに!」という言葉通りに盛り付けています。これ、昔何かの本で読んだのですが、この1フレーズが忘れられなくて……(笑)。実際にお店でもそのように盛り付けられていることが多いなと感じます。あと最近、器の大きさに対して7~8割程度の量を盛り付けて、少し余白を残すときれいに見えることに気づきました。

雑誌の料理写真やお店の盛り付けに影響されることも多いです。特に、懐石料理に登場する「八寸」という前菜盛り合わせの盛り付けはじっくり見てしまいます。ほかには、インスタグラムのタグ検索でさまざまな方の盛り付けをいろいろチェックして、参考にさせてもらっています。

―― 器もとってもすてきです。なかでもお気に入りは?

どの器も思い入れがあるものばかりで選ぶのが難しいのですが……赤い味噌椀はとても気に入っています。3年前に石川県の「山中塗」の工房を見学した際、伝統工芸士さんが一つ一つ手作業で作っている姿に感動して、その近くの販売センターで買いました。手にちょうど収まって馴染みも良く、毎日使っています。

調理器具だと、計量メモリつきおたまがお気に入りです。私は料理をするとき必ずと言っていいほど計量するので、メモリが内側についたおたまはすごく便利です。

―― では、写真を撮るときに心掛けていることはありますか?

何気ない食卓だけど見ているだけでおなかが空いて、その風景を想像できるような写真が撮れたらいいなと思い、試行錯誤中です。自然光が入る時間帯に撮影するようにしていて、冬だと11時~15時、夏だと8時~16時がきれいに撮れると思います。構図はそのときどきの気分で変えていますが、真俯瞰や食材の形が立体的になるようにななめ上から撮影することが多いです。

カメラはCanon EOS Kiss X7を使用していて、撮影したものをiPhoneに取り込み、VSCOやSnapseedなどのアプリで加工しています。

―― お写真を拝見しているとどれもおいしそうで、食べてみたくなります! 今後挑戦してみたいおうちごはんや、気合いを入れて取り組みたいメニューはありますか?

パーティーメニューを作りたいです。少量で作ることに慣れ過ぎているせいか、大人数の料理となると突然混乱し始めます……(笑)。華のあるメニューなど、普段とはまた違った盛り付けに挑戦してみたいです。
あとは、ハンバーグ、オムライス、コロッケ、ステーキなど、定番の洋食を作れるようになれたらなと。普段の投稿からかけ離れているメニューばかりですが(笑)、やっぱり家で登場するとうれしいですよね。おうちごはんが楽しくなるような料理を、和洋問わず作れるようになりたいです。

―― 大人数の料理といえば、「禅と食」に関するイベントを開催されているんですよね。

はい。もともと、普段見てくれているフォロワーさんと実際にお会いして「おうちごはんを楽しむ会」をやりたいなと思っていたんです。いろいろなご縁があって、昨年11月から月1で「禅と食」に関するイベントを開催するようになりました。座禅をした後に私の作った和食をみんなで食べるという内容で、お坊さんの友人と一緒に開催している一風変わったイベントです(笑)。
外国人向け旅行アプリで募集していることもあり、外国人と日本人が一緒になって参加してくださっています。ほかにもインスタグラムでつながったご縁を大切に、楽しいことをいろいろやりたいと思っています。

また、自分自身もあらためて料理の基本を学びながら、たくさんのおいしいものを食べたいです。あ、ダイエットも頑張ります!(笑)

―― 最後に、@coco_kontasuさんにとって、「おうちごはん」とは?

一言で表すと「心を整える時間」かな、と思います。家に帰ってくるとホッとするように、おうちで作って食べるごはんはいつ食べてもホッとした気持ちになれます。毎日ごはんが食べられること、ごはんを一緒に食べてくれる人たちがいることへの感謝を忘れず、おうちごはんの時間を大切にしていきたいです。

ありがとうございました!

身体にやさしい@coco_kontasu さんのおうちごはんは、見ているだけでも元気をもらえそう。写真のキャプションに添えられた「薬膳走り書き」もとても参考になります。
実際に食べてみたい方、 @coco_kontasu さんに会ってみたい方はイベントに足を運んでみてはいかがでしょうか!

@coco_kontasuさんのおうちごはんが食べられる「禅と食」に関するイベントが月1で開催中です!

@coco_kontasu さんがこのイベントを開催しようと思ったきっかけは、「毎日やらなければいけないことがたくさんあったり、周りと自分を比べて心が疲れてしまったりして、“今、過ごしている時間” を大切に想うのはなかなか難しいな」と感じたことなのだとか。

イベントでは、坐禅で心を調え、季節のおうちごはんで日常の中の旬の美しさを感じることができます。「このイベントを通じて、季節と寄り添って生きていることの尊さや、自分と向き合い心を調えて、ゆったりと過ごす時間を感じてもらえればと思います」と @coco_kontasu さん。

詳細・お申込みは下記のAirbnbのページをご覧ください!

禅と食-東京のど真ん中で今を感じる-
@coco_kontasu さんのインスタグラム

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