三重県の魅力、伝えちゃいます!
ちょうど日本の真ん中あたりに位置する三重県は、南北に長く、西側は山、東側は海という自然に恵まれた土地のおかげで漁業も農業も盛んです。
また、伊勢神宮だけでなく、伊賀の忍者博物館、真珠発祥の地にあるミキモト真珠島、世界遺産にもなった熊野古道など、歴史のある観光スポットも多く存在します。
実はテーマパーク王国!
三重県には、実はおもしろいテーマパークがたくさんあるんです。特に押さえておきたいのは以下の3つ!
まず、絶叫マシン好きであれば「ナガシマスパーランド」(桑名市)がおすすめ。
ホワイトサイクロンやスチールドラゴン2000といった世界最大級のローラーコースターや、他にも10種類の絶叫マシンがあります。近くにはアウトレットモールや温泉、ホテルもあるので宿泊して楽しめます。
続いて、F1や車好きな方は「鈴鹿サーキット」(鈴鹿市)へ。
モートピアという遊園地があり、子どもが自分で操作して楽しめるアトラクションがとにかく豊富。車やF1に関連したアトラクションが多く、大人でも気づいたらハマっちゃうことも。休日でも待ち時間は長くて30~60分程度なので、一日どっぷり遊び倒せますよ。
最後に、フォトジェニックなスペインの雰囲気を味わうなら「志摩スペイン村パルケエスパーニャ」(志摩町)。
異国情緒あふれるスペインの街が再現された場所で、アトラクションを楽しんだり、パレードやスペイン人エンタテイナーによるショーをみることができます。
天気の良い日は青空に白壁の建物がとにかく映えるので、カメラを持って写真を撮るのもいいですね。
リゾートホテルと温泉も併設されているので、そこで疲れを癒して翌日は伊勢神宮へGO!です。
三重県のおすすめお土産5選
テーマパークについて熱く語りすぎてしまったところでようやく、おいしい食べ物のお話をしますね。
三重県といえば真っ先に思い浮かぶお土産は「赤福」という方も多いのではないでしょうか?
もちろん大好きです、赤福。
しかし今回は三重県のコアな魅力を伝えるべく、赤福以外のおいしいお土産やご当地グルメをご紹介します!
素朴でシンプル、でもそれが最高においしい。へんばや商店の「へんば餅」
実は三重県民にかなりファンが多いのが、へんばや商店の「へんば餅」。
今から200年以上前に、参宮街道である宮川のほとりに茶屋を設けたのがはじまり。
伊勢神宮に訪れた人たちががこの店で休憩をし、ここから馬を返し参宮されたため「へんば(返馬)餅」と名づけられたそうです。
米粉を使用したお餅はもちもちとやわらかく、中にはなめらかなこしあんが入っています。すこし焼き目がついていてほんのり香ばしく、出来立てのへんば餅は何個でも食べられそうなくらい!
消費期限も2日と短く、そもそもすぐ食べきっちゃうので余らせることもないのですが……(笑)。
余って固くなったらフライパンで焼いて食べるのもまたおいしいです。
伊勢神宮に参拝された方は、おはらい町店でいただくのがおすすめです。
三重でういろうと言えばこれ!「虎屋ういろ」
ういろうと言えば、大正12年創業で伊勢市に本店をかまえる「虎屋ういろ」を食べて育った私。
伊勢の「虎屋ういろ」は、全国展開されている「とらや」さんとはまったくの別なのでご注意を!
虎屋ういろの特徴はもちもちとした弾力と自然な甘み。保存料は使わず、手作りにこだわられています。
定番商品として、黒砂糖を用いた黒ういろ、小倉や栗など10種類ほどあり、中でも個人的に好きなのが「虎ういろ」。
黒ういろと柚子ういろが層になっていて虎の模様をなしており、黒砂糖のやさしい甘味と柚子の香りが口いっぱいにひろがります。
よーく見ると、虎のマークもとてもかわいい表情をしているんです(笑)。
定番商品以外に、春夏秋冬それぞれで季節商品も数種類出ているので、お店に訪れた際に「どれにしよう~」と真剣に悩んでしまうのはもはやあるあるです。
こちらの「スイカういろ」は夏の季節商品のひとつ。本当にスイカの果汁を使用しており、小豆でスイカの種に見立てられています。
スイカういろの商品の発送可能期間は7/8~8/15とのこと。店舗だけでなく、虎屋ういろのWEBサイトからも注文することができますよ。
気になる方は急いでチェックしてみてくださいね。
センス溢れる洋菓子。T2の菓子工房の「りんごのチョコレート」
伊勢神宮があったことから茶屋が多く、和菓子(生菓子)の名店が数多く存在する三重県ですが、ここで素敵な洋菓子店「T2の菓子工房」をご紹介。
もともとは和菓子屋だったところ、洋菓子が好む消費者が増えてきたことをうけ、洋菓子専門店がなかった時代に思い切ってチョコレート菓子専門店「T2の菓子工房」をつくったそうです。
この「りんごのチョコレート」は創業時からの人気商品。じっくりとはちみつに漬け込んだりんごに、まろやかなチョコレートがコーティングされており、味はコーヒーとシナモンの2種類。
当時からの変わらぬパッケージデザインと味は、毎回食べるたびにほっとした気持ちにさせてくれます。
そして、絵柄を内側にしてテープやのりは使わず包装されており、開けるのがいつももったいないと思ってしまいます。
T2の菓子工房は津市内に3店舗あり、ケーキなどのスイーツをイートインできる店舗もあります。他のお菓子もパッケージがおしゃれでおいしいので、ぜひ立ち寄っていただきたい名店です。
意外な組み合わせがおいしい!鞍馬サンドの「納豆コーヒーゼリーサンド」
鈴鹿市にあるサンドイッチ専門店・鞍馬サンドの名物はなんと「納豆コーヒーゼリーサンド」。
名前だけ聞くとかなり不安がよぎるし、包装をはずすと若干糸をひいていることに驚きを隠せません......ですが、納豆臭くなく、コーヒーゼリーと生クリームと絶妙にマッチして、”意外と”おいしいという声続出!今では人気の商品です。
納豆コーヒーゼリーサンドは、先代オーナーが偶然に開発したものだという。「ある日、家でサンドイッチの新メニューを考えていて冷蔵庫を開けたら、たまたま納豆のパックが転がり落ちてきた。さらに冷蔵庫にコーヒーゼリーもあったので、この2つをパンに挟んだらどうなんだろうと作ってみたようです」。こうして、平成9年夏に「納豆コーヒーゼリーサンド」は販売された。だが、人気商品への道のりは順風満帆ではなかったという。
「当初の納豆コーヒーゼリーサンドは私も食べましたが、正直あまりおいしくありませんでした。おそらく先代はネタで作ってみたのではないかと……。全然売れなくて販売を止めようかとも思ったのですが、一度世の中に出したものなのだからなんとか存続させようと思い、販売から4年後、私が素材や混ぜる割合を見なおして改良を加えました」と語る。
鞍馬サンドのポリシーは「パンに挟めるものは何でも挟んでみよう」。
納豆コーヒーゼリーサンド以外にも数々の食材を挟んで試したことがあるそう。このあくなき探究心とチャレンジ精神たるや、恐れ入ります。
とはいえ、納豆はさすがに……という方、安心してください。
お店では他にもたくさんのサンドイッチが販売されていますので、お気に入りがきっと見つかるはず。
商品名もユニークなので、来店したらぜひチェックしてみてくださいね。
食べだしたら止まらない。野田米菓の「黒こしょうあられ」
津市に本社をかまえる野田米菓のあられは、100%国産のもち米を使用し、味付けや風味付けに欠かせない海苔やエビなども国産素材を使用しています。
国産原料が入手できなくなったらその味付けを終了する、というくらいのこだわりです。
どの味もおいしいですが、私のお気に入りは「黒こしょう味」。粗びきの粒こしょうがピリッときいておつまみに最高です。
この味が好きだと感じる人は酒好き率が非常に高いはず!
野田米菓の公式サイトや楽天などでも購入できますよ。
みんなも知ってるあの○○!実はこれ、三重県うまれ!
おやつの宝庫!あなたはいくつ知ってる?
井村屋の「あずきバー」、おやつカンパニーの「ベビースターラーメン」、マスヤの「おにぎりせんべい」
ご存知の方も多いのではないでしょうか?
これらはすべて三重県発のお菓子。ユニークな食品メーカーが多い地であるというのも三重県の特徴です。
今や全国のスーパーやコンビニでも置かれていることが多いので、見かけたらぜひチェックしてみてくださいね。
表参道で大人気!世界一濃厚なごまアイス専門店「GOMAYA KUKI」
「九鬼太白胡麻油」や「九鬼ヤマシチ純正胡麻油」で有名な九鬼産業が、ごまアイス専門店「GOMAYA KUKI(ごまや くき)」を2017年3月に表参道にオープンしたこと、ご存知でしたか?
九鬼産業株式会社は、明治19年に三重県四日市市で創業した老舗のごまメーカー。
ごまの魅力をより多くの人に知ってもらいたいということで、全国のおいしいお店を支援するグルメメディア「favy」と共同開発したそう。
ごまアイスはワンカップ(2スクープ)あたり約9,000粒のごまが使われているほど、とにかく濃厚!お好みでごまとごま油もトッピングできるのですが、これまた合うことに驚きでした。
今は1店舗のみですが、東京・表参道にお越しの際はぜひ立ち寄ってみてくださいね。
※写真は、2017年8月2日(水)〜8月7日(月)西武池袋本店7階催事場にて開催された「IKESEI菓子博 真夏のスイーツフェスタ」でいただいたものです。
関東でも関西でもないけれど!ゆるりとしたオリジナル文化が楽しい三重県
三重県のこと、もっと知りたくなりましたか?
本当は紹介したいものたくさんあるのですが、今回は三重県近隣の駅ではあまり売っていないものを中心に厳選してご紹介しました。
最後に一点。
三重県には空港も新幹線停車駅もないので、他県からのアクセスは少し悪く感じるかもしれません……。
ですが、名古屋駅や大阪方面から向かう近鉄電車の中や、セントレア(中部国際空港)から津へのフェリーなど、移動もぜひ楽しんでいただきたいなと思います!ゆったりとした空気と景色がそこには広がっています。
さて、次のご当地特集は滋賀県です!
滋賀県出身のあややが、琵琶湖だけじゃない滋賀の魅力をたっぷり教えてくれますよ。
乞うご期待ください!