ごはんをおいしく保存できる。日本の道具「おひつ」
土鍋でごはんを炊く方はもちろん、炊飯に特化しており保温機能がない高級炊飯器をお使いの方で、炊いたごはんの保存方法にお悩みの方も多いのではないでしょうか?
そんなときにおすすめしたいのが「おひつ」。
趣のある木製のおひつから、再加熱ができたりと利便性に優れている素材のものまで、おすすめのおひつをご紹介します。
木製から陶器まで。生活に寄り添う、おすすめの「おひつ」7選
東屋
樹齢100年の木曽さわらで作られた美しい逸品、東屋のおひつ。木製のおひつに保存したごはんは、季節によっても違いますが、常温で2日ほどもつそうです。
木製のおひつは、ごはんの水分調整に長けている点が特徴です。ごはんの水分を吸収し、吸い取られた水分は木の中に留まり、一定の湿度を保つことができます。
東屋のおひつは、木曽さわらを使用しているので、木の香りが他の木材と比べると控えめで、炊きたてごはんのおいしい香りを邪魔しません。
栗久
樹齢200年とも言われる天然の秋田杉で作られた栗久のおひつ。天然杉には抗菌作用があるため、食品が傷みやすい夏場でも安心して保存することができます。
また、全体的に厚みがあり、保温性・保冷性・調湿性に優れていて、底隅も米粒が詰まらないように繋ぎ目のない作りになっています。
木製のおひつで保存したごはんは、冷えてからもおいしいのが魅力の一つ。生活におひつを取り入れて、ごはんのおいしさを存分に楽しんでみてはいかがでしょうか?
中川木工芸
京都白川で生まれ、木桶づくりの伝統を守りながら、現代の生活で使える新しい木工芸品を生み出し続けている木工房「中川木工芸」の椹(さわら)のおひつ。
椹おひつは、釘のような金属の接合道具をいっさい使用せず、ひとつずつ丁寧に木を張り合わせて作られているのが特徴です。無駄がなく、洗練されたデザインが本当に美しいですね。
椹は耐酸性が高く、酢飯を入れても傷みにくいので、ちらし寿司や炊き込みごはんにもぴったりです。
i-WANO「萬古焼のおひつ」
利便性をとことん追求するなら、i-WANOの萬古焼のおひつがおすすめ。直火・電子レンジ・オーブン・冷凍(冷蔵)・食洗機の使用が可能で、おひつとしてだけではなく、スチーマーや耐熱容器としても使える優れもの。
丸い形で洗いやすく、蓋付きなので、このまま冷蔵庫に保存することも可能です。
もちろん、おひつとしての性能も高く、水分が少ない時には放湿、水分が多い時には吸湿を行い、炊き立てのごはんを最高な状態で保存することができます。
カモシカ道具店「陶の飯びつ」
一合用の「こぶり」と二合用の「ふつう」サイズで、茶碗としても使えるカモシカ道具店の「陶の飯びつ」。冷蔵庫保存も電子レンジの使用も可能なので、一人暮らしの方にぴったり。
電子レンジでごはんを再加熱すると、ベチャッとしてしまうことが多いですよね。陶器のおひつが水分を吸収するので、電子レンジで温めても最高の状態で食卓に並べることができます。
伊賀焼「おひつ一膳」
「おひつ一膳」はおひつと言うよりも、お茶碗として家族の人数分持っておいても損はない品です。余ったごはんをラップなどで小分けにする必要もなく、食べるときはよそう必要もない時短アイテム。蓋は小皿としても使えるので、洗い物もとっても少なく済みます。
ごはんを炊いた日のうちにおひつに入れると、2日間は冷蔵庫保存が可能。スタッキングできる作りになっているので、冷蔵庫の中でも場所を取りません。
弥生陶園「丸おひつ」
四日市萬古焼の窯元である弥生陶園の「丸おひつ」。
冷蔵庫での保管はもちろん、電子レンジも使用が可能。また、直火でも使えるので、余ったごはんをそのまま雑炊にしたり、お粥にしたりすることもできます。
選び方は自分次第
おひつと言っても、それぞれ特徴が違った様々なおひつがあります。
みなさんはどれがお好みでしたか?
自身の生活や家族に合わせて買うのも良いですし、とにかく見た目が好きという理由で選ぶのもいいかも。ほとんど毎日使うものですし、料理や家事は形から入ることもとっても大切。
ぜひお気に入りを見つけてくださいね。