おうちごはん編集部から新年のご挨拶
あけましておめでとうございます。今年もおうちごはんをよろしくお願いいたします。
新年最初のおうちごはんは、今では夢のように感じる海外旅行に思いを馳せつつ、おうちで楽しめる「世界のお正月料理」をご紹介。
今はまだまだ気軽に外出できないけれど、食を通して皆さんの世界が少しでも広がりますように!
【おうちで作れる世界のお正月料理】フランスのお祝いスイーツ「ガレット・デ・ロワ」
フランスで新年のお祝いに欠かせない「ガレット・デ・ロワ 」。
地域によって多少アレンジが異なりますが、今回ご紹介するのはアーモンドクリームのつまったシンプルなパイ。
ガレット・デ・ロワには、少し変わった楽しみ方があります。パイを閉じる前にフェーブ(空豆)を仕込んでおくと、切り分けた際、このフェーブが出てきた人は王様(女王様)になれるのだとか。王様(女王様)になった人は王冠をかぶり、その日一日みんなから祝福されます。フェーブにはもともと乾燥した豆を使っていたのでそう呼ばれていますが、陶器製のかわいい人形が使われることも多いようです。
フランスでは公現祭の日(1月6日)に食べるお菓子なのでぜひ皆さんもおうちで作ってみてくださいね。
材料(1ホール分)
作り方
1. 室温に戻しておいたバターを泡だて器で混ぜ、グラニュー糖を数回に分けて入れながらさらに混ぜる。
2. 卵を入れてよく混ぜ合わせる。
3. アーモンドプードル、バニラオイル、ラム酒を入れて混ぜ合わせる。全体が馴染んだら、冷蔵庫で10分ほど寝かせる。
4. パイシートを丸くカットし、3の生地を丸く均等に広げてのせる。
5. 4の上にフェーブをパイの中心から少し話して置く。
6. 5の上からさらにパイシートをのせ、空気が入らないように重ねる。クリームが流れ出ないように周囲をしっかりと押さえつける。
7. 周囲をフォークで押しながら閉じ、中心に空気穴をあける。ナイフの先で柄を描く。
8. パイ全体に溶き卵を塗り、180℃に予熱しておいたオーブンで40~50分焼く。
※使うオーブンの熱量に合わせて焼き時間は調整してください。
詳しい作り方は動画でチェック!
【おうちで作れる世界のお正月料理】イタリアの伝統料理「レンティッキエとコテキーノ」
この2つは異なる料理ですが、一緒に煮たり、お皿にのせたりして食べるのが定番なのだとか。
「レンティッキエ」とはレンズ豆のことで、イタリアではこれをコインに例え、コインに似たレンズ豆を食べることでお金に困らない年になるという祈りが込められているのだそう。
「コテキーノ」は豚の腸に、豚肉と皮を挽いて、スパイスと共に詰めたものを指します。
「コテキーノ」という商品名で販売されているものもありますが、今回は太めのソーセージで代用しています。
レンティッキエやコテキーノは元旦ではなく大晦日の夜0時をまわった後に食べるもので、おせちと言うよりは年越しそばに近い感覚かもしれませんね。
コインに似たレンズ豆を食べて、今年も豊かに暮らせますように……!
材料(4〜5人分)
作り方
1. 玉ねぎ、にんじん、セロリ、にんにくをみじん切りにする。レンズ豆はさっと洗って水を切っておく。ソーセージに切り込みを入れる。
2. 鍋にオーブオイルとにんにくを入れて熱し、香りがたってきたら玉ねぎ、セロリ、にんじんを入れて炒める。
3. しんなりしてきたらレンズ豆を入れて軽く炒め、トマトペースト、水、白ワインを入れて、蓋をせずに10分ほど煮る。コンソメ、塩を入れて全体を混ぜて煮込む。(10分~)
4. 煮込んでる間に、フライパンでソーセージの表面を焼く。
5. 3の水気がある程度とんだら、コンソメと塩を入れて軽く混ぜ、焼いたソーセージを入れてさらに5分ほど煮込んで完成。
詳しい作り方は動画でチェック!
【おうちで作れる世界のお正月料理】ロシアの水餃子「ペリメニ」
ロシアの水餃子こと「ペリメニ」はロシアでは一般的な家庭料理。
ロシアでは旧正月の13日、14日まで正月休みを取る方が多く、正月休み中の保存食として冷凍保存のできるペリメニを作るのが定番なのだとか。
本来は皮も手作りするのですが、今回は挑戦しやすいように市販の餃子の皮を使ったレシピをご紹介します。
材料(4人分)
作り方
1. 玉ねぎ、にんにくはみじん切りにし、小ネギは小口切りにする。
2. ボウルにAの材料を入れて手早くよく捏ねて肉ダネを作る。
3. 餃子の皮に2のタネを小さじスプーン1杯ほど入れ、皮の周りに水をつけて半分に折り、半月状になるよう包む。両端を合わせてとめて丸い形にする。
4. 鍋に水を入れて沸騰させ、チキンコンソメを入れてブイヨンを作る。
5. 4に3の餃子を入れて茹でる。皮が透明になり、餃子が浮いてきたら汁ごと器に盛り、小ネギを散らす。
6. お好みでトッピングを添えて、つけながら召し上がれ。
詳しい作り方は動画でチェック!
世界のおうちごはんでお正月休みを存分に楽しもう!
今年のお正月休みはあまり外出もできず過ごすことになりそう。毎日定番のお正月料理ではちょっぴり飽きてしまうかも。普段はなかなか挑戦しない料理を作ってみる良い機会かもしれませんね!
さて、2022年がついにスタートしましたが、今年もおうちごはんはみなさんの毎日の食卓が楽しく、おいしくなるような情報をたくさんお届けしたいと思っています。
今年もおうちごはんをどうぞよろしくお願いいたします!