
旬のアスパラガスとあさりを使って作る絶品パスタ!
こんにちは。料理研究家のウエキトシヒロです。
久しぶりの投稿になりますが、今回のうちベジは旬の野菜を食べよう企画ということで、春が旬のアスパラガスと、こちらも春が旬のあさりを使って「アスパラガスとあさりのオイルパスタ」を作りたいと思います!
美味しくできた自信があるので、ぜひ作ってみてくださいね!
レシピを確認しながら、工程を見ていきましょう!
【レシピ】アスパラガスとあさりのオイルパスタ

材料(2人分)
・パスタ……160〜200g
・あさり……100g
・アスパラガス(小)……100g
・ニンニク……1片
・パスタを茹でる用の塩
▷水1リットルの場合……塩8g
▷水2リットルの場合……塩16g
・オリーブオイル……大さじ3
・仕上げ用エクストラバージンオリーブオイル……小さじ2
※香りが良くなり、固まるのを防ぎます
下ごしらえ
あさりの砂抜きをしておく。
※500mlの水に大さじ1強くらい塩(15g)を入れて、あさりを浸して暗所に3時間〜1晩置いておく。
作り方
1. ニンニクをみじん切りにする。アスパラガスは上半分を5cm幅にカットし、下半分を斜めに薄くスライスする。
2. フライパンにオリーブオイルを入れ、ニンニクをいれ、ふつふつするまで中火で軽く火にかける。ふつふつしだしたら極弱火にし、茹で汁を加えるまで待つ。(にんにくが焦げそうだったら火を止める。ニンニクは焦がさない)
3. パスタを茹で始める。
4. 2分くらい茹でた茹で汁をフライパンにおたま一杯分入れよくまぜ合わせて乳化させながらアサリを入れてさらに乳化させる。
5. 2分程度茹でてある程度アサリに火が入ったらアスパラガスを入れる。同じくらいのタイミングでパスタが茹で上がる手前(2分前くらい)になるので、パスタをフライパンに移し、さらにお玉1杯くらいフライパンに加えて混ぜ合わせて乳化させながらアルデンテにして完成。
作り方のポイントをじっくりみていきましょう
いかがでしょうか?
ざっと見てもらえたら“乳化”と言う文字が何個もでてくると思います。
それと、さらっと書いてますが、「アスパラガスを半分に切り、上は2等分、下はスライスにする」という部分が今回のポイントになります。
では、写真で追って詳しくポイントをみていきましょう!
アサリの完璧な砂抜きは家庭では難しいけど……
まずは何をするにもあさりの砂抜き。

レシピにも書いていますが、
500mlの水に大さじ1強くらい塩(15g)を入れて、あさりを浸して暗所に3時間〜1晩置いておく
というのが一番おすすめの方法です。
ですが、これでは時間がかかりすぎるという人も多いと思うので、そういう場合は熱めのお湯(50℃くらい)に15分くらい入れてあげると砂をはきます。
(僕は色々な方法を試していますが、100%砂を吐かせるのは難しいです……)
アスパラガスを2種類の切り方で食感2倍に!
今回のレシピの最大のポイントです。
アスパラガスってやっぱり上の部分の穂先が一番おいしいですよね。そして下にいくほど固くなっていきます。
なので、上と下で切り方を変えてあげて、全部の部分を美味しく食べたいと思いました。
こうすると熱を加える時間も差をつける必要がなくなります。(これ以外と便利です)

こんな感じで上と下で切り方を変えてあげる。

全部切るとこんな感じ!
この一手間が今回のレシピのポイントになります。
パスタに使う塩はしっかり計る!
1リットルの水に10グラム。
およそ0.1%の塩水でパスタを茹でるのが基本です。
1リットルってパスタを茹でるのには少ないので、実際は2リットルとか使うことになると20gの塩が必要。なので想像以上に多くの塩を使います。
目分量で入れるというのはほぼ不可能と思ってください。
塩の形状によりますが、大さじ1がだいたい10g程度なので、ちょっと少なめくらいにして入れてあげるといいと思います。

ちなみに僕のおすすめは、1リットルの水に対して塩8g。少し少なめで茹でて、茹で汁を多めに入れるという作り方です。
僕は基本的にはこの作り方でパスタを作っています。
ニンニクは絶対に焦がさない。
ニンニクはまだ暖まっていないフライパンに入れて、フツフツとなるまで火をじっくり入れます。この時に絶対やってはいけないのが、焦がしてしまうこと。
もっというなら、中火で置いておいたらすぐに焦げます。必ずフツフツしだしたら弱火にしてください。

火にかける前 or 火にかけた直後のフライパンに冷たいうちにニンニクを入れる。

このようにフツフツしだしたら弱火にする。
パスタの茹で汁を入れて、ニンニクが焦げるのを止める!そして乳化!
パスタを茹で始めて、1分半くらいのタイミングで1回目の茹で汁を入れます。
その時までニンニクは焦げる可能性があるので、焦がさない様に弱火のまま、弱火でも焦げる場合があるので、その時は火を止める。とにかく注意して茹で汁が投入されるまで待ちます。

パスタを茹でることで小麦の成分が溶け出して、乳化できる茹で汁になります。

茹で汁を入れることでニンニクがこれ以上焦げる事がなくなります。
そして、茹で汁と油をおたまでかき混ぜて1回目の乳化!(この乳化はあまり厳密にやらなくてもOKです)
ここまでできたら後は順に具材を入れるだけ。

あとはレシピの通り、アサリを入れて、口が開いて来たらアスパラを投入。
そんなことをしていると、短めに茹でているパスタが茹で上がるので、今度はパスタも投入。

トングで混ぜながらアルデンテにしていくので、2回目の茹で汁を入れて、いい感じに水分がなくなって来たら完成。
一度味見をして、塩分が足りないと思ったらさらに茹で汁を追加。アルデンテになる前に塩分を確定させておくと良いです。
最後にエクストラバージンオリーブオイルを回しかけて完成!
「2種類の切り方で食べるアスパラガスのあさりパスタ」完成です!

どうでしたでしょうか?
作り方をじっくり追ってきましたが、今後もうちベジではじっくりレシピをご紹介していく、じっくりレシピシリーズもやっていこうと思っています。
ぜひ皆さんも作ってみてくださいね。