【イタリアマンマのおうちごはん】旬のおいしさを堪能!「そら豆ペーストのパスタ」

いまが旬のそら豆はイタリアでもよく食べられていて、料理家の緒方美智子さんもそら豆とペコリーノチーズを一緒に楽しんでいるそうですよ。そこで今回は、そら豆のおいしさをギュッと詰めこんだそら豆ペーストを使ったパスタを教えていただきました。ディップやメインの付け合わせなど幅広くアレンジできるので、ぜひ活用してくださいね!

そら豆とペコリーノチーズは最高の相性

Ciao!  料理家の緒方美智子(@michiko_frua_ogata)です。

グリーンピース、スナップえんどう、そら豆などがおいしい季節ですね。
この時期はイタリアでもこれらの豆や野菜をよく食べます。

そして、4月から5月初め頃までにしか食べられない小ぶりの生のそら豆とペコリーノチーズ(羊のチーズ)のアンティパストが大好きでした。

小ぶりのそら豆は柔らかく優しい甘さで、ボッコンチーノ(ひと口大)の塊のペコリーノチーズと白ワインと一緒に楽しむのが最高です。

そら豆とペコリーノチーズは相性が良く、ペーストにしても楽しめますよ。

そこで、今回はこのペーストを活用したパスタご紹介します。優しいグリーンは新緑のように美しく、爽やかなミントのアクセントを楽しめるおいしいペーストです。

ポイントは必ずペコリーノチーズを使うこと。
パルミジャーノとは味、風味、塩気も違うので必ずペコリーノチーズを使いましょう。塊のチーズを削ったほうが断然おいしいのでおすすめします。

そして、このパスタはショートのほうがおすすめ。

今回はカンパーニャ地方のパスタ名産地「Gragnano グラニャーノ産」のパスタを使います。こちらのパスタはブロンズ製のフィルターを使い低温でゆっくりと乾燥させています。

そのように作られた乾燥パスタは、茹で時間も長くかかるけれどおいしいのだと、ナポリのマンマが教えてくれました。

そら豆ペーストのパスタ

材料(2~4人分)

・ショートパスタ(お好みのもの)……100~150g
・そら豆(鞘なし)……150g(鞘付きおよそ300g)

【A】
・ペコリーノ・ロマーノチーズ(削る)……50g
・松の実……20g
・にんにく……1/2かけ(粗みじん)
・エクストラヴァージンオリーブオイル……60cc・30cc
・ミント……5~6枚
・塩……ひとつまみ

・黒こしょう……適量
・粗塩……15g
・パスタ茹で汁……60cc

作り方

1. そら豆を鞘から取り出し、ふつふつと沸いた湯に入れて3~4分ほど茹でる。湯を切り、水に少しさらしたら皮から取り出す。10粒は仕上げ用に残しておく。

2. 1Aの材料(エクストラヴァージンオリーブオイル60cc)をブレンダーにかけてペースト状にする。

3. 2リットルの沸騰した湯に粗塩を加え、パスタを表示時間通り茹でる。

4. パスタが茹で上がる直前に、ボウルに30ccのエクストラヴァージンオリーブオイルと2のペーストとパスタの茹で汁を加えておく。

茹で上がったパスタを加えて素早く和える。ペーストのゆるさはパスタの茹で汁で調整する。

5. 器に盛ってそら豆とミントの葉(分量外)を散らし、ペコリーノチーズ、胡椒をふる。

アレンジもいろいろ楽しめます

ペーストの色味は少し退色しますが、冷蔵庫で2日ほどは日持ちします。

ペーストはパスタ以外にもディップにして野菜やパンに付けたり、ブルスケッタやクロスティーヌにしたり、また鶏肉やソテーした魚とも合うので、ぜひお試しくださいね。

ボナペティート♪

緒方美智子(@michiko_frua_ogata)| Instagram

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