【からだケアレシピ】胃腸のケアに「豆腐と大根のヘルシーサラダ」

クリスマスから年末にかけて、おいしいものを食べすぎて胃腸がお疲れ気味になってしまっていませんか?新年1回目のからだケアレシピでは、美容薬膳研究家・ちづかみゆきさん(@miyukichizuka)に弱っている胃腸にやさしいレシピを教えていただきました。年始は、胃腸ケアから始めましょう!

年始は胃腸ケアから始めましょう!

あけましておめでとうございます。
わたしは、今年もボストンでの年明けとなりました。2019年もおいしくて、からだケアに役立つお料理をたくさんお届けしたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

今このコラムを読んでくださっているかたの中にも、年末年始にたくさんごちそうを食べて胃腸がお疲れ、というかたもいらっしゃるのではないでしょうか。五臓六腑の中で「脾(ひ)」というところが胃腸(消化器)にあたるのですが、脾が食べたものを栄養に変え、その栄養が気(エネルギー)や血を生み出す元となるため、とても重要な働きをするところです。胃腸が弱っていると、どんなに良い食材を摂っても栄養にならず、気血も作られません。

季節に応じて気候の特徴などにより傷めやすい臓器がありますが、季節に関わらず「胃腸の具合はどうかな?」ということを時々振り返ってほしいなぁと思っています。
そこで今回は、新年1回目ということで胃腸ケアによいお料理をご紹介します。

胃腸にケアによい食材とは?

今回ご紹介するサラダには、胃腸にやさしい豆腐が入っています。豆腐を入れることで、ヘルシーにボリュームアップしながら、味に関しても全体をマイルドにまとめます。
そしてドレッシングも生姜や梅を使って胃腸ケア仕様に。本当に食べすぎでつらい……というかたは、このサラダでさっと食事を済ませてしまってもよいかもしれません。そんなわけで少しだけ分量を多めに仕上げています。

写真には使用した全食材が並んでいますが、今回はこのうちのすべてがポイント食材です。
特に大根は旬のものですし、さっと下茹ですることによってほどよく水分が抜けておいしく仕上がるだけでなく、お腹を冷やす心配もありません。消化を促進させ胃腸の働きを穏やかにし、ダイエットにも良い食材です。

そしてヘルシー食材として人気のささみは、胃腸にやさしいだけでなく温める働きもあります。バジルも消化促進と温め作用があるので、トータルで食べごたえも満足していただける、しっかりと胃腸ケアするサラダになりました。

【1月のからだケアレシピ】豆腐と大根のヘルシーサラダ ~梅レモンジンジャードレッシング~

ひとつのお鍋に多めにお湯を沸かして順番に火入れしていきます。それぞれコツがあり、「豆腐はしっかり、大根はさっと、そしてささみは余熱で」です。

そうすることによって豆腐は崩れにくくなり、しっかり水気が抜けます。大根は水分を抜きつつ歯ごたえも楽しめ、ささみは柔らかくジューシーに仕上がります。ささみの余熱調理中にドレッシングを作ってくださいね。
豆腐は、お鍋に投入してすぐはお鍋の中で踊っていますが、数分経つとすべて浮いた状態になります。そうなったら引き上げてください。

材料(2人分)

・大根……200g
・鶏ささみ……100g(2本)
・木綿豆腐……100g
・バジル……10枚
・塩……1つまみ
・酒……適量

<ドレッシング>
・はちみつ梅……大2個
・レモン汁……大さじ1
・生姜……すりおろし大さじ1
・はちみつ……小さじ1/2
・塩……2つまみ
・コショウ……少々
・エキストラバージンオリーブオイル……大さじ1

作り方

1. 大根は厚く皮をむき、縦半分に切ってからスライスする。鶏ささみは火が入りやすいよう所どころに切り込みを入れる。豆腐はさいの目切りにする。

2. 鍋に多めの湯を沸かし、塩と豆腐を加え、豆腐が浮き上がってきたら取り出してペーパーで水切りする。続いて大根を加え、30秒茹でたら取り出してペーパーでしっかり水切りする。酒とささみを加えて再度沸いたらフタをして火から下ろし、そのまま冷まして余熱で火を通す。ささみに火が通ったら適当な大きさに割く。

3. はちみつ梅を刻んで大きめのボウルに入れ、他の調味料を加えてよく混ぜ合わせ、2と適当な大きさにちぎったバジルを加えて和える。

*はちみつ梅の塩分により、加える塩を加減する。

はちみつ梅がない場合は、塩分が高すぎない梅干しを使い、お塩とはちみつを加減してください。

胃腸は「あたたかで乾いた状態」をキープして

この意味、わかりますか?
乾いた状態というのが分かりにくいかもしれませんね。冬は暖房で乾燥するため、のどが渇くことも多いです。お部屋の中は暖かいので、アイスクリームやビールがおいしいわけです(笑)。
アイスクリームを食べ続けるかたはいないと思いますが、ビールには要注意! また、あたたかい飲み物でもずっと飲み続けて水分の代謝が追いつかなければ胃に溜まり、その余分な水分は冷えにつながります。こまめに少しずつどうぞ。

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