
秋になると恋しくなるスイートポテト
秋のスイーツというと、みなさんは何を思い浮かべますか?
栗やかぼちゃ、無花果など、秋の味覚を使ったおいしいスイーツはたくさんありますが、私は断然いも系のスイーツに心惹かれます。
ということで、今回は秋の定番スイーツ「スイートポテト」に注目!
お菓子作りはあまり得意ではない私ですが、秋になると一度はスイートポテトを作ります。スイートポテトは、「グラム単位でしっかり計量しないと失敗してしまう……」というような繊細なスイーツというわけではないので、普段はあまりお菓子作りをしないという方も作りやすいスイーツです。
とはいえ、使う材料や分量、ちょっとしたコツやポイントで味は変わります。また、仕上がりの形も人それぞれ。
そこで今回は、みなさんがおうちで作るスイートポテトアレンジをいろいろご紹介したいと思います。
これぞ王道!定番スイートポテト3選
【1】大きなサツマイモを使って!豆乳スイートポテト
おいもの形に美しく成形された@yuki_ismさんのスイートポテト。これぞスイートポテトというおいしそうな仕上がりです。トースターで焼いて仕上げているので、オーブンがないという方でもチャレンジ可能! あまりにもおいしそうなので、作り方を教えていただきました。
材料(作りやすい分量)
・さつまいも……大1本(小ぶりなものなら2本ぐらい)
・豆乳……50cc
・グラニュー糖……15g
・バター……30g
・塩……ひとつまみ
・卵黄……1個(ツヤ出し用)
作り方
1. さつまいもの皮をむき、1cm幅に切って10分程水にさらす。
2. 耐熱皿に並べ、柔らかくなるまでレンジで加熱する。
3. ボールに移してマッシャーで潰し、さらにこし器で滑らかにする。
4. 卵黄以外の材料をバター→砂糖→塩→豆乳の順に入れて混ぜる。
5. 形を整え天板に並べて卵黄を塗り、トースターで焦げ目がつくまで焼く。
【2】一口サイズのほくほくスイートポテト
思わず手をのばしてつまみたくなってしまう@tanukiyukariさんのキューブ型スイートポテト。一口サイズに成形してあるので、お子さんでも食べやすく、おやつにぴったり!
作り方はというと、さつまいもを電子レンジで加熱してつぶしたものに、バター・牛乳・砂糖を混ぜ、オーブンシートの上で平にして包丁でカットし、あとはオーブンで焼くだけ。
包丁でカットするときに形がくずれた部分は手で直せばOK。@tanukiyukariさんは、お客様用に作っていたので、照りを出すべく溶き卵を上面だけに塗ってごまを飾って仕上げています。
おもてなし用のスイーツや、みんなで集まる場への手土産としても喜ばれそうですね!
【3】ミニマフィン型で作る上品なスイートポテト
上品に絞り出され、きれいな焼き色がついた@ynyk915さんのスイートポテト。小ぶりなサイズ感がかわいいこちらのスイートポテトは、cottaのミニマフィン型を使用して作ったそうです。
美しいうず巻きに絞り出されているこちらのスイートポテトは、パティシエールである井手田幸さんのレシピを参考に作ったそうです。しっかりと裏ごしをしたからこそのクリーミーでなめらかな仕上がりには、きっとおやつに食べる息子さんも大喜びですね。
食べるのがもったいない!かわいすぎる成形アレンジ7選
【1】いもなのに栗!栗坊やのスイートポテト
なんとも愛おしい表情で並べられたスイートポテトの栗坊やたち。@emi0296さんは、自宅の前の栗の木になったいがぐりをみて、この栗坊やを作ろうと思いついたそう(笑)。娘さんが大好きだというスイートポテト、作り方を教えていただきましたので、ぜひ参考にしてみてください。
材料(作りやすい分量)
・さつまいも(中)……250g
※甘みが強く黄色味が濃いものがおすすめです。今回は鳴門金時を使用。
※この分量で、栗坊やおよそ15個分(目安)
・無塩バター……30g (常温で柔らかくしておく)
・砂糖……60g
・生クリーム(カロリーハーフ使用)……60cc
・卵黄……1個分
・クラッシュナッツ、黒ごま·····適量
・ツヤ出し用の卵黄……1個分
※この分量で、およそ栗坊や15個分くらいです。
作り方
1. さつま芋は皮を剥き、2cm程度の角切りにして水にさらしておく。
2. 1の水を切って耐熱容器に移し、しっかりラップをかけて電子レンジで500wで6分加熱する。
3. 竹串等で柔くなってるのを確認したら、熱いうちに裏ごしをする。
4. 3に砂糖、バター、生クリーム、卵黄を加えてよく混ぜる。
5. 栗の形に成形し、黒ごまとクラッシュナッツをトッピングして栗坊やに変身させる。
6. 卵黄に水を少々加えてよく混ぜたものをハケで塗る。(ツヤ出し)
7. 天板にクッキングシートをしいて6の栗坊やを並べ、180℃のオーブンで10分焼く。(焦げ目のつき具合を見ながら、焼き加減ははお好みで調整してくださいね)
【2】ハリネズミのスイートマロン
大行進をしている@sairi_tableさんのハリネズミスイートポテト。色が変わっている背中部分は甘栗を使って作ったスイートマロンなんだそう。
ハリネズミたちの後ろにある松ぼっくりたちも、実はスイートポテトなんです。チョコフレークをくっつけて松ぼっくり風に仕上げるなんて、ナイスなアイデアですね!
【3】動物たちのスイートポテトが大集合!
どれにしようかな~と選びたくなっちゃうくらいかわいい動物たちが大集合した@ayuka_cookingさんのスイートポテト。丸く成形したスイートポテトにさまざまな種類のナッツをトッピングすれば、かわいい動物に変身。ナッツの種類による形の違いをうまく使い分けることで、たくさんの種類の動物たちを生み出すデコレーションは、かわいいのにお手軽で真似しやすい! ぜひチャレンジしてみたくなるアレンジです。
【4】ポムポムプリンスイートポテト
ここからは、スイートポテトの黄色を活かしたキャラクターたちが続々と登場します!
まず最初は、@nikopipi20121024さんのポムポムプリンのスイートポテト。むちむちボディがかわいい……! なんとこちら、型を使わずにフリーハンドで作ったんだそうです。
フリーハンドで作ったからこそ、よく見ると中にはずんぐりむっくりさんもいるそうで……それもまた味があってかわいいですね。
【5】くまのプーさんのスイートポテト
黄色いキャラクターといえば、やっぱり外せないくまのプーさん。
@sweets_930さんは、プーさん色のさつまいもを見て、仕上がりをくまのプーさんにしたんだそうです。にっこりとほほ笑むプーさんの表情は、スライス生チョコレートをカットしてくっつけているんだとか。これは、かわいすぎて食べられない……!
【6】ミニオンズのスイートポテト
こちらも大人気の黄色いキャラクター、ミニオンズのスイートポテトです。
チョコペンで仕上げたというミニオンたちの豊かな表情がかわいい! これは娘さんたちも喜ぶこと間違いなしですね。
難しい成形は必要ないので、普段あまりデコレーションをしないという方でもチャレンジしやすいかも。
【7】ぐでたまのスイートポテト
ぐで~っと積み重なった@juri47さんのぐでたまスイートポテト。やる気のないぐでたまたちの表情に、思わずクスっとしてしまいます。
さらに別角度から見ると……二段目のぐでたまの表情がなんともいい感じ(笑)。
娘さんがいもほりで採ってきたさつまいもを使って、親子でいろいろな形のスイートポテトを作ったそうです。みんなで一緒に成形するのも楽しそうですね。お子さんたちも、自分で作ったお菓子となるとおいしさがさらにUPするかも。
おうちで作るといっそうおいしい!
洋菓子店をはじめ、コンビニにも秋になるとおいしそうなスイートポテトが並びます。お店で買うのもいいですが、さつまいもが旬を迎える今の季節には、ぜひおうちでスイートポテト作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
今回ご紹介したみなさんのアレンジアイデアを参考に、ぜひ自分のオリジナルスイートポテトを作って、おいしい秋を楽しんでみてくださいね。