出典 : @deitz_nishikawa

【おうちごはん特別企画】ご当地のお正月料理・第5弾~長崎県~

おうちごはん編集部スタッフの出身地にまつわるお正月料理を、リレー形式でつづる特別企画。第5回目はおうちごはん編集部のmicoが、長崎県のお正月について紹介します。三方を海に囲まれており日本で一番島が多いことで知られる長崎ならでは豊富な海の幸を使ったおせち料理。異国情緒あふれる街で育まれたお正月文化に注目してみました!

長崎県ってこんなところ!

九州地方北西端に位置する長崎県。鎖国時代に日本で唯一海外に港が開かれたこともあり、中国やオランダの文化や食、言語など様々な影響を受けて、異国情緒あふれる長崎独特の文化が育まれてきました。

長崎といえば、ハウステンボス! というイメージをもたれる方が多いかもしれませんが、それだけで長崎を語るのはもったいない! 香港、モナコと共に世界新三大夜景に認定された長崎の夜景を望む絶景スポット稲佐山、2015年7月に世界文化遺産に登録された軍艦島、そして今年7月に世界文化遺産へ登録されたばかりの大浦天主堂をはじめとする長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産など、世界的に注目されている観光スポットが長崎にはたくさんあるんです。

そんな長崎県の公認ゆるキャラは、「がんばくんとらんばちゃん」。長崎県庁のホームページにはがんばくんとらんばちゃんのお部屋もあり、長崎がんばらんば隊隊長として元気な長崎県づくりを応援するために全国各地へ飛び回っている様子が紹介されています。最新情報が掲載されているFacebookもぜひチェックしてみてくださいね!

がんばくんとらんばちゃんのお部屋 <GANBAKUN/RANBACHAN ROOM>
がんばくんとらんばちゃん(長崎がんばらんば隊) - ホーム | Facebook

長崎県のお正月といえば!

諫早市の白木峰高原

海に囲まれた長崎県には素敵な初日の出スポットがいっぱいあるのですが、今回は私が育った諫早市の名所をご紹介。春は10万本の菜の花、秋には20万本のコスモスが満開になる白木峰は、有明海や雲仙岳を背景に花を楽しめる高原として地元では親しまれており、白木峰高原にあるコスモス花宇宙館では元旦の朝に初日の出観望会が開催されます。

白木峰高原|いさはやをもっと楽しく−諫早観光物産コンベンション協会−
コスモス花宇宙館(公式ページ)|諫早市・白木峰高原|諫早市施設管理公社

諫早市の御舘山神社

こちらは実家から歩いていけるところにある御館山(みたちやま)稲荷神社。地元では知らない人がいない神社ではありますが、神内から雲仙岳や有明海を一望できる初日の出スポットとして、県内各地から多くの人々が訪れるほど有名だったなんて! 改めて地元の素晴らしさに気づかされてました。

長崎には2度お正月がある!?

長崎にはお正月が二度あります。二度目は今日からの春節祭(中国の旧正月を祝う行事)です。

出典:Instagram @deitz_nishikawa

近年長崎の冬の一大風物詩として全国的にその名が知られるようになったのが、中国の旧正月を祝う行事「春節祭」を起源とする「長崎ランタンフェスティバル」。長崎新地中華街、浜市・観光通りアーケードなど長崎市内の各会場に飾られた約15,000個もの極彩色のランタン(中国提灯)や大型オブジェが街を幻想的に彩り、100万超の人々の心を深く魅了します。
※ 2019年の開催期間:2月5日(火)~2月19日(火)


2019長崎ランタンフェスティバル|Fantastic NAGASAKI~長崎・冬の旅~|特集|【公式】長崎観光/旅行ポータルサイト ながさき旅ネット

光の庭園 in グラバー園2018

長崎港を一望できる人気の観光スポット「グラバー園」では、2019年2月19日まで世界遺産の「グラバー邸宅」をはじめとする洋館群がライトアップされています。また2019年1月25日からは竹灯篭(ランタン)祭inグラバー園も開催。冬の長崎は見どころ満載です!

グラバー園公式ウェブサイト

長崎県のお正月料理

「お正月ぐらいはゆっくりせんね。ティアのおせちなら、家族みんな食べたいでしょ。」とおせちは作ろうかなと言う妻に毎年声をかけるのが定番になりました(笑)

出典:Instagram @uglife69

毎日休むことなく台所に立っていらっしゃる奥様に感謝の気持ちを込めて、毎年おせち料理はティア長崎さんにお願いされているという @uglife69 さん。自然食レストランで一つ一つ丁寧に作られた長崎おせちには、お品書きも添えられています。

生産者の方から作り手の方々、そして消費者まで、口に入るまでの工程を少しでも思い浮かべれば自ずと食のありがたさも伝わってくるような気がします。
お品書きの内容をみんなで読んでから、
今年も美味しく、ありがたくいただきます。

出典:Instagram @uglife69

老舗の小野原本店さんの貴重な長崎産カラスミや長崎伝統野菜ゆうこうの果実を使ったなますなど、長崎の海の幸や山の幸、無農薬有機野菜のお野菜と厳選された調味料を使用した長崎ならではの郷土料理が詰まった素晴らしいおせち。お品書きをじっくり読みながら、家族でゆっくり堪能したいですね。

自然食レストラン・家庭料理の店 ティア長崎銅座店 | 旬の無農薬・有機野菜の家庭料理の店|ビュッフェ|長崎市

島原の具雑煮

長崎のお雑煮といえば、丸餅が使われていて具だくさんなのが特徴。特に天草四郎が考案したともいわれている島原地方の郷土料理「具雑煮」は有名で、鶏肉、穴子、シロナ、蓮根、ゴボウ、凍り豆腐、椎茸、卵焼き、丸餅、春菊など十数種もの具材が入っています。 2007年には、農林水産省の「農山漁村の鄕土料理百選」に選定されました。

うちではお正月にこれも食べます!

五島うどんの地獄炊き

お湯で茹でたあつあつの五島うどんを、生卵に薬味や、あご(トビウオ)だしのつけ汁でいただきます🍽

出典:Instagram @deitz_nishikawa

寒くなってくると小さい頃からよく食べていたのが地獄炊き。ゆでたてあつあつの五島うどんをあごだしのつけ汁でいただく五島の郷土料理ですが、我が家ではかきたま汁に柚子胡椒を添えて、たっぷりの生姜と刻みねぎと一緒に食べるのが定番でした。

ちゃんぽん

お正月でもやっぱり食べたくなるのがちゃんぽん。長崎よりも東京の生活がすっかり長くなってしまった今でも、事あるごとに食べたくなる故郷のなつかしい味。三が日の間に一度は毎年必ず作って食べているかも!?

2019年は、長崎のお正月を満喫したい!

実家で母が作ってくれていたおせち、新しい年を迎えるたびに毎年食してきた食べてきたものが自分の中で当たり前になっていて、改めて長崎のお正月料理について考えたことはなかったのですが、子供の頃の記憶を辿ると島で暮らす祖父母の家で迎えるお正月は、おせちの印象よりもアワビやウニ、目の前の浜で釣ったばかりの新鮮なお刺身など豪華な海の幸がいっぱいだったな~と(笑)。

今年は年明けに長崎へ帰省して、海外で暮らす妹家族も一時帰国するので久しぶりに家族全員で新年をお祝いできることに。グラバー園のライトアップや稲佐山の夜景などこの時期ならではの魅力あふれる地元長崎の素晴らしさを、この機会に再発見したいと思っています!

さて、次回の担当は三重県出身のやん編集長。伊勢海老やはまぐりなど、長崎とはまた違う高級な海の幸がいっぱいの三重県。どんなお正月料理が紹介されるのか、とっても気になります。最終回もお楽しみに!

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