パスタの種類とソースの関係
パスタは、大きく分けてロングパスタとショートパスタの2つに分類されます。
日本人になじみ深いスパゲッティは、ロングパスタの代表格。オイル系や軽めのソースがよく合います。
一方、ショートパスタはマカロニやペンネなどで、形状が豊富でソースが絡みやすく、クリームソースや濃厚なソースと相性抜群です。
さらに、ニョッキやラザニアのように、どちらにも当てはまらないものもあります。
「ローマ三大パスタ」って知ってる?
イタリア屈指のパスタの聖地であるローマには、「ローマ三大パスタ」と呼ばれるパスタ料理があります。ローマやローマ周辺が発祥といわれる「カルボナーラ」、「アマトリチャーナ」、「カチョ・エ・ぺぺ」がそれにあたります。
3つとも世界的に知名度が高く、よく食されている人気のパスタ料理。それぞれの特徴とおうちでも楽しめるおすすめレシピをご紹介します!
カルボナーラ
日本で「カルボナーラ」というと、生クリームや牛乳を使用した濃厚なソースが定番ですが、本場イタリアのカルボナーラは生クリームを使用しません。
本場のレシピは、卵、チーズ(主にペコリーノ・ロマーノ)、グアンチャーレ(豚ほほ肉の塩漬け)やパンチェッタ(豚ばら肉の塩漬け)、そしてたっぷりの黒胡椒が使われています。
@taverna_6624さんの「ローマ風カルボナーラ」も生クリームや牛乳は使用せず、卵とチーズで仕上げる濃厚なひと皿。本格的な味わいでありながら、簡単で失敗することがほとんどないレシピなのだとか。
こってりとしたソースには、スパゲッティよりやや太めのヴェルミチェッリやスパゲットーニがよく合いますよ。
アマトリチャーナ
「アマトリチャーナ」は、ローマ近郊のアマトリーチェという町の名前からついたパスタ料理。カルボナーラと同じくグアンチャーレとペコリーノチーズを使い、そこにトマトを加えて作ります。
トマトを抜くと「グリーチャ」と呼ばれるパスタ料理になり、「グリーチャ」を加えて「ローマ四大パスタ」と呼ぶこともあるそう。
@tomoki_kitchenさんのレシピは、ベーコンと粉チーズという身近な材料を使いながらも味わいは本格派。その秘密は、ソースをしっかりと焦がすことで、重厚感が増し旨みがアップするのだとか。お店クオリティーのおいしさをぜひご賞味あれ。
カチョ・エ・ぺぺ
イタリア語でカチョ(cacio)とはチーズ、ペペ(pepe)は胡椒という意味で、「カチョ・エ・ぺぺ」は、ペコリーノチーズと黒胡椒をパスタに和えたシンプルなパスタ料理です。
使うパスタはスパゲッティなどのロングパスタが定番。代表的なのは、太く四角い形の生パスタ・トンナレッリですが、茹で方にコツがいるので、乾燥パスタの方が作りやすいかもしれません。
@washi_k1111さんのレシピはバターも加えることで、ソースがなめらかに乳化し、失敗知らず。濃厚な風味が加わってリッチな味わいに仕上がりますよ。
個性豊か!いろいろなパスタを作ってみよう
ミートボールスパゲッティ
宮崎駿監督が手掛けた長編アニメ映画『カリオストロの城』やディズニー映画『わんわん物語』に登場した「ミートボールスパゲッティ」。ミートボールがごろごろと入ったトマトソースのパスタに、憧れた方も多いのでは?
実はこちらのパスタ料理、「スパゲッティ・ウィズ・ミートボール(spaghetti with meatballs)」という名のイタリア系アメリカ料理なのだとか。
@asuca_kitchenさんのレシピは、フライパンひとつで作れるからとっても簡単。ふっくらとしたミートボールに濃厚なトマトソースが絡んで、食べ応えも抜群です!
じゃがいものジェノベーゼ
ジェノベーゼは、バジルやにんにく、松の実、オリーブオイルなどを混ぜて作られたソースのこと。合わせるパスタは、断面が楕円形のリングイネが定番です。
@nogi_gohanさんの「じゃがいものジェノベーゼ」は、ジェノベーゼソースを手軽に作れるよう、松の実の代わりにカシューナッツを使用しています。にんにくは生のままではなく、オイルでじっくり香りを移してから使うのがポイントです。
ジェノベーゼソースができたら、あとは茹でたパスタとじゃがいも、削ったパルミジャーノと和えるだけ。じゃがいものほくっとした甘みも加わって、満足感のあるひと皿に仕上がりますよ。
ゴロッとサーモンの濃厚クリームパスタ
生クリームをベースとしたクリームソースは、濃厚で滑らかなテクスチャーが特徴。リッチな風味が楽しめて、特にシーフードや鶏肉との相性が抜群です。
@nogi_gohanさんの「ゴロッとサーモンの濃厚クリームパスタ」は、大きめに切ったサーモンを合わせて。白ワインも加えることで、奥行きのある味わいに仕上がります。
パスタは、平打ちのロングパスタ・フェットチーネを使用。もちもちとした食感でソースとの絡みが良く、濃厚なソースによく合います。仕上げに振りかける黒胡椒は、多めがおすすめです!
アラビアータ
唐辛子のピリッとした辛さに加え、にんにくとトマトの旨味を楽しめるアラビアータ。
@more_recipe2028さんは、端が斜めにカットされた筒形のショートパスタ・ペンネを使って「ペンネ・アラビアータ」に。
おいしく仕上げるコツは、「トマトペーストを少し焼く」こと。そうすることで酸味が飛んでコクが出るそう。
また、パスタの茹で汁をお玉1.5杯分ぐらい入れるのもポイント。しっかり乳化させることで、お店のような濃厚な味わいに近づきますよ。
なすとほうれん草のラザニア
平たいシート状のパスタ・ラザニア。そのパスタを使って、ミートソースやベシャメルソースをミルフィーユ状に重ねてオーブンで焼くイタリア料理のことも「ラザニア」と呼びます。
@maso__mogさんの「なすとほうれん草のラザニア」は、手作りのミートソースとベシャメルソースにほうれん草やなす、ラザニアやチーズを重ねて焼き上げます。
とろ〜りチーズと濃厚なソースがたまらないおいしさで、お肉も野菜もとれてボリューム満点! 見た目も華やかなので、パーティーやおもてなし料理にもぴったりです。
なすとひよこ豆のクスクス
北アフリカや中東で広く食べられている粒状のパスタ・クスクス。世界最小のパスタともいわれていて、蒸して煮込み料理と一緒に食べるほか、スープやサラダの具材としても人気です。
@yukosobさんの「なすとひよこ豆のクスクス」は、シチリアで食べた味を再現したもので、蒸したクスクスになすとひよこ豆のトマト煮を添えた料理です。
トマト煮にはコリアンダーやクミンといったスパイスを使用し、エスニックな香りがふわり。クスクスとよく混ぜ合わせて召し上がれ!
フィデウア
フィデウアは、スペイン・バレンシア州やカタルーニャ地方発祥の料理で、お米の代わりにパスタを使って作るパスタのパエリアです。
今回は、おうちごはんのコラム『ぐっちのおさけじかん』が好評なぐっちさん(@gucci.tckb)のレシピをご紹介!
一見、作るのが難しそうに見えますが、基本的に炒めて煮込むだけです。パスタはロングパスタ(1.7mm)を2cm程度の長さに折って使用。具材は有頭えびとあさりを使用していますが、チキンでもポークでも何でもOKなので、気軽に試してみてくださいね。
まだまだある!世界のパスタ料理
世界にはほかにも個性あふれるパスタ料理がたくさんあります!
エジプトの国民食といわれている「コシャリ」は、お米にパスタ、豆などを1つの器に盛り、トマトソースやガーリックビネガー、フライドオニオンをかけて食べる料理です。
また、インドネシアやマレーシアのピリ辛チリソース「サンバル」をパスタに合わせた「サンバルパスタ」や、コチュジャンの辛さを効かせた濃厚な味わいの「韓国ロゼパスタ」など、自国の調味料とパスタを融合させたフュージョン料理も。
そして、日本発祥のパスタといえば、茹でたスパゲッティを具材とともにトマトケチャップで炒めた「ナポリタン」ですよね! 戦後アメリカ軍によって持ち込まれたケチャップ味のスパゲッティがルーツとされていて、本場イタリアのナポリにはナポリタンと呼ばれる料理はありません。
ぜひこの機会に、いろいろなパスタ料理を楽しんでみてくださいね!