
簡単だけど手抜きなし!ちゃみさんの笑顔になる、おうちごはん
プロフィール

ちゃみ(北原一希)
料理研究家
愛媛県の最南端にある愛南町という小さな田舎町の出身です。自然に囲まれた中で、魚釣りをしたり、山で山菜を採ったりしながら育ちました。料理も昔からやっていて、自然と好きになっていました。
18歳の頃、関西に移って9年間過ごし、今は東京に住んでいます。24歳になる前にイタリアンで働くようになり、本格的に料理を始めました。
イタリアン、パスタ屋、カレー屋、和食屋で働いて身に付けた技術とアイデアをみなさんと一緒に共有して、喜んでもらえる料理を作っていきたいです。
Instagramアカウント:@kchanmink

――Amazon Prime Videoで今夏より配信された「バチェロレッテ・ジャパン」シーズン1で、男性参加者17人の一人としてご出演されたちゃみさん。番組を見てちゃみさんのことを知った方も多いと思うのですが、出演してみての感想を聞かせてください。
僕自身、「人」が好きなので、「バチェロレッテ・ジャパン」に参加していろんな「人」というのを知りたかったんですよね。
参加したことで、自分の良いところも悪いところも見つめ直すことができたし、成長することができたと思います。みんなと出会えたことに感謝です!
料理も誰かのために作るという気持ちは「人」とリンクしているので、あらためて「人」を好きになれました。
――男性参加者同士が仲良さそうで微笑ましいです。番組でのキャッチフレーズは「笑顔と手料理にかける男」でしたね。まさにぴったりだと思いました!
ありがとうございます! 僕は昔から良く笑うので、「ちゃみ」っていう愛称もチャーミングを略して「ちゃみ」になったんです(笑)。
料理は、小学校低学年ぐらいの時からおばあちゃんのお手伝いで、魚をさばいたり、食材を切ったりしていました。僕は母子家庭に育った一人っ子で、母とも週に一回しか会えなかったんですよね。
ある日、母にサプライズで親子丼を初めて作ったら、泣きながら食べてくれたんです。その時、母から「将来あんたは料理人になりなさい」と言われたことがずっと頭に残っていて。それで5年前から料理を職にしました。
――すてきな思い出ですね……。「バチェロレッテ・ジャパン」の中でも「親子丼」をはじめ、ちゃみさんの手料理が披露されていますが、公開後、周りからの反響はいかがですか?
思い出の親子丼は、番組の公式Twitterでレシピを公開したら、かなり反響がありました。
🍳ちゃみの恋愛ご飯♡🍳
— バチェロレッテ配信中🌹バチェラー・ジャパン公式 (@BachelorJapan) October 25, 2020
\萌子さんも食べた💕/
◤思い出の親子丼◢
気になるあのレシピを
#北原一希 さんに聞きました🙌
ちゃみ’s POINT★
鰹出汁が面倒だったら粉末タイプでもok◎
京都の名産、柚子山椒などかけるともっと上品な親子丼になるので個人的にはオススメ◎#バチェロレッテ pic.twitter.com/jy0TExHnBB
Instagramのストーリーでもフォロワーさんが「作ったよ~」と投稿してくれて。みんなに自分の料理を食べてもらえていると思うと、うれしくてたまりません。
できるだけ分かりやすく簡単に、でも手を抜かない。そんなレシピをこれからも作り続けたいなと思っています!
――早速、こちらの親子丼を作ってみようという方も多いかと思います。作る上でのポイントは?
卵を入れる前に煮詰めすぎると出汁が濃くなって味がにごってしまうので、あわてずゆっくりやることです。
それと、卵を半分入れたら、鍋を揺らして卵を全体にいきわたらせます。火がある程度入ったところで残りの卵を入れてふたをすると、ふわとろの親子丼になりますよ。
みなさんからは「優しい味」「今まで作った親子丼で一番」などなど、うれしいお言葉をいただいております。
――最近のおうちごはんについても気になるのですが、普段はどんな感じで料理をされていますか?
「今日は何作ろう~?」っていう感じで、思い付きで作っています。
自分用に作っているので、誰かに食べてもらうとなると、もっとおいしいんだろうなと思っています。料理は本当に気持ちです!
――たしかに、気持ちを込めて作ってもらった料理っておいしいですよね。なかでも得意な料理は何ですか?
そうですね……。肉じゃが、スパイスカレー、天ぷら、パスタ、チャーハンといったところです。
――和洋中、何でもいけちゃう感じですね。料理をしながら意識していることや、心がけていることはありますか?
昔は手を抜いちゃうことがあったんですけど、和食屋で働いていた時に料理長に怒られまくったら、自然と手を抜くことがなくなっていました。
今では手を抜かないのが当たり前になっているので、その時の料理長には感謝しています。めちゃくちゃ厳しいお方でした……(笑)。
あとは、食べてもらう人のことを思って作ることを忘れずに! 料理は愛です♪
――では、料理をするモチベーションは?
朝起きたらハミガキをするのと一緒の感覚で、当たり前に料理をやっている感じです。
特に、料理本とかInstagramで料理情報を見ると、今すぐ料理したいって思います!
――Instagramでは、ちゃみさん自身も料理情報を発信されていますよね。料理の写真がどれもおいしそうなのですが、撮影する際に気を付けているポイントなどがあれば教えてください。
全部iPhoneで撮影しています。
なるべく日中に撮っていて、上からの角度で自然光が全体に当たる場所で撮ってます!
自然光があれば基本キレイに撮れますよ。
――盛り付けのコツはありますか? 参考にされているものがあれば教えてください。
毎日、Instagramなどで誰かが作った料理をチェックしていて、『この盛り付け良いな』と思ったものは保存しています。
料理の雑誌などを見て、『こういう盛り付けしたい!』と思うこともあります。『今すぐやりたい!!』と我慢できなくなって、実際にやり始めることも多々ありますね(笑)。
――本当に料理がお好きなんですね(笑)。もうすぐクリスマスですが、思い出に残っているクリスマス料理はありますか?
当時、付き合っていた彼女に自宅でクリスマスディナーのコース料理を作りました!
前菜、サラダ、スープ、メイン、パスタ、デザートも作ってたので、仕込みにすごく時間がかかったのを覚えてます……(笑)。その中で作ったアオリイカのリゾットが一番好評でした◎♪
その後にクリスマスプレゼントを渡したら、めちゃくちゃ喜んでましたね。
――それは彼女にしたら、最高のクリスマスですね! 12月16日(水)には、おうちごはんのInstagramでちゃみさんとコラボしてLIVE配信を行なう予定です。そこではクリスマスディナーとして「ビーフストロガノフ」を作っていただきますが、そのほかに作ってみたい料理はありますか?
クリスマスにパスタを作るなら、やっぱりトマト系かクリーム系かな。クリーム系だと、今が旬の鱈を使うとか。トマト系なら僕はボロネーゼかなと思うので、パンチの効いたボロネーゼと赤ワインを一緒に楽しみたいですね♪
そのほかに今後、おうちごはんで作ってみたいものは魚料理。さばいて南蛮漬けにしたり、香味系のタレをかけたり、煮付けにしたり。あとはやっぱり、親子丼です。
――今月から、おうちごはんでちゃみさんの連載「ちゃみのごはん」が始まります。読者のみなさんにどんな情報を届けていきたいか教えてください。
シンプルなものから豪快なものまで、さまざまな料理を紹介していきたいです。
見た人に「どうやって作るの?」って興味をもってもらったり、「手を抜かず手間ひまかけて作った料理ってこんなにもおいしいんだ!」って思ってもらえたり。
そういうワクワクするような料理レシピを発信していきたいと思います。料理の楽しさを一緒に分かちあいましょう!
ありがとうございました!
質問の1つ1つにとても丁寧に答えてくれた、ちゃみさん。その言葉の端々から「料理が大好き」という熱い思いが伝わってきます。そして、笑顔が本当にチャーミング!
新連載「ちゃみのごはん」でも、ちゃみさんの料理の魅力をたっぷりとお届けしていきます。
どうぞお楽しみに!

12/16(水)におうちごはん×ちゃみのLIVE配信を開催!
今回インタビューにご協力をいただいたちゃみさんが、なんとおうちごはんのInstagramによるLIVE配信に登場!
クリスマス間近ということで、おうちで作るクリスマスディナーにぴったりなメニューとして「ビーフストロガノフ」の作り方を教えていただきます。

LIVE配信では、ちゃみさんに色々とお話をいただきながら、実際にビーフストロガノフを作っていただく予定です!
コメント等も大歓迎なので、ぜひ当日の配信をご覧いただきながら、ちゃみさんへの質問やコメントをどしどしいただければと思います!
配信日:2020年12月16日(水)20:00~21:00
@ouchigohan.jpのアカウントより配信予定です。どうぞお楽しみに!