家にあるもので手軽にあの味に!松橋周太呂さんの簡単おいしい15分レシピ

”家事えもん”こと、松橋周太呂さん考案のお手軽レシピ「沖縄風そば」と「ハンバーグふりかけ」を特別にご紹介します!松橋さんへのインタビューでも度々登場した一押しレシピです。おうちにあるもので手軽においしく作れるアイデアに溢れたレシピたち。作る時のコツやワンポイントアドバイスもたっぷり教えていただきました。

“家事えもん”こと、松橋周太呂さんのおすすめレシピ

これまでおうちごはん編集部が3回にわたってお伝えしてきた”家事えもん”こと、松橋周太呂さんインタビュー。今回は、インタビューの中でたびたび出てきたお手軽再現レシピに注目し、詳しくお伝えします。そのレシピとは以下の2つ!

【1】鶏がらスープの素で簡単「沖縄風そば」レシピ
【2】アレンジ自在「ハンバーグふりかけ」活用レシピ

……その前に、インタビューをまだご覧になっていない方は読んでみてくださいね。

料理上達の秘訣とは?/家事えもんこと松橋周太呂さんインタビュー・前編
お金をかけないおもてなしのコツ/家事えもんこと松橋周太呂さんインタビュー・後編
教えて、家事えもんこと松橋周太呂さん! 読者の家事の悩みに答えてもらいました

それでは、あっと驚くアイデアに溢れた松橋さんレシピをご紹介します。スタート!

鶏がらスープの素で簡単に!「沖縄風そば」

あの沖縄そばが、鶏がらスープの素でおうちでも簡単に再現できちゃいます。

材料(1人分)

・麺(今回は『マルちゃん正麺』を使用)……1人前
・アサツキ(青ネギ)……適量
・笹かまぼこ……1個
・紅生姜(今回は『岩下の新生姜』を使用)……適量

<ラフテーもどき(2人前)>
・豚バラ……200g
・しょうゆ……大さじ1
・みりん……大さじ1
・砂糖……大さじ1/2

<沖縄そばスープ(1人前)>
・お湯……300ml
・和風顆粒だし(今回は『ほんだし』を使用)……小さじ1
・鶏がらスープの素……小さじ1
・しょうゆ……小さじ1/3
・みりん……小さじ1/2
・塩……ひとつまみ

作り方

<ラフテーもどきを作る>
1. 耐熱皿にしょうゆ、みりん、砂糖を混ぜタレを作る。
2. 豚バラ肉を1で作ったタレにくぐらせて味を行き渡らせ、少しずらして重ねながら広げる(下の写真左)。
3. 2の豚バラ肉をじゃばら状に織り込み、グッと押さえて形を作る。爪楊枝で固定して、タレの残る耐熱皿に肉を入れる(下の写真右)。
4. 電子レンジ600Wで1分30秒加熱する。加熱ムラが出るので、一度取り出し、ひっくり返してさらに1分加熱する。取り出し切り分ければ完成。

※豚バラをタレにつけながら織り込むことで、長時間煮込んだ角煮の味の染み込みに近づけられます!

<沖縄そばスープを作る>
5. 器に、鶏がらスープの素、和風顆粒だし、塩、しょうゆ、みりんを入れ、お湯を注ぐ。

<仕上げ>
6. 袋麺の表記通りに麺を茹であげたら、沖縄そばスープが入った器に入れ、ラフテーもどきや紅生姜、アサツキなどのトッピングをのせたら、沖縄風そばの完成!

松橋さんからのワンポイントアドバイス

「麺は『マルちゃん正麺』を使っていますが、普通の生ラーメンでも、うどんやそうめんも合いますのでアレンジ自由!

トッピングの笹かまぼこが沖縄のかまぼこに食感などが似てるなぁと思っています。生姜は『岩下の新生姜』だとよりさっぱりします。

沖縄そばのスープは、豚骨や鶏がらと魚介のカツオのだしのダブルスープが多いのだそう。おうちで簡単に揃うダブルスープは鶏がらと和風顆粒だしがあれば大丈夫。これだけでかなりあのスープの味に近づきます!」(松橋さん)

アレンジ自在!「ハンバーグふりかけ」でロコモコ丼

続いて、アレンジが効く「ハンバーグふりかけ」を使ったロコモコ丼を紹介します。

材料(1人分)

・合挽き肉……100g
・玉ねぎ……40gくらい
・バター……3gくらい
・ケチャップ……大さじ3
・しょうゆ……大さじ1
・中濃ソース……大さじ1
・キャラメル……1~2個
※今回は『森永ミルクキャラメル』を使用。他のメーカーでも出来るので分量の目安に!
※甘めのコクのある味付けが好きな方は2個、甘さ控えめの割とさっぱりが好きな方は1個にしてみてください。

・卵……1個

・ごはん……1膳分

作り方

1. 耐熱ボウルの内側に、合挽き肉をスプーンの背で押し付けながら広げる。

※こうすることで、合挽き肉が集まってまとまり、そのまま火が入って固まる。こねていないのにハンバーグのような食感が味わえる。

2. 1のボウルにケチャップ、しょうゆ、中濃ソース、キャラメル、みじん切りにした玉ねぎを入れ、ラップをして600Wの電子レンジで4分加熱する。

※砂糖を焦がして作るお菓子のキャラメルを入れることで、玉ねぎを炒めなくても香ばしさが加わり、さらに甘みとコクが加わります。

3. 2のボウルを加熱している間に目玉焼きを焼いておく。
気持ち多めの油(大さじ1ほど)をひき、十分にフライパンを熱したら、卵を落とす。蓋はせず、中火で火を通す。

※きれいな目玉焼きを作る方法
蓋をすると黄身に膜が張ってしまうので注意。油を多めにして焼くことで白焼き目がこんがりと付いた白身に仕上がり、旨味になる。

4. 電子レンジから取り出したら、バターを入れて混ぜる。ボウルの内側にくっつけている合挽き肉は崩してしまわずに、溜まっているソースだけを混ぜ、かたまりになっている肉は食感を残すようにする。

5. 器にご飯を盛り、このハンバーグふりかけとタレ、目玉焼きをのせたらロコモコの完成。

松橋さんからのワンポイントアドバイス

「このハンバーグふりかけはとにかくアレンジが効きます。
ラー油を加えるだけで麻婆豆腐風になり、長ネギみじん切りを加えればより風味も似ます。レンチンした豆腐にのせればまさに麻婆豆腐!
さらに、ハンバーグふりかけにカレー粉を混ぜれば、キーマカレー風にもなりますし、パスタにかければミートソースパスタに変身です!」(松橋さん)

おうちにあるもので手軽においしく

編集部スタッフも実際にこのハンバーグふりかけでロコモコ丼を作ってみたのですが、本当に簡単においしくできました!

特に、耐熱ボウルの内側に肉を押し広げることで均一に早く熱が入って加熱時間も短くて済みますし、飴色玉ねぎを作らなくてもキャラメルで近い味を出せることには驚きでした。冷凍ご飯を解凍する時間を入れても15分以内で完成するなんて!
これなら「忙しいけれどちゃんとごはんを作って食べたい」という時にぴったりです。

じっくり料理をする時間が取れなくても、ちょっとしたコツで本物に近い味は出せる。
松橋さんのレシピには、日々の家事をちょっと楽に、前向きにしてくれるアイデアに溢れていました。

ぜひみなさんも試してみてくださいね。

(text by やん)

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