
鬼まんじゅうって知ってる?
「鬼まんじゅう」というワードを初めて知ったという方もいるかもしれません。
というのも、鬼まんじゅうは東海地方でよく食されているお菓子のことなんです。名古屋には鬼まんじゅうが有名な梅花堂というお店もあるほど。
銘菓という言うと高級な感じがしますが、お店で買っても150円程度もしくはもっとお安く手に入る庶民の味のお菓子。鬼まんじゅうはおうちで簡単に作れるので東海地方以外のみなさんも、東海地方で人気の鬼まんじゅうをおうちおやつに手作りしてはみませんか?
基本の材料はさつまいも・小麦粉・砂糖の3つ
使用する基本の材料はとてもシンプル。さつまいも・小麦粉・砂糖の3つだけです。レシピによって塩やベーキングパウダーを使う場合もあるようです。さつまいもの皮を剥くかどうかで仕上がりの色合いも変わってくるので、仕上がりのイメージに合わせてみて下さい。
特徴はもっちりした食感とごつごつした見た目
鬼まんじゅうの特徴はおまんじゅうのもっちり食感とさつまいもの角切りのごつごつした見た目です。もっちり食感を出すためにはホットケーキミックスで代用せず小麦粉を使うのがよいそうなので、食感にこだわりたい場合は小麦粉で作ってみるのがおすすめです。
鬼まんじゅうを手作りしてみよう
基本の材料+塩だけ。ほどんどおうちにあるようなものでOK
1.サツマイモは両端を切り、皮を剥いて1センチ角に切る
2.海水程度の塩水を作り、切ったサツマイモを2時間くらい漬けておく(アク抜きと甘さをひきだすため)
3.サツマイモをザルにあげ、1時間くらい水切りをする
4.サツマイモをボウルに入れ、砂糖を加え、全体になじませて、1時間くらい放置し水分を出す
5.小麦粉を加え(ダマにならないようふるったほうが良い)粉っぽさがなくなるまでよく混ぜる
6.蒸し器にクッキングペーパーを敷き、その上にスプーンで形を整えながら5の生地を乗せ、12分蒸す
鬼まんじゅうはさつまいもの美味しさが味のポイントになるので、さつまいもの下ごしらえは無視せずしっかり踏んでおきたい工程ですね。あく抜きと水きりに時間がかかりますが、前日のうちに下ごしらえを終わらせておくなど工夫しておくといいかもしれません。
また、蒸し器がない!蒸し器を使うのが面倒!という場合はオーブンのスチーム調理を利用したり、フライパンに水を張って蓋をして蒸す環境を作ってみて下さい。フライパンで蒸す場合はシリコンカップなどにタネを乗せれば水にタネが浸ることなく火を通せます。
さつまいもの種類にこだわってみるのもおすすめ
こちらの美味しそうな鬼まんじゅうには安納芋が使用されています。安納芋と言えば糖度が高くねっとりとした食感が人気のさつまいもの品種です。さつまいもの美味しさがダイレクトに出る鬼まんじゅうだからこそ、使用するさつまいもにこだわって作ってみるのも楽しいですね。
日本茶を用意してほっこり大人のおやつタイム
鬼まんじゅうは甘さが際立つおやつなので渋みのある日本茶をお供に味のバランスのとれた組み合わせにするのもおすすめ。お子様は牛乳や渋みの少ない麦茶などをお供にするのもいいですね。親子で作っても楽しく家族で味わえる優しい味の鬼まんじゅう。魅力がいっぱいですね!
初めて知った人も鬼まんじゅうをおうちおやつの定番に
さつまいも以外はおうちにあるような材料で作れる鬼まんじゅう。砂糖をきび砂糖や黒糖にしたりさつまいもの品種にこだわったり、小麦粉を米粉にしてみたりとアレンジも楽しめます。
こんな風にせいろを使って本格的に蒸すのも楽しそう!初めて鬼まんじゅうを知った人も、是非おうちおやつに鬼まんじゅうを候補にして、楽しく手作りしてみて下さいね。