栄養満点!真っ赤なトマトジュースでとろ~りチーズのパンを作ろう

8月に入り暑い日が続いていますね。暑い屋外と冷房の効いた屋内との温度差で体調も崩しやすい季節ですが、こんな時こそ栄養のあるものを摂って暑い夏を乗り切りたいですね。 パン作りもひと工夫して、今回は栄養価の高いトマトジュースを使った美味しいパンの作り方を@petit_pocpさんに教えていただきました。

こんにちは。petit_pocoです。
今回ご紹介するパン作りの主役はトマトジュース!
「トマトが赤くなると医者が青くなる」という言葉があるほど、トマトにはたくさんの栄養が含まれています。
夏バテしそうなこの季節、できるだけ栄養のあるものを取り入れるべく、今回はお水の代わりにトマトジュースを使った栄養満点でキレイなオレンジ色のパンの作り方をお教えします。

【STEP1】パン生地作り

材料

・強力粉……200g
・砂糖……10g
・塩……3g
・インスタントドライイースト……3g
・オリーブオイル……10g
・トマトジュース(食塩無添加のもの)……約140g →『カゴメトマトジュース』を使用
※夏は冷えたもの、春秋は常温、冬は人肌くらいの温度のもの。
※粉の種類によって吸水率が違うので、トマトジュースの量は加減してください。

【フィリング】 
・モッツァレラチーズ(固形タイプ)……100g →『KRAFT切れてるチーズ』を使用
※1㎝角に切って8等分に分けておきましょう。成形時にパン生地に包みます

作り方

1.オリーブオイル、トマトジュース以外の材料をボウルに入れホイッパーで軽く混ぜてからトマトジュースを入れる。【写真1】

2.スケッパーで粉っぽさがなくなるまで混ぜる。(スケッパーがなければ木べらや手でもOK )【写真2】

3.粉っぽさがなくなったら台の上に出し、手を前後に動かしながらこねる。(約5分)【写真3】

4.両手で生地を包み込むようにし、少し力を入れて前後や斜めに動かしながらこねる。(約3分)【写真4】

5.生地に弾力が出て、つるんとなめらかになってきたらオリーブオイルを加える。【写真5, 6】
※最初はオリーブオイルがパン生地に混ざりにくいですが、手やスケッパーを使ってもみこみながら混ぜてください。【写真7.8】

6.オリーブオイルが生地になじんだら、作り方の 3. 4. の動作を繰り返す。3を約5分、4を約3分。
※このとき、生地がべたつくようなら、生地を台に軽くたたきつけて向こう側へたたむ作業を何度かしてみてくださいね。

7.生地に弾力が出てつるんと滑らかで、指先で薄く伸ばしてみると破れずに指が透けるくらいになったらこねあがり。【写真9】

【STEP2】1次発酵

生地の表面を張らすように丸め、とじ目を下にしてボウルに入れる。【写真左】
ラップをしてあたたかいところで生地が2倍くらいの大きさになるまで発酵させる。
※私はオーブンの発酵機能で発酵させています(30℃で60分~)
※環境により発酵のスピードは変わりますので、発酵時間はあくまでも目安としてください。

生地が2倍くらいの大きさになれば1次発酵完了。(写真右)
フィンガーテスト(発酵したかをパン生地に指を差し込んで調べること)、ガス抜きをして台の上に生地を出す。

【STEP3】分割&ベンチタイム

1.ボウルから取り出した生地の重さを計り、だいたい同じ重さになるよう8分割する。【写真1】

2.生地を手のひらにのせて、表面を張らすように丸める。【写真2】

3.8個すべて丸める。【写真3】

4.生地の上にラップと濡れふきんをかけて15分ほど生地を休ませる。(ベンチタイム)【写真4】

【STEP4】成形→2次発酵→焼成

1.生地を手で優しく潰しながら10㎝くらいの大きさに広げる。【写真1】

2.カットしておいたモッツァレラチーズをのせる。【写真2】

3.生地を包んで、しっかりと閉じる【写真3】
※このとき、しっかりと閉じておかないと焼成中にチーズが出てしまうので気をつけましょう。

4.8個同じようにモッツァレラチーズを入れて包む。【写真4】

ラップをして35℃くらいのところで生地が1.5倍くらいの大きさになるまで2次発酵させる。

2次発酵前【写真4】→2次発酵後【写真5】

5.2次発酵が終わったら、ハサミで十文字に切り込みを入れる。【写真6】
※このとき、パン生地の中のチーズが少し見えるくらいにする。深く切りすぎると焼成中に
チーズが全部外に出てしまうので注意してくださいね。

190℃のオーブンで15分ほど焼いたら完成です。
※焼成時間はご家庭のオーブンによって変わりますので、焼き加減は調整してください。

焼きあがったら、お好みで乾燥バジルやパセリをちらしてください。
香りもよく彩りもキレイになります。
焼きたてはチーズがとろ~り♪ぜひ、熱々を食べてみてくださいね。

フィリングを変えてアレンジを楽しもう

アレンジ その1

今回はモッツァレラチーズのみでしたが、お好みで具材をプラスしてみてください。
例えば、、、
1. モッツァレラチーズにベーコンをプラス。【写真左】
2. モッツァレラチーズにコーンをプラス。【写真右】

チーズはモッツァレラチーズに限らず、スライスチーズやピザ用チーズ、カマンベールチーズなど、お好みのチーズを使ってくださいね。
その他、ツナや煮詰めたミートソースなどを入れても美味しいのでお勧めです♪

アレンジその2

そしてもう一つは、同じ生地を使ってピザ風にしたものをご紹介します。
パン生地作り~1次発酵、分割&ベンチタイムまでは上記と同じ工程です。

1.ベンチタイム後の生地を手で優しく潰しながら10cmくらいの大きさに広げる。【写真1】

2.生地の端5~7mmくらいを残して、薄くしながら12cmくらいの大きさに広げる。【写真2】
3.膨らんだ端のところ以外の薄くなっている部分をフォークで数か所穴をあける。【写真3】

4.お好みの具材をのせる。【写真4】写真はピザ用チーズ、ソーセージ、トマトを乗せました。

このあと、ラップをして35℃くらいのところで、生地が1.5倍くらいの大きさになるまで2次発酵させる。

2次発酵後、具材の上にオリーブオイルをたらし、190℃のオーブンで15分ほど焼いて完成です。

トマトジュースで作る夏らしいパン、いかがでしたでしょうか。
酸味はほとんど感じないので、トマトが苦手という方にも食べていただけると思います。
熱々はチーズがとろけて美味しくて、わが家ではあっという間になくなる人気のパンです。

パンはアレンジ次第でいろんな形やバリエーションが楽しめ、【こうでなくてはイケない】ということはありませんので、ぜひ、お家でお好みのパンを作ってみてくださいね。
次回もまた、作ってみたいなと思ってもらえるようなパンをご紹介できたらなと思っています。

インスタグラム @petit_poco

【@petit_pocoさんのプロフィール】
petit_pocoです。息子の幼稚園入園を機に始めたパン作りも10年になります。パン教室のライセンスと製菓衛生師の免許を取得し、現在は自宅でのんびりとパンやお菓子をつくりInstagramに投稿しています。

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