出典 : @yukonishi_mangerlemonde

暑い季節にぴったりのおいしさ!作ってみたい、世界のトマト料理11選

夏野菜の代表の1つ、トマト。旬は春から初夏といわれていますが、あの瑞々しいおいしさは暑い季節にぴったりですよね。日本では冷やしトマトやサラダなど生で食べることも多いけれど、世界ではどんなふうに食べられているのでしょう。今回はそんな気になる世界のトマト料理をチェック!それぞれの国に行ったつもりになって作ってみませんか?

国によってトマトの食べ方はいろいろ!

【1】カプレーゼ(イタリア)

トマトはイタリア料理に欠かせない食材の1つ。ナポリがあるイタリア南部はトマト栽培に適した環境で、たくさんのトマト料理が誕生しています。

なかでも、スライスしたトマトとモッツァレラチーズ、バジルなどを使った「カプレーゼ」はとってもシンプルな料理。赤、白、緑の配色はまさにイタリアを象徴するカラーですよね。

東京世田谷でイタリア料理教室を主宰する@yoshinumayさんは、おうちで育てているバジルを使い、さらにいちごも加えて春の名残を楽しんだそう。

カプレーゼはシンプルだからこそ食材にこだわって、素材そのもののおいしさを堪能したいですね。

【2】パンツァネッラ(イタリア)

トスカーナ地方の家庭料理「パンツァネッラ」は、少し硬くなったパンを利用したサラダ。主な材料は硬めのパンのほか、トマト、キュウリ、赤タマネギ、バジル、塩胡椒、酢、オリーブオイルなどです。

@shewhoeatsさんは、ミニトマトやキュウリなどの新鮮野菜とおうちにあった食パン、トスカーナのオリーブオイルを使って。材料も味付けもシンプルなのに、驚きのおいしさなんですよ!

パンは本場では焼かないで使うそうですが、トースターでカリッと焼いても。ぜひ、おうちにあるパンで試してみてくださいね。

【3】ポモドーロ(イタリア)

「ポモドーロ」はイタリア語で「トマト」という意味で、南イタリアらしいシンプルなパスタ料理。トマトやにんにく、ハーブなどを煮詰めて作るソースは、誰もが大好きな味ではないでしょうか。

イタリアを行き来し、各地のマンマから料理を学んだという@ciaobella_auroraさんは、ショートパスタのオレキエッテで、ツナやイタリアンパセリを使ってポモドーロに。Instagramにアップされているレシピを紹介します。

材料(2人分)

・オレキエッテ……180g
・ツナ缶……1個
・トマト缶……1個
・イタリアンパセリ……2束
・にんにく……1かけ
・オリーブオイル、塩……適量

作り方

1. フライパンにオリーブオイルを引き、にんにく1かけをそのままじっくり炒める。

2. トマト缶を入れて軽く混ぜ、煮込むように、オイルと乳化させる。

3. ツナとパセリを入れて軽く混ぜる。

4. アルデンテに茹でたオレキエッテを3に加え、よく混ぜて乳化させる。

5. 盛り付けて、召し上がれ!

レシピ出典:Instagram(@ciaobella_aurora)

ものの15分ほどで作れてしまうそうで、最後においしいオリーブオイルをたっぷりとかけるのがおすすめです。

モチモチとしたオレキエッテはソースがよく絡むので、一口ごとにそのおいしさを実感できるはず。もちろん、オレキエッテ以外のパスタでもおいしく仕上がるので、お好きなパスタでぜひお試しを!

【4】パン・コン・トマテ(スペイン)

スペイン料理にもトマトは欠かせません。スペインの市場には夏になるとバラエティ豊かなおいしいトマトがたくさん出回ります。

そんなスペインでトマトを使った定番料理といえば、「パン・コン・トマテ」。直訳すると「パンとトマト」で、パンにトマトとにんにくをすりこみ、塩、オリーブオイルをかけて味わいます。

豊橋市で料理教室を開いている@cucinare73さんは旅行が大好きで、旅先で初めて「パン・コン・トマテ」を食べた時、そのおいしさに感動したそう。Instagramにアップされているレシピをご紹介します。

材料

・バゲット……1/4本
・トマト……2個ぐらい
・にんにく……少々
・オリーブオイル……適宜
・塩……適宜

作り方

1. 半分に切って焼いたバゲットに、にんにくの切り口を塗る。

2. 半分に切ったトマトを潰しながら塗り付けて、オリーブオイル、塩を振って食べる。

レシピ出典:Instagram(@cucinare73)

バゲットは切ってから半日〜一晩置いて少し乾燥させるとよりおいしいそう。

とってもシンプルな料理だけに、トマトはフレッシュなものを選びたいところ。生ハムや野菜、アンチョビなどをのせてカナッペのようにしても良さそうです。

【5】ガスパチョ(スペイン)

スペインを代表する冷製スープといえば「ガスパチョ」。トマトの酸味やにんにくの風味が食欲をそそり、スペインの夏には欠かせないスープです。

@nodanodakoさんは、トマト、キュウリ、アーリーレッド、ディル、蒸し大豆を使ってガスパチョに。

作り方は材料をフードプロセッサーに入れ、なめらかになったら冷やして出来上がりです。おいしい上に、とっても簡単に作れるのがうれしいですね!

冷たいスープ🍅ガスパチョ🍅 | 主婦向けお料理投稿サイト shufchef(シュフシェフ・しゅふしぇふ )公式サイト

【6】アルボンディガス(スペイン)

ミートボールのトマト煮「アルボンディガス」は、スペインの家庭でもバルでも親しまれている料理の1つです。

@kan.8810さんは、ミートボールに衣をまぶして揚げ焼きにしてから、フレッシュトマトと赤ワイン使ったトマトソースで一緒に煮込んだそう。たっぷりのにんにくが食欲をそそり、ワインとの相性もばっちりです。

バケットにつけて味わうほか、パスタやごはんと合わせても絶品ですよ。

【7】トマトファルシ(フランス)

トマトを使ったフランスの家庭料理といえば「トマトファルシ」。トマトの中身をくり抜いてひき肉などを詰めたオーブン焼きで、ジューシーなお肉と焼いて甘みが増したトマトとの相性は抜群です。

本場でフランス料理の研鑚を積んだ料理研究家の西祐子さん(@yukonishi_mangerlemonde)にとっても、トマトがおいしい季節になると作りたくなる定番料理の1つなのだとか。トマトの形を崩さないよう丁寧に作られたファルシは、目もお腹も大満足間違いなしの一品です。

トマトの中に詰める具材は、海老や夏野菜を使うなどお好みでアレンジしても!

【8】BLTサンド(アメリカ)

アメリカ生まれの「BLTサンド」は、ベーコン、レタス、トマトが具材の定番サンドイッチ。3つの具材の中ではベーコンが主役かと思いきや、トマトが主役と考える人も多いよう。

@hi1719yuさんの「BLTサンド」も、みずみずしいトマトが何ともおいしそう! よく見ると卵もサンドされています。こんなふうに好きな具材をプラスして楽しむのもいいですね。

【9】番茄炒蛋(中国)

中国の家庭料理「番茄炒蛋(ファンチェチャオダン)」。日本では「トマトと卵の中華炒め」という名前の方が分かりやすいかもしれませんね。トマトの酸味とふわふわの卵がマッチして、ごはんが止まらなくなるおいしさです。

@meshi_takuさんは、そんな「番茄炒蛋」をごはんの上にどーん!

ベースは鶏ガラとお塩で調整して、ご飯がよりすすむように甘みを塩麹で、コクをオイスターソースでプラスします。最後にちょろっと辣油をまわしかけて完成🙆‍♂️

出典:Instagram(@meshi_taku)

丼にアレンジすることで、おいしさも見た目のインパクトも抜群! コスパも良く、ささっと作れるので、テレワーク飯にもおすすめです。

【10】トマト牛肉麺(台湾)

台湾のソウルフード「トマト牛肉麺(ニョーローメン)」。日本ではあまり知られていませんが、台湾では家庭でも屋台でもよく食べられているのだとか。

切ったトマトと牛肉を醤油ベースの味付けで煮込む麺料理で、具材は各家庭でアレンジして作ります。

台湾と香港そして中国で飲食関係のお仕事をされている@hoshi0261さんの「トマト牛肉麺」は、トマトと牛すね肉、平打ち麺を使ったやさしい味わい。パクチーをトッピングすると味のアクセントになって、おいしさが倍増しますよ。

【11】トマトキムチ(韓国)

韓国の「トマトキムチ」は、トマトに切れ込みを入れてピリ辛調味料「ヤンニョム」などを詰めた、サラダ感覚で味わえるキムチです。

韓国料理教室を営む@hyangmi720さんは、湯剥きしたフルーツトマトに「ヤンニョム」をたっぷり詰めて。湯剥きするこのひと手間が、おいしさをグッとアップさせてくれるのだとか。

トマトの爽やかな酸味、そしてキムチの旨味と辛味が一体となった味わいは癖になるおいしさ。前菜としてもおつまみとしても大活躍してくれること請け合いです!

トマト料理で暑い季節も元気に!

爽やかな酸味が魅力のトマトには、健康や美容にうれしい栄養分がたっぷり。強い抗酸化作用があるリコピンをはじめ、美肌にいいビタミンCや、むくみの解消にパワーを発揮するカリウムなども含まれています。

夏バテ防止や熱中症対策にも有効なので、夏こそ積極的に食べたい食材なんです。世界のトマト料理を楽しみながら、暑い季節も元気に過ごしたいですね!

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