出典 : @wadaritsu

肉にも魚にも何にでも使える!醤油麹があればもう味付けに迷わない

人気の発酵調味料「醤油麹」。米麹を醤油に漬けて熟成・発酵させたもので、大豆成分の旨味が強いのが特徴です。醤油麹は肉にも魚にも何にでも使える万能選手で、「お弁父」作りに勤しむ和田率さん(@wadaritsu)も「ウマすぎて他の味付けができない!」と絶賛。そんな和田さん家の醤油麹の作り方や、さまざまな活用術をご紹介します!

塩麹よりもすごい!?醤油麹が気になる

発酵調味料といえば塩麹が有名ですが、旨味成分のグルタミン酸は醤油麹の方が上で、その差はなんと10倍以上! ソースやディップのようにそのまま使うと醤油のまろやかな旨味が感じられ、そのおいしさがよく分かります。

旨味がしっかりしている分、塩分を加えることなく味付けが完了するので、おいしく減塩したいという方にもおすすめなんです。

しかも、醤油麹はおうちで簡単に作れちゃうんです! そこで、今回私が醤油麹に注目するきっかけとなった和田率さん(@wadaritsu)のおうちの醤油麹の作り方をご紹介します。

和田さん家の醤油麹の作り方&お弁父3選

和田さん家の醤油麹を作っているのは、奥さまの明日香さん。その作り方を率さんに伺ったところ、「米麹に同量の醤油をかけて一日一回混ぜるだけ」と、たったそれだけなのだそう。とっても簡単ですよね。

さらに「一晩おくと米麹が醤油を吸うので、翌日、再度、浸るくらいの量の醤油を足します。毎日一回混ぜ、夏場は3、4日、冬場は1週間ほど常温でおけば、おいしい醤油麹の完成です!」とのことでした。ちなみに完成の目安は「米麹がほろほろに崩れること」だそうですよ。

そうして出来上がった醤油麹は、率さんがお子さんのために作る「お弁父」でも大活躍。その中から3つご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

【1】醤油麹漬け焼き鳥刺ースデー弁父

率さんのお弁父は、毎週木曜が「刺ースデー」ということで、串料理がメイン。この日のおかずは、率さんも大好きという焼き鳥です。

「パパは焼き鳥が大好きで、いままで色んなお店に行ってきたけど、こんなに美味しくて濃厚で柔らかい焼き鳥は初めてだ。醤油麹に感謝しよう。あー、パパも食べたい。」

出典:Instagram(@wadaritsu)

醤油麹に肉を漬けると、麹菌のパワーで柔らかくなって旨味がアップするそう。こんがりと焼き上げた焼き鳥のおいしさは、「他の焼き鳥を食べられなくなるレベル」だとか。

そう聞いたらもう、試してみるっきゃないですね! タレが移ったごはんも、たまらなくおいしそうです。

【2】醤油麹漬け豚丼弁父

「醤油麹漬け焼き鳥刺ースデー弁父」から5日後に再登板した醤油麹。この日のメニューは豚丼で、娘さんからは「また醤油麹?」と言われたそうですが、醤油麹がおいし過ぎて、どうしてもほかの味付けができなかったのだとか(笑)。

漬ける際は、薄い肉だと味が濃くなり過ぎるので注意が必要。こちらの肉は、前夜に少量の醤油麹で漬けて朝、ごま油で焼いたそう。それだけで十分おいしいから、忙しい朝には大助かりですね。

【3】醤油麹漬けシャケ弁父

「醤油麹漬け豚丼弁父」の翌日、醤油麹がまたまた登場。これには娘さんからは「えー?またーーー!?」と驚きの声が挙がったそう(笑)。この日は、醤油麹に漬けたシャケをこんがりと焼き上げています。

シャケも肉同様、食感がしっとりと柔らかくなって魚臭さはゼロ。実際にやってみると、醤油麹漬けを何度でも作りたくなる気持ちが分かるはず。きっと、いろいろな食材で試してみたくなりますよ!

お弁父について語る和田率さんのおうちごはんインタビューはこちら!

まだまだあります!醤油麹の活用術

Instagramには、自家製の醤油麹を楽しんでいる方はほかにもたくさんいます! ここからはみなさんの活用術をピックアップしてご紹介します。

@nyoazouさんは「豚バラ煮込み」に

醤油麹を煮込みに使うと、味噌を少し足したようなコクが出ます。

@nyoazouさんは、豚バラブロックをはちみつ、料理酒、そして醤油麹と一緒に圧力鍋でグツグツ煮込んだそう。見るからにとろとろの豚肉が食欲をそそりますね!

これは間違いなく、ごはんもお酒もすすんでしまいそうです。

@yukari__nokoさんは「炊き込みごはん」に

醤油麹は、炊き込みごはんでも大活躍!

@yukari__nokoさんは、秋の味覚・きのこを使った炊き込みごはんに醤油麹をプラス。醤油麹から旨味がたっぷり出るから、だし汁はいらないのだとか。

すだちをキュッと絞って味わえば、お口の中にさらなるおいしさが広がります!

@sanpachikunさんは「らっきょう漬け」に

醤油麹の活用術として手軽なのが漬物。野菜や魚、肉などを漬け込むだけでできちゃうから、失敗する心配もありません!

熊本市で漬物バーを営む@sanpachikunさんが作る醤油麹はお客さんにも大人気。こちらは醤油麹にらっきょうを漬けたものです。

らっきょうのカリカリの食感と、醤油麹の豊かな風味がたまらないおいしさ! 食べ始めたら、ついつい止まらなくなってしまうこと請け合いです。

@kitchen.zenさんは「冷ややっこ」にのせて

漬物よりもさらに手軽なのは、醤油麹をただのせるだけ! これで絶品メニューが完成しちゃうんです。

@kitchen.zenさんは、冷ややっこに九条ネギとしょうがと醤油麹をのせたところ、これがとってもおいしかったのだとか。

簡単に作れるので、あと一品ほしいときや、すぐに飲みたいときのおつまみとしても重宝してくれそうですね。

醤油麹を上手に使いこなそう!

ただのせるだけでおいしい醤油麹は、下味に使うことが多い塩麹よりも使いやすいはず。作り方も塩麹よりもさらに簡単で、失敗も少ないよう。

おうちの冷蔵庫に醤油麹を常備しておけば、味付けに迷った時、きっと役に立ってくれるはずですよ!

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