出典 : @zenshiroh_zenzen

お気に入りの器を探しに!初心者さんも食器好きも必見「陶器市の楽しみ方」

器好きの方々が毎年楽しみにしているイベントといえば「陶器市」。作家さんの新作や一点もの、お買い得品など、自分好みの器をワクワクしながら散策できるのも魅力。今回はゴールデンウィークに開催された3つの陶器市とお気に入りの器と料理を楽しむ暮らしをご紹介します。初心者さんも、食器が好きな方にも必見の情報が満載です。

素敵がいっぱい、陶器市の歩き方

有田&波佐見へ

九州が誇る2大陶磁器産地、佐賀県有田町長崎県波佐見町。県境に位置する2つの町では、毎年ゴールデンウィークに陶器市が開催されます。

ご実家が有田焼の窯元をされていて、年に1回の陶器市を全力で楽しんでいるという@ayao_kj22さん。Instagramに投稿されている有田&波佐見陶器市の歩き方をご紹介します。

シャトルバスが便利

有田と波佐見を両方満喫するために活用したいのが、陶器市期間中にJR有田駅近くから出ているシャトルバス。1日乗車券を購入すると2つの陶器市を行き来することができ、約15~30分おきに運行していてとても便利。

また毎日運行している乗合タクシーにも1日乗車券があるので、いつ訪れても両方をはしごしながら楽しめます。

有田・波佐見乗合タクシー  運行のお知らせ | 長崎県波佐見町観光協会

波佐見陶器まつり

「波佐見陶器まつり」のメイン会場は、世界でも珍しい野外博物館「世界の窯広場」がある波佐見やきもの公園。

約150店の窯元・商社が出店しており、鋳込みや絵付(有料)など焼き物の産地ならではの体験コーナーも。大型テントが設置されているので、雨の日でも安心して楽しむことができます。

波佐見陶器まつり|Instagram(@hasami_porcelain_fes)
波佐見焼の歴史|波佐見陶磁器工業協同組合(公式ホームページ)

シンプルでありながら見た目の美しさと高い耐久性を兼ね備えた波佐見焼は、丈夫で割れにくく、比較的お手頃価格で販売されており日常使いしやすい陶磁器として人気です。

洗練されたデザインと落ち着いた色合いが魅力的な波佐見焼のテーブルウェアブランド「HASAMI PORCELAIN(ハサミポーセリン)」や、持ち手がうねうねと曲がったデザインの木製カトラリーも会場内で購入可能とのこと。アウトレット価格での販売、気になりますね。

有田陶器市

400年以上の歴史を誇る日本最古の磁器の産地で開催される「有田陶器市」

JR有田駅~JR上有田駅までの約4kmにわたるメインストリートには、400店舗以上の陶器店が並んでおり、国内外から約120万人が訪れる日本最大級の陶器市です。

有田陶器市
有田焼について | 佐賀県陶磁器工業協同組合|伝統的工芸品、伊万里焼・有田焼窯元の組合公式サイト

透き通るような白磁に華やかな色絵や繊細な絵付けが施されている有田焼は、磁器の中でも硬度が高く、耐久性に優れているのが特徴。普段使いの器から美術品まで幅広く作られており、長年にわたって愛されています。

有田焼以外にも全国から様々なブランドが出店している陶器市では、気になる作家さんの新作や1点もの、お買い得品など偶然の出合いがあふれていて歩いているだけでワクワク。

「どれもかわいいので気に入ったものはすぐに買うのがおすすめ」と@ayao_kj22さん。ゆっくり散策しながら、お気に入りを探してみてください。

益子陶器市へ

栃木県益子町で毎年春のゴールデンウィークと秋の11月3日前後に開催される「益子陶器市」

お気に入りの器を日常的に楽しむ素敵な暮らしぶりをInstagramで紹介されている@zenshiroh_zenzenさん。毎年訪れているという益子陶器市の見どころと今年出合った器や道具をご紹介します。

益子陶器市
益子焼の歴史 – 益子焼協同組合

ぽってりした厚みと素朴で自然な風合いが特徴の益子焼。約50店舗と600以上のテントが立ち並ぶ陶器市では、伝統的な益子焼をはじめ、皿やマグカップ、ポットなどの日用品、美術品も多く販売されています。

「よしざわ窯」は花や鳥、動物、植物などをモチーフにした手作りの温かみが感じられるデザインが人気を集めている益子焼の窯元で、ファンの方も多いのではないでしょうか。(おうちごはん編集部の私も愛用者の一人です。)

窯元の職人さんとの会話を楽しみながら、自分好みの器を見つけられるのも陶器市ならではですね。

今年の戦利品はこちら

今回購入したものは
鈴木しのぶさんの水切りコランダーと
佐々木まいこさんの赤のラインが
くるくるしてる器と
加藤あいさんの小皿と
吉田麻衣子さんの小鉢と
あとは古道具をちょこっと。

出典:Instagram(@zenshiroh_zenzenさん)

今年の益子陶器市でお気に入りに仲間入りした器と道具たち。

「まるで統一感なしの今回の戦利品ですが好きなものばかり♡」と@zenshiroh_zenzenさん。どの作品も日常に寄り添ってくれそうな、ほっこりやさしい雰囲気でとっても素敵ですね。

Instagram(@zenshiroh_zenzen)

お気に入りの器で、食卓を彩り豊かに

素敵な器に盛り付けられた料理の数々。まるでカフェのような@vin.nya.1104さんのおうちランチに使われている食器はもちろん、お花が飾ってある小さなピッチャーもカトラリーレストも益子陶器市で購入されたものだそう。

往復弾丸380キロ運転してゲットして来ました。大変な思いをして入手できたので大事にしないとです。

出典:Instagram(@vin.nya.1104)

作家さんへの想い、器のある暮らしを心から楽しんでいる様子が伝わってくる@vin.nya.1104さんの食卓。好きなものに囲まれていると心地よくて、自然と笑顔になれそうですね。

今回はゴールデンウイーク中に行われた陶器市をご紹介しましたが、全国各地では陶器の産地を中心に年間を通して陶器市が開催されていますので、お気に入りの器を探しに出かけてみてはいかがでしょうか。

全国大陶器市 | Japan's Pottery Market

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