冷えからくるお腹の不調を整えて寒さを乗り切ろう
冬は陰の気が強まり、1年で最も寒くなる季節。
生物が冬眠するように、人も春に備えてエネルギーを消耗せず蓄える時期です。
猛暑の夏を過ごし、ゆっくりと進んだ秋から急に冬の到来を感じる今日この頃。
だんだんと寒さが増して、お腹の調子を壊していませんか。
そんなときにおすすめのドリンクレシピ「にんじんとりんごのホットジンジャースムージー」をご紹介します。
【レシピ】にんじんとりんごのホットジンジャースムージー
にんじんもりんごも優しく胃腸を整える食材。しょうがは冷えてお腹の調子が悪いときや、吐き気があるときなどにぴったりで、はちみつの優しい甘さには痛みを緩和する力があります。
ホットスムージーでお腹を整え、寒さを元気に乗り切りましょう。
作り方
1. りんごとにんじん各1/2個をすりおろして小鍋に入れる。あればレモン汁を少々混ぜる。(変色止めのため)
2. 水分量に合わせてお好みで水を足し、火にかけて温まったらカップに移す。はちみつとおろししょうが各少々を加えたら完成。
冬の大切な養生は冷えと乾燥対策
冬は、寒さから血行不良になり、肩こりや生理痛などの不調が起きたり、乾燥がさらに進むことによる不調も起きがちな季節です。
そこで大切になってくるのが、冷えと乾燥対策。
寒さで腎(じん)が弱ると、足腰の筋力低下や頻尿などの尿トラブル、記憶力の低下など、老化による不調が生じやすくなります。腎の衰えを感じたら、五味の中から海藻や貝類のような塩辛い鹹味(かんみ)、五色の中からわかめや黒ごま、黒きくらげ、黒豆、黒米などの黒い食材を取り入れましょう。
記事監修・レシピ考案:国際中医薬膳管理師 久保奈穂実
国際中医薬膳管理師。漢方アドバイザー。成城漢方たまりで年間約2000人の漢方相談・薬膳講師を行う。女子美術大学造形科卒業。芸能・音楽活動を行い、ハードな生活で身体のバランスを崩す。漢方薬に助けられた経験から興味を持ち、イスクラ中医薬研修塾にて中医学を学ぶ。SNS にて発信するやさしい養生知識や、カンタン薬膳レシピが大人気。総フォロワー約12万人。
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